2011/1/12

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア新車販売市場、2011年は上昇基調か

この記事の要約

ルーマニアの複数の自動車輸入販売店は、今年の国内新車販売台数が13万台程度となり前年からわずかに成長すると見込んでいる。今年1月1日付で自動車環境税が引き上げられたため、二酸化炭素(CO2)排出量の多い中古車よりも新車を […]

ルーマニアの複数の自動車輸入販売店は、今年の国内新車販売台数が13万台程度となり前年からわずかに成長すると見込んでいる。今年1月1日付で自動車環境税が引き上げられたため、二酸化炭素(CO2)排出量の多い中古車よりも新車を購入する消費者が増加するとの期待感からだ。3日付の現地経済紙「ズィアルル・フィナンシアル」が報じた。

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ルーマニアでは登録車両の約3分の2を中古車が占めており、自動車環境税の引き上げで、中古車購入を控える消費者が増加することが予想される。新型のハイブリッド車や電気自動車を購入すれば、同環境税は免除される。また、政府が新車買い替え奨励制度の期限を昨年11月末から今年1月まで据え置きしたため、駆け込み需要も期待できる。

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同国における新車販売台数は2007年の36万7,000台をピークに、過去3年間で70%減少。昨年は約12万台にまで落ち込んだ。

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