海運

ハパックロイド―事業統合のシナジー予測を引き上げ―

海運大手の独ハパックロイド(ハンブルク)は8月26日の決算発表で、チリ同業CSAVのコンテナ事業統合に伴うシナジー効果を当初予測の年3億ドルから4億ドルに引き上げた。統合は予想していたよりも順調に進んでおり、同シナジー効 […]

グダニスク港、今後5年で総額80億ズロチを投資

ポーランド・グダニスク港を運営するポート・グダンスクはこのほど、今後5年の開発費が総額80億ズロチ(20億ユーロ弱)に上るとの見通しを示した。うち港内で活動する企業による投資が約70億ズロチと大部分を占める見通しだ。 ポ

ハンブルク港のコンテナ取扱量、今年は7%減に

ハンブルク港マーケティング協会は17日、同港の今年のコンテナ取扱量を従来予測の1,000万TEU(20フィートコンテナ換算)から900万TEUへと大幅に下方修正した。主要貿易相手国であるロシア、中国との取引が振るわないた

エジプト、スエズ運河新水路開通

エジプト・スエズ運河庁のマミシュ長官は7月29日、スエズ運河の新水路開通の記念式典を8月6日にイスマイリヤで行うと発表した。昨年8月の建設プロジェクト立ち上げから1年という短期間で工事を完了し、迅速な開通を実現した。通過

独海運業界に薄日、積載率が大きく上昇

リーマンショック後の長期不況にあえいでいたドイツの海運業界にようやく薄日が差してきた。コンサルティング大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が23日発表した2015年版業界アンケート調査レポートによると、今春時

ダイムラー―サプライチェーンを改革―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は16日、乗用車用部品のサプライチェーン改革計画を発表した。車両生産の国際化とモデルの多様化を受けて部品の輸送距離が伸び輸送ルートも複雑化している問題に対応。改革により部品供給

ウラジオストク港が自由港に、投資誘致で産業発展狙う

ロシア大統領府は13日、ウラジオストク港を自由港として認定する法律にプーチン大統領が署名し、発効に向けた手続きが完了したと発表した。アジア・太平洋諸国との関係を深めて極東の開発につなげるのが狙い。来年初めから同港および周

マースク、オフショア支援船子会社を売却

デンマークの海運・石油大手APモラー・マースクは7日、オフショア支援船(OSV)子会社エスヴァグトを投資会社の英3iインフラストラクチャー、豪AMPキャピタルに売却することで合意したと発表した。コンテナ船など中核事業に集

中国、バルカン半島でのインフラ整備事業を活発化

中国がバルカン半島での鉄道や港湾などインフラ整備事業を拡大する動きを見せている。現在、中国路橋公司(CRBC)がスロベニア政府との間で、アドリア海に面したコペル港までの線路の敷設のため半官半民の合弁企業を設立する方向で調

ポーランドPKPカーゴ、中国企業と合弁設立

ポーランドの物流大手PKPカーゴは16日、中国同業の鄭州国際陸港開発建設有限公司(本社:江南省)と合弁企業を設立することで合意した。新会社はポーランドの東部にあるPKPカーゴの物流拠点に投資し、中国から欧州連合(EU)へ

ITセキュリティ法案、一部修正で下院が可決

ドイツの下院である連邦議会は12日、ITセキュリティの強化に向けた連邦政府の法案を一部修正のうえで可決した。同法案は州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)でも承認されると成立する。 ITセキュリティ法案はハッカー攻撃

マースク、11隻の超大型コンテナ船を調達

デンマークの海運・石油大手APモラー・マースクは2日、海運部門のマースク・ラインが11隻の超大型コンテナ船を調達すると発表した。欧州~アジアのコンテナ輸送市場での競争力強化が目的。投資額は123億クローネ(約16億5,0

ハパックロイド

独海運大手ハパックロイドのロルフ・ハッベンヤンセン社長は5月27日にハンブルク経済記者クラブで講演し、積載能力2万TEU(20フィートコンテナ換算)の巨大コンテナの購入を検討していることを明らかにした。同社のコンテナ船で

マースク、1~3月期は減収増益

欧州海運・石油大手のAPモラー・マースク(デンマーク)が13日発表した2015年1~3月期(第1四半期)決算の基本利益は13億ドルとなり、前年同期から18%増加した。原油安で石油部門が不振で、売上高は10%減の12億ドル

中国鉄道建設、ロシアの鉄道・港湾プロジェクトに参加

中国鉄道建設(CRCC)は11日、子会社の中国土木工程集団(CCECC)を通じ、ロシアの鉄道・港湾建設プロジェクトに参加することで基本合意したと発表した。習近平主席のロシア訪問を機に趣意書を交わしたもので、資金調達の目処

ヘルマン・ブス―投資家を模索―

ドイツの中堅海運会社ヘルマン・ブス(レーア)が投資家確保に向けて交渉を進めているもようだ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が4日付で報じたもので、交渉は山場に差しかかっているという。 ブスはリーマンショックをきっかけ

ロシア、北朝鮮との浮桟橋合同プロジェクトに着手

ロシアが北朝鮮との国境を水路で結ぶプロジェクトに着手する。ガルシュカ極東発展相が4月27日、ピョンヤンで開かれた露朝経済協議に出席し、ロシアのハサン地区と北朝鮮の羅津(らしん)を結ぶ浮桟橋(ポンツーン)の合同敷設プロジェ

海運貨物取扱量、昨年は2.1%増加

ドイツ連邦統計局が1日発表した2014年の海運貨物取扱量(暫定値)は3億390万トンとなり、前年比で2.1%増加した。増加は2年ぶり。国外からの貨物は2.1%増の1億7,490万トンで、国外向け(1.9%増の1億2,14

日立―ドイツ鉄道からの受注獲得に意欲―

日立がドイツ鉄道(DB)からの受注獲得に意欲を示している。欧州で鉄道事業を強化するためには欧州大陸最大のDBを顧客として獲得することが極めて重要なためで、日立レールヨーロッパ社のアンディ・バー最高執行責任者(COO)は独

シュターダ

独後発医薬品大手のシュターダは23日、ドイツの物流業務をドイツポストの物流部門DHLに全面委託すると発表した。経営資源を中核事業に集中するほか、コストを削減する狙い。契約期間は7月1日から10年。DHLはフランクフルト近

コメルツ銀が米当局と和解、制裁金14.5億ドル支払い

独2位銀行のコメルツ銀行は12日、米当局に制裁金14億5,200万ドル(11億9,600万ユーロ)を支払うことで合意したと発表した。米国の資金洗浄規制とイランなどに対する制裁規定に違反したため。今回の合意を受けて同行は2

マースク、ダンスク銀の株式20%を売却

デンマークの海運・石油大手APモラー・マースク(デンマーク)は2月25日、保有する国内最大手銀行ダンスク・バンクの株式20.05%を売却すると発表した。前日の株価に基づく売却額は358億クローネ(約48億ユーロ)に上る。

DHL

独郵便・物流大手のドイツポストDHL は17日、国際輸送サービスを提供するDHLグローバルフォワーディングがインド南部のトゥティコリンとドイツのハンブルクを直結する船便の小口混載輸送(LCL)を開始したと発表した。毎週、

エーオン―商船三井と用船契約、米国からLNG輸送へ―

エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は12日、商船三井と用船契約を締結したと発表した。液化天然ガス(LNG)事業の強化戦略の一環。エーオンは米パイプライン運営会社ゴルフ・サウス・パイプラインとの間で天然ガスの輸

ダクサー―組織再編、持ち株会社に―

物流大手の独ダクサー(ケンプテン)は16日、組織再編計画を発表した。税負担を軽減するほか、国際的な事業の拡大に対応しやすい体制を構築することが狙いで、持ち株会社化する。 ダクサーをドイツ法に基づく有限合資会社(Dachs

コメルツ銀行―大幅増益に、復配は見合わせ―

独銀大手コメルツ銀行(フランクフルト)が12日発表した2014年12月期の営業利益は前期比40%増の10億2,200万ユーロと大幅に拡大した。貸倒引当金が前期の17億4,700万ユーロから11億4,400万ユーロへと減少

国内貨物輸送量が過去最高に

ドイツ連邦統計局が13日発表した2014年の国内貨物輸送重量(暫定値)は前年比2.9%増の44億8,560万トンとなり、08年に記録した過去最高を0.4%上回った。全体の約8割を占める道路輸送が3.7%増えて全体をけん引

エーオンが商船三井と用船契約、米国からLNG輸送へ

独エネルギー大手のエーオンは12日、商船三井と用船契約を締結したと発表した。液化天然ガス(LNG)事業の強化戦略の一環。エーオンは米パイプライン運営会社ゴルフ・サウス・パイプラインとの間で天然ガスの輸送契約を締結しており

ハンブルク港貨物取扱量が過去最高に

ハンブルク港湾協会が9日発表した同港の2014年の貨物取扱量は前年比4.8%増の1億4,570万トンとなり、過去最高を更新した。ウクライナ問題を受けてロシアとの取引量は減少したものの、中国、ポーランド、フィンランド、マレ

リトアニアとスウェーデン間に旅客航路開設

リトアニア西部のクライペダ港と、デンマークの船舶運航会社DFDSシーウェイズ社は、スウェーデン南部のカールスハムンとの間に新たな旅客定期航路を開設することで合意した。リトアニアの運輸通信省が先ごろ明らかにした。 同国最大

イラン大手銀などへの制裁は無効=欧州裁

欧州司法裁判所の一般裁判所は22日、EUが核開発を進めるイランへの制裁の一環として実施している同国の大手銀行および海運会社の資産凍結および取引禁止措置について、これらの企業が制裁を受けるべき証拠が十分に示されていないとし

PKPカーゴがチェコ企業買収、中東欧事業を強化

ポーランドの鉄道貨物輸送会社PKPカーゴはこのほど、チェコ同業AWTの株式80%を1億320万ユーロで取得した。中東欧で広範に事業展開するAWTを傘下に収め、国際事業を強化する戦略だ。ポーランド及びチェコ、スロバキア、ド

ハンブルク港運営会社、チェコ北部の新ターミナル運用開始

独ハンブルク港運営会社(HHLA)の子会社で複合一貫輸送を手がけるメトランスは、チェコ北部のウスチ・ナド・ラーベムの新ターミナルの運用を年初から開始した。同国のボヘミア北部とドイツのザクセン南東部の産業集積地からの輸送効

IHI、トルコのタンカー向けエンジンを受注

IHI傘下のディーゼルユナイテッドは4日、船舶関連企業のバルチラ・スイス(スイス)からトルコのベシクタシュ造船所が建造するアスファルトタンカー向けの予混合・希薄燃焼式の低速2ストローク・デュアルフュエルエンジン「5RT-

IHI、トルコのタンカー向けエンジンを受注

IHI傘下のディーゼルユナイテッドは4日、船舶関連企業のバルチラ・スイス(スイス)からトルコのベシクタシュ造船所が建造するアスファルトタンカー向けの予混合・希薄燃焼式の低速2ストローク・デュアルフュエルエンジン「5RT-

コメルツ銀行―第3四半期最終益が3倍に―

独コメルツ銀行(フランクフルト)が6日発表した2014年第3四半期(7~9月)の最終利益は2億2,500万ユーロとなり、前年同期(7,500万ユーロ)の3倍に拡大した。リスク資産の圧縮と貸倒引当金の減少がプラス要因で、営

海運貨物取扱量、上期は2.7%増に

連邦統計局が10月29日発表したドイツの2014年上半期の海運貨物取扱量は1億5,200万トンとなり、前年同期を2.7%上回った。規模は小さいものの国内貨物が20.3%増の410万トンと大きく拡大。国外向けも4.5%増え

世界初のLNG発電バージがハンブルク港に

液化天然ガス(LNG)発電設備を搭載したバージ(重い貨物を積んで港湾内を航行する平底の被けん引船)が18日、ハンブルク港に登場した。同タイプのバージは世界初。同港に停泊するアイーダ・クルージズ社の大型クルーズ船に電力を供

海運マースクとMSCの業務提携、米当局が認可

海運大手のAPモラー・マースク(デンマーク)とMSCメディタレニアン・シッピング・カンパニー(スイス・伊資本)は8日、コンテナ貨物輸送の業務提携が米連邦海事委員会(FMC)から認可されたと発表した。 両社はアジア-欧州、

海運マースクとMSCの業務提携、米当局が認可

海運大手のAPモラー・マースク(デンマーク)とMSCメディタレニアン・シッピング・カンパニー(スイス・伊資本)は8日、コンテナ貨物輸送の業務提携が米連邦海事委員会(FMC)から認可されたと発表した。 両社はアジア-欧州、

ヘンケル―調達統括拠点を蘭に設置へ―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)がオランダに全世界の調達業務の統括拠点を設立する。事業のあり方を簡素化し、利益率を高める戦略に基づく措置で、広報担当者は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に、「グローバル・サプラ

郵便料金1月に値上げ

郵便大手のドイツポストは1日、一部サービスの料金を引き上げると発表した。人件費の上昇を受けた措置で、物流・インフラ向けの投資資金を確保する狙いもある。連邦ネットワーク庁が承認すると、来年1月1日付で値上げが行われる。 国

フレンスブルガー・シッフバウ―ノルウェー企業が買収―

特殊船舶建造の独フレンスブルガー・シッフバウ(FSG、フレンスブルク)は9月25日、ノルウェー企業シーム・インダストリーズが同社を買収すると発表した。FSGは納期の遅れが響いて資金難に陥っており、救済される格好となる。取

ハンブルク・シュド

独海運大手のハンブルク・シュドは9月24日、中東の同業UASCと世界レベルで提携すると発表した。まずは主要航路でスロット交換(輸送スペースの交換)を実施。将来的に協力関係を拡大していく。提携により海運業界の競争激化に対応

ヴェンツピルス港、インフラ拡張に3700万ユーロ

ラトビアのヴェンツピルス港を運営するヴェンツピルス・ブリーヴォスタはこのほど、インフラ拡張に向けた今年の投資総額が3,710万ユーロに上る見通しを発表した。このうち、欧州連合(EU)の結束基金による助成が1,510万ユー

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