化学

Merck KGaA―ジュネーブの製薬部門本部を閉鎖へ―

製薬・化学大手の独Merckは24日、スイスのジュネーブにある製薬部門Merck Seronoの統括拠点を閉鎖し、独ダルムシュタットに移管すると発表した。先進諸国の医療制度改革や新薬開発の低迷を受けてコスト削減を余儀なく […]

Bayer AG―米バイオ企業Micrometとの提携拡大―

製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)は24日、米バイオ大手Amgenの傘下企業Micrometとガン治療用抗体開発で提携すると発表した。両社は前立腺がん治療用抗体の分野ですでに協働しており、協力関係を拡大することにな

Evonik Industries AG―中国で合弁解消へ―

化学大手の独Evonik(エッセン)が中国の合弁会社Evonik Sanzheng Fine Chemicalsから撤退する。現地提携先の不正行為が数多く判明したためで、同社の広報担当者は「できるだけ早く合弁を解消したい

BASF SE―インドに工場―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は11日、インド西部のダヘジに工場を建設すると発表した。同国経済の発展を受け、各種製品の需要が拡大することに対応する。 \ 1億5,000万ユーロを投じてポリウレタン製品と

Bayer MaterialScience

eは12日、仏同業Arkemaから米国のポリカーボネート・シート事業を取得することで合意したと発表した。北米を中心に同事業を強化する狙い。クロージングは5月を見込む。取引金額は明らかにしていない。 \

自動車部品需給がひっ迫見通し、化学工場事故で

独西部のマール工業団地で3月末に起きた爆破事故の影響で、自動車メーカーなどが十分な量の樹脂部品を確保できなくなる恐れが出てきた。部品メーカーなどは対応に追われている。 \ 事故が起きたのは化学大手エボニクの生産施設で、樹

石油高騰が景気のリスク要因に

燃料価格の上昇が経済の懸念材料として浮上してきた。ドイツの景気をけん引している個人消費の冷え込みのほか、企業利益の圧迫やインフレリスクの増大にもつながりかねないためだ。こうした事態を回避するために市民の税負担を軽減するよ

BASF

化学大手の独BASFは3月29日、研究開発(R&D)体制のグローバル化方針を発表した。R&D活動に占めるアジアと南北アメリカの割合を2020年までに現在の24%から50%へと倍増させる。すでに遺伝子組

化学工業団地で爆発事故

ルール工業地帯のマール化学工業団地で3月31日、大規模な爆発事故が起き、従業員1人が死亡、1人が重度のやけどを負った。原因は不明。周辺地域の住民に健康被害は出ていないという。 \ 事故が起きたのは午後1時40分。樹脂製品

BASFの複合素材、オペル車のシート部品に採用

化学大手の独BASFは21日、同社の開発したポリアミド系機能樹脂「ウルトラミッド(Ultramid)」シリーズの連続繊維強化・熱可塑性樹脂複合材(CFRTP)が、独オペルの新型「アストラ・OPC」のシートパン(座席底面)

SGL Carbon SE―前駆体メーカーを買収―

炭素繊維大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)は23日、ポルトガルの炭素繊維前駆体メーカーFisipe(Fibras Sinteticas de Portugal)を買収すると発表した。生産能力を強化する狙い。

SOFC燃料電池の耐久性で4万時間のカベ突破

ユーリヒ総合研究機構(ヘルムホルツ協会所属、以下ユーリヒ研究所)が開発した固体酸化物型燃料電池(SOFC)の試作品が、連続実証運転で4万時間の壁を突破した。これは商品化の目安となる5年間の使用に耐えることを意味する。今回

欧州特許申請件数が4%増加

欧州特許庁(EPO)が23日発表した2011年の特許出願件数は前年比3.7%増の24万4,437件となり、2年連続で拡大した。知財権をめぐる国際的な争いの増加を背景に企業が特許の獲得に積極的になっていることが背景にあるよ

2月輸入物価3.5%上昇

ドイツ連邦統計局が27日発表した2012年2月の輸入物価指数は前年同月比で3.5%上昇した。エネルギーが17.0%上がり、全体を押し上げた格好で、エネルギー除いたコアの上昇率は1.4%にとどまった。前月比の輸入物価変動率

生産者物価上昇率、10年6月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年2月の生産者物価指数は前年同月比で3.2%増加したものの、上げ幅は2010年6月以来の低水準となった。景気の減速が反映された格好で、エネルギー除いたコアの上昇率は1.6%にとどま

卸売物価、2月上げ幅は2.6%に

ドイツ連邦統計局が12日発表した2012年2月の卸売物価指数は前年同月比の上昇率が2.6%となり、前月の同3.0%から低下した。景気減速が反映された格好。上げ幅はピーク時の昨年3月(同10.9%)に比べると、4分の1以下

独ヘンケル、11年の中東欧売上高4%増

ドイツ化学大手ヘンケルの中東欧事業を統括するヘンケル・セントラル・イースタン・ヨーロッパ(ヘンケルCEE)は8日、2011年通期の売上高が前期比4.4%増の28億ユーロに拡大したと発表した。 \ 国別で売上高に占める比率

Henkel AG & Co. KGaA―売上・利益で記録更新―

化学大手の独Henkel(デュッセルドルフ)が8日発表した2011年12月期決算の営業利益(EBIT)は前期比7.8%増の18億5,700万ユーロとなり、10年12月期に引き続き過去最高を記録した。新興国事業の強化やコス

ヘンケル、セルビアにドライモルタル工場建設

独化学・日用品メーカーのヘンケルが、セルビア北部インディヤ(Indija)にドライモルタル工場を建設する。タンユグ通信が5日、ヘンケル・セルビアのサレナッチ社長の話として伝えた。 \ 新工場への投資額は1,500万~2,

Merck KGaA―製薬部門が不振、11年は減益に―

化学・製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)が6日発表した2011年12月通期決算の営業利益は9億8,500万ユーロとなり、前年比で12%減少した。化学部門は好調だったものの、製薬部門が医療制度改革の影響で苦戦し足を

クラレ

クラレは9日、独トロイスドルフにある工場で自動車、建築用合わせガラス中間膜用などに使うPVBフィルムの生産設備を増設すると発表した。旺盛な世界需要に対応する狙い。約2,000万ユーロを投資し、2013年11月から操業を開

資源確保に向けたアライアンス、企業の関心高く

ダイムラー、BASF、ティッセンクルップなどの独大手企業12社が1月に結成した「資源確保アライアンス」への加盟に関心を示す企業が増えている。同アライアンスのディールク・パスカート会長(エーオン元取締役)が9日付『ファイナ

触媒による硝酸性窒素除去をリアルタイムで観察

地下水汚染の原因となる硝酸性窒素の新たな除去技術として関心が高まっている合金触媒で、反応のプロセスを実反応条件下で観察することにウィーン工科大学の研究チームが成功した。同触媒の化学反応機構はこれまでほとんど解明されていな

Wacker Chemie AG―南京に2工場―

特殊化学大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)は5日、南京工場内にエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)とポリ酢酸ビニル(PVAc)の生産施設をそれぞれ新設すると発表した。アジア太平洋市場の旺盛な需要に対応する

Lanxess AG―高性能ゴム工場をシンガポールに建設―

特殊化学品大手の独Lanxess(レバークーゼン)は1日、シンガポールに高性能ゴム工場を建設すると発表した。9月に着工し、2015年上半期からネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd-PBR)の生産を開始する。投資規模は

独化学業界の生産・売上高、3四半期連続で減少

ドイツ化学工業会(VCI)が1日発表した2011年第4四半期の業界生産高(製薬を含む)は前期比2.0%減となり、3四半期連続で後退した。景気の減速が反映された格好で、業界売上も2.3%減少。こちらも3四半期連続で落ち込ん

遠距離物体でも成分分析が可能に、危険物検査への応用に期待

レーザー光を照射して得られた光を手がかりに、離れた場所にある物体の化学成分を非破壊で測定する新たな技法をウィーン工科大学の研究チームが開発した。ラマン分光法という手法を用いて、高性能望遠鏡と超高感度センサーでわずかな光を

BASFがシェルを提訴、ブラジルの公害訴訟めぐり

化学大手のBASFが石油大手のシェルを相手取って裁判を起こしていることが、1日付『ファイナンシャル・タイムズ(FTD、ドイツ版)』紙の報道で分かった。両社はブラジル北東部のパウリニアで発生した公害問題で合わせて約5億ユー

1月輸入物価3.4%上昇

ドイツ連邦統計局が2月29日発表した2012年1月の輸入物価指数は前年同月を3.7%上回った。エネルギーが17.4%上昇して全体を強く押し上げた格好で、原油と石油製品を除いたコアの上げ幅は1.6%にとどまった。前月比の輸

Boryszew S.A.―独自動車部品メーカーを近く買収―

ポーランドの樹脂製品大手Boryszewがドイツの自動車部品メーカーYmos GmbHを近く、買収するもようだ。22日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が報じたもので、すでに独連邦カルテル庁に買収計画

BASF SE―2011売上・営業益で記録更新―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が24日発表した2011年12月期決算の売上高は前期比15.1%増の734億9,700万ユーロとなり、2010年12月期に引き続き過去最高を更新した。好景気を背景に化学品や

製紙業界生産高、2011年は1.6%減少

ドイツ製紙事業者連盟(VDP)が23日発表した2011年の業界生産高は2,269万トンとなり、前年比で1.6%減少した。印刷用紙が4.0%減の963万トンへと大きく落ち込んだことで全体が押し下げられた格好。印刷用紙業界を

BASF(2011年12月通期決算)

2011年12月通期決算の純利益は61億8,800万ユーロで、前年から35.8%増加。化学品や樹脂事業の業績が大きく伸びたほか、買収した特殊化学大手コグニスの連結効果が大きかった。売上高は15.1%増の734億9,700

化学労組ベア6%要求へ

独化学労組IG BCEの中央執行部は14日、今春に始まる労使交渉で6%のベースアップを要求する方針を打ち出し、地方支部に勧告した。金属労組IGメタルとサービス労組Verdiはすでに6.5%のベア要求方針を表明しており、ド

BASF SE―バッテリーメーカーOvonicを買収―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は14日、米太陽電池大手Energy Conversion Devicesのバッテリー製造子会社Ovonic Battery Companyを買収すると発表した。電池事業を

Wienerberger AG―配管メーカーPipelifeを完全傘下に―

建材大手の墺Wienerberger(ウィーン)は16日、配管メーカーPipelifeの資本50%を化学大手のSolvayから譲り受け完全子会社化すると発表した。屋根瓦事業への依存度を引き下げ、景気変動の影響を受けにくい

BASF

化学大手の独BASFは21日、同業Merckの高性能バッテリー向け電解質事業を買収すると発表した。電池事業を強化する計画の一環。BASFは米バッテリーメーカーのOvonicを買収すると発表したばかり。取引価格は千万ユーロ

自立したシート状の二次元周期網目高分子の合成に成功

自立した単層シート状の二次元周期網目構造(二次元高分子)を有機合成することに、チューリヒ工科大学(ETH)とスイス連邦材料試験研究所(EMPA)の研究チームが初めて成功した。グラフェンに代表されるような二次元高分子は新た

プラスチック・ゴム加工機械業界、売上記録更新

ドイツ機械工業連盟(VDMA)のプラスチック・ゴム加工機械部会が16日発表した独業界の2011年の売上高は前年比23%増の約60億ユーロとなり、08年に記録した過去最高を更新した。世界景気の回復が反映された格好で、国外売

アクゾノーベル(オランダ化学大手)

2011年10-12月期(第4四半期)決算で6,800万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(1億6,200万ユーロ)から赤字に転落。塗料原料の値上がりや、債務借り換えの費用が収益を圧迫した。売上高は4.7%増の37億

製造業売上が2カ月連続減少、12月は-2.2%に

連邦統計局が8日発表した2011年12月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比-2.2%(暫定値)となり、2カ月連続で減少した。国内と国外がともに後退。主要業界もすべて落ち込んだ。 \ 国外売

ニプロ―独ガラス医薬容器メーカー買収―

ニプロは10日、ドイツのガラス医薬容器メーカーMGlas AGを関連3 社を含めて買収すると発表した。2020 年度までに連結売上高を5,000 億円に引き上げる計画の一環。取引金額は2,590万ユーロ(約26億円)。

シャンプー業界の競争熾烈に

独シャンプー市場で競争が激化している。飽和状態で拡大が見込めないため、売り上げを伸ばすには競合から顧客を奪うしか方法がないためだ。使用ブランドにこだわりの少ない男性をターゲットにした広告キャンペーンや新製品の投入、値下げ

バイエル・マテリアルサイエンス、塗料生産能力を強化

化学大手バイエルの樹脂部門(バイエル・マテリアルサイエンス)は1月20日、本社所在地のレーバクーゼンにポリウレタン樹脂塗料を生産するための多目的プラントを建設すると発表した。同プラントを既存のヘキサメチレン・ジイソシアネ

BASFがGM作物事業の本社を米に、EUの規制嫌い

独化学大手のBASFは16日、遺伝子組み換え(GM)作物事業子会社BASF プラント・サイエンスの本社機能を独リンブルガーホーフから米ノースカロライナ州の州都ローリーに移すと発表した。EUがGM作物を厳しく規制しているこ

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