2014/3/5

チェコ・スロバキア

テレフォニカ・チェコ、13年は減収減益

この記事の要約

チェコ通信最大手のテレフォニカ・チェコが2月26日発表した2013年通期連結決算の最終利益は56億9,500万コルナとなり、前期比で16%減少した。市場競争の激化や携帯着信接続料(MTR)の引き下げが業績悪化につながった […]

チェコ通信最大手のテレフォニカ・チェコが2月26日発表した2013年通期連結決算の最終利益は56億9,500万コルナとなり、前期比で16%減少した。市場競争の激化や携帯着信接続料(MTR)の引き下げが業績悪化につながった。本業のもうけを示す営業利益は6.3%減の195億8,800万コルナ。売上高は473億8,000万コルナだった。

部門別売上高は、固定回線事業が5.2%減の202億7,500万コルナ、移動体通信事業が10.7%減の218億9,700万コルナに落ち込んだ。携帯データ通信(SMS、CDMAを除く)は29.5%増と好調。スロバキア事業は契約者数が14%増、売上高が8.1%増(57億コルナ)と引き続き好調だった。

サービス別の契約者数は、固定回線が7.4%減の140万件に落ち込んだものの、移動体通信サービスで3%増の510万件にデジタルテレビサービス「O2TV」は10%増の15万6,000 件に、xDSL接続サービスは0.4%増の91万9,000件に拡大した。

テレフォニカ・チェコの親会社だったスペイン通信最大手テレフォニカは昨年11月、出資シェア65.9%をチェコの投資会社PPFに売却した。近く「Mテレコム」に社名変更する予定だが、携帯通信サービスのブランド名「O2」は保持するとしている。

(1CZK=5.13JPY)

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