2011/1/12

チェコ・スロバキア

2010年商業用不動産取引、17%増

この記事の要約

チェコの2010年商業用不動産取引額は6億6,600万ユーロで、前年比17%増と大きく伸びた。英不動産コンサルティング会社キング・スタージの調査によると、取引全体の71%がチェコとスロバキアの投資家によるもので、外国企業 […]

チェコの2010年商業用不動産取引額は6億6,600万ユーロで、前年比17%増と大きく伸びた。英不動産コンサルティング会社キング・スタージの調査によると、取引全体の71%がチェコとスロバキアの投資家によるもので、外国企業による投資は低調だった。同社は今年の見通しについて、外国企業の投資が再び活発化し、昨年に続いて活況になると予想。保守的観測では6~7億ユーロだが、10億ユーロに達する可能性も示唆している。現地通信社CTKが報じた。

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チェコの不動産開発大手CPIグループの投資額は2億9,200万ユーロにのぼり、全体の44%を占めた。同社は不動産会社FinepのCity Westオフィスパークのオフィスビル2棟、GEリアルエステートのIGYショッピングセンター、食品大手ネスレの社屋などを買収した。ドイツや英国の不動産大手の投資が低調だったことから、CPIは優良物件を手に入れやすかったと見られる。

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2010年の最大の取引物件は、ホテル大手Westmont HospitalityがStrategic Hotels & Resortsから買収したプラハ・インターコンチネンタルホテルで、買収価格は1億800万ユーロに上った。

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