2011/1/12

チェコ・スロバキア

チェコ電子商取引市場、2010年に22%拡大

この記事の要約

チェコの電子商取引(Eコマース)業界団体APEKの推定によると、同国の2010年のネットショップ売上高は330億コルナとなり、前年を60億コルナ上回った。今年もさらなる成長が見込まれる。\ 書き入れ時のクリスマス商戦だけ […]

チェコの電子商取引(Eコマース)業界団体APEKの推定によると、同国の2010年のネットショップ売上高は330億コルナとなり、前年を60億コルナ上回った。今年もさらなる成長が見込まれる。

\

書き入れ時のクリスマス商戦だけで予想の110億コルナを大きく上回る130億コルナを達成し、前年実績から40億コルナ増加した。ただ、店舗による差は大きく、中には売上が減少したところもある。

\

チェコでもEコマースの人気は急激に上昇しており、特に電気製品、家庭用機器、衣類、書籍、化粧品の人気が高い。(1)一般店舗よりも価格が安い(2)自宅から注文でき、時間の節約になる――といった利点が受けているようだ。(1)についてAPEKは、消費者が金融危機に端を発する不況で倹約を迫られている事実を指摘する。注文1回あたりの購入額は下降しており、2,500コルナ前後の注文が最も多いという。

\

ネット店舗数も伸び続けている。最近では、家電量販店のDatartやElectro Worldなど、対面販売を行ってきた販売業者がEコマースに手を広げるケースが増加。家具でもAsko Nabytekがすでにネット販売事業を立ち上げ、競合のSconto Nabytekは今春スタートを計画する。スポーツ用品のHervisもネット販売を準備中だ。(1CZK=4.41JPY)

\