金融情報会社チェコ・クレジット・ビュロー(CCB)によると、2010年に同国で登録された企業倒産件数が1,615件に上り、前年比159件増となった。破産申請件数は前年比11%増の4,910件だった。5日付の現地英字紙「プラハ・デイリー・モニター」が報じた。
\倒産事例のうち、78%が法人組織、22%が個人によるもの。法人の倒産は前年比わずか8件の増加だったが、個人起業家の事例は151件増加した。破産申請件数でも、法人組織が前年比わずか1%増だったのに対し、個人のケースは73%増と急増している。個人事業者の破産の大半は、失業者が新規事業を開始したが失敗したケースが占める。昨年の景気回復基調も経済状況を大幅に好転させるほど強力ではなかったようだ。
\法人の倒産を事業別でみると、最も多かったのは小売業の362件。建設業(172件)と企業サービス業(105件)がこれに続いた。
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