石油・石炭・ガス

研究開発支出を4倍に

ロシア3位の石油会社であるTNK-BPは、2011年の研究開発投資支出が昨年の8,500万米ドルから3億2,000万ドルと前年から4倍に拡大する。バルスキー副社長が4日、明らかにした。 \ モスクワ近郊スコルコボで開催さ […]

オイルサンドからの石油採取禁止、環境対策で欧州委決定

欧州委員会は4日、環境保護の観点からオイルサンド(油砂)からの石油採取を禁止することを決めた。オイルサンドはEU内にほとんどないことから、オイルサンドを原料とした石油製品の輸入を禁止する形となる。近く正式発表する見通しだ

東芝、カザフ国営資源企業とレアメタルの合弁会社を設立

東芝は9月29日、カザフスタンの国営資源企業のカズアトムプロムと、レアメタル・レアアースの研究開発・製造販売で合弁会社「KTレアメタル」を設立したと発表した。出資比率はカズアトムプロムが51%、東芝が49%。認可資本は7

英BP、南東欧経由の送ガス管を計画

英石油大手BPは、ノルウェー同業スタットオイル、アゼルバイジャン国営石油(SOCAR)と、アゼルバイジャン産の天然ガスを欧州に運ぶ「サウスイースト・ヨーロッパ・パイプライン」の建設を計画している。9月27日付けフィナンシ

8月輸入物価、前月比で0.7%低下

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した2011年8月の輸入物価指数は前月比で0.7%減少し、2009年9月以来およそ2年ぶりの大幅低下となった。世界的な景気減速が反映された格好で、前年同月比の上げ幅も6.6%と前月の7.5

Vattenfall

欧州電力大手のVattenfall(スウェーデン)が旧型石炭発電所の売却を検討している。二酸化炭素(CO2)排出権の価格が2013年から大幅に上昇することを踏まえた措置で、売却先が見つからない場合は廃炉にする。オランダと

墺石油大手OMV、チェコ・ガソリン市場からの撤退を検討

オーストリアの石油大手OMVがチェコのガソリンスタンド市場から撤退することを検討している。OMVは今後、収益性が高い天然ガス事業を強化する方針で、チェコの220カ所で運営するガソリンスタンドに加え、他の中東諸国のガソリン

チェコ政府、CO2排出枠の39%を無償配分

チェコ政府はこのほど、欧州連合(EU)が2013~20年に同国に割り当てた二酸化炭素(CO2)排出枠のうち39%を引き続きエネルギー企業などに無償で配分することを閣議決定した。対象となる企業は代わりに、無償配分で浮いた排

送ガス管遮断時はLNGで代替を=韓国、ロシアに求める

ロシアから北朝鮮経由で韓国に天然ガスを供給するパイプラインの建設計画をめぐり、韓国ガス公社朱剛秀(チュ・ガンス)社長は9月26日、パイプラインが遮断より天然ガスの供給が途絶した場合には、同価格で液化天然ガス(LNG)を提

シナラとシーメンス、鉄道車両の受注拡大目指す

ロシアの持ち株会社シナラ・グループのドミトリー・プンピャンスキー会長は、独総合電機大手シーメンスとの鉄道車両製造合弁会社が、一層の受注獲得を目指す考えを明らかにした。 \ シナラとシーメンスは9月7日、ロシア鉄道との間で

CO2貯蔵法案が上院で否決

国内16州の代表で構成される連邦参議院(上院)は23日、二酸化炭素(CO2)の分離・貯蔵(CCS)技術の導入に向けた連邦政府案を否決した。CO2の地下貯蔵に対する市民の批判が強く多くの州が反対に回ったためで、連邦政府が法

BASF SE―肥料事業を露EuroChemに部分売却―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は27日、ベルギーのアントワープにある肥料工場をロシアの農業化学メーカーEuroChemに売却する契約に調印したと発表した。今後さらに肥料合弁会社PEC-Rhinの資本50

シェールガス開発進む、14年にも商業生産へ

ポーランドで新型天然ガスのシェールガスの商業生産が2014年にもスタートする見通しとなった。トゥスク首相が18日、記者団に対し明らかにした。 \ ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)がシェールガスの探鉱を行っている

ロシア、天然ガス供給でウクライナに譲歩の兆し

天然ガス供給をめぐるロシアとウクライナの交渉で、ロシアが2009年の供給契約の見直しを求めるウクライナに譲歩する姿勢を示したもようだ。ウクライナのアザロフ首相は26日、ロシアと契約見直しで合意したと発表。27日には、10

電気自動車の充電システム標準化、ACEAがEU統一規格を提言

欧州自動車工業会(ACEA)は22日、電気自動車の充電システムの標準化に関する提言をまとめた。ACEAに加盟する各社は昨年、自動車と充電装置をつなぐ充電プラグの形状や安全性などの技術仕様で合意したが、ACEAは電気自動車

生産者物価が1年8か月ぶりに低下、8月は前月比-0.3%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年8月の生産者物価指数は前月比の変動率がマイナス0.3%となり、2009年12月以来1年8か月ぶりに低下した。世界経済の減速を受けて石油価格が1.9%低下したことが大きい。インフレ

General Electric―独事業強化へ、5年で売上倍増目指す―

電機からインフラ、金融サービスまでの幅広い事業を手がける米General Electric(GE)がドイツ事業を強化する。これまで手薄になっていた中小企業や自治体向けの事業に本腰を入れるほか、事業権限を米本社からローカル

ポーランド・チェコ天然ガスパイプラインが開通

ポーランドとチェコを結ぶ天然ガスパイプラインが14日、開通した。域内エネルギー市場の結びつきを強める欧州連合(EU)の方針に沿うもので、両国間のガス輸送ラインが初めてつながった。ポーランドでは2014年にバルト海沿岸で液

カスピ海横断パイプライン計画、EUが2カ国との交渉開始で合意

EU加盟国は12日、アゼルバイジャンおよびトルクメニスタンとの間でカスピ海横断パイプラインの建設に関する協定の締結交渉を開始することで合意した。EUはカスピ海周辺国からロシアを迂回して天然ガスを欧州に運ぶ「南回廊」構想を

独露間のノルド・ストリーム開通、本格稼動は10月末以降に

ロシアとドイツを結ぶバルト海天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」が6日、稼動した。ウクライナを迂回して欧州にガスを供給する目的で敷設されたもので、開通式に出席したプーチン首相は「経由国の言いなりにならなくても済むよ

セルビア石油大手NIS、中東欧4カ国に子会社設立

ロシア石油大手ガスプロムネフチ傘下のセルビアの石油会社ナフトナ・インドゥストゥリヤ・セルビア(NIS)は2日、ボスニア、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニアの4カ国に子会社を設立すると発表した。南東欧地域で事業を拡大する戦

ポーランドでシェールガス試験生産を開始=英スリーレッグス

英国の石油・ガス探鉱会社スリーレッグス・リソーシーズは9日、ポーランド北部のポモージェ県ウェビエンでシェールガスの試験生産を開始したと発表した。埋蔵量をより正確に推定し、商業生産の可能性を探る。同じポモージェ県で試験生産

卸売物価の上げ幅、6.5%まで縮小

ドイツ連邦統計局が9日発表した2011年8月の卸売物価指数(2005年=100)は前年同月比の上昇率が6.5%だった。上げ幅は依然として大きいものの、前月の同8.2%から大きく低下。ピーク時の3月(10.9%)からは4.

PKNオルレン、シェールガス開発で加エンカナと提携

ポーランド石油大手PKNオルレンはシェールガス開発でカナダの天然ガス最大手エンカナと提携する。PKNオルレンはコメントを控えているが、現地メディアによると、同社の監査役会がこのほどエンカナとの提携を承認したため、今月中に

ガスプロム、極東のパイプラインが開通

ロシア国営ガス会社ガスプロムが建設したサハリン=ウラジオ・パイプラインが8日開通した。サハリン沖で生産する天然ガスを極東の中心都市ウラジオストクまで輸送するパイプラインで、開通は慢性的な電力不足に悩む極東地方にとって大き

仏トタル、アゼルのカスピ海沖で大規模ガス田を発見

仏石油大手トタルは9日、アゼルバイジャンのカスピ海沖で大規模なガス田を発見したと発表した。フランスをはじめとする欧州連合(EU)諸国は将来的にカスピ海産ガスの輸入を大幅に増やしたい考えで、今回のガス田発見に大きな期待を寄

予備発電能力に原発「使用せず」

送電網の監督当局である連邦ネットワーク庁(BNetzA)は8月31日、高経年化原発7基の運転停止に伴う冬季の電力供給不足を補う手段として、石炭発電とガス発電の計5基を予備発電能力(「待機予備力」「コールドリザーブ」とも言

ロシアとウクライナ、天然ガス紛争再燃か

天然ガス供給をめぐってロシアとウクライナの対立再燃が懸念されている。ウクライナ政府がロシア政府に現行契約の価格見直しを求めているためだ。ロシア政府はウクライナ国営のナフトガスとガスプロムの合併承認を条件として話し合いに応

燃料輸送大手PERN、石油基地建設で独社と合弁へ

ポーランドの燃料輸送大手PERNは、独同業オイルタンキングと月内に合弁会社の設立で合意文書に調印する見通しだ。8月29日付けの現地経済紙『プルス・ビズネス』が報じた。 \ PERNとオイルタンキングは、バルト海に面する港

調達コスト上昇で上半期減益

ポーランドの国営ガス・石油大手PGNiGが1日発表した2011年1-6月期連結決算は、売上高が前年同期比7%増の115億ズロチ、営業利益(EBITベース)が11%減の10億7,300万ズロチだった。ガス輸入価格の上昇によ

ロシア産油量、ソ連解体後で最大に

ロシアエネルギー省が2日発表した8月の石油生産は日量1,028万バレルとなり、7月に記録したソ連解体後の最高値を更新した。TNK-BPとガスプロムの増産によるもので、追い上げるサウジアラビア(990万バレル)を振り切って

ロスネフチ、エクソンモービルと油田開発で広範提携

ロシアの石油最大手ロスネフチと米エクソンモービルは8月30日、ロシアと米国をはじめとした広範な地域での油田開発で提携することで合意した。提携合意に同席したプーチン首相は、エクソンモービルを「信頼できる戦略的かつ良好なパー

ルクオイル4-6月期決算、67%の大幅増益

ロシア石油2位のルクオイルが8月31日発表した2011年4-6月期の純利益は前年同期比67%増の32億5,000万米ドルに急増した。産出量が減ったものの、原油価格の上昇が追い風となり、大幅増益につながった。売上高は35%

ガスプロム、1-3月期は44%増益

ロシアの天然ガス最大手である国営ガスプロムが8月30日発表した2011年1-3月期連結決算(国際会計基準IFRS)は、純利益が前年同期比44%増の4,680億ルーブルとなった。売上高は38%増の1兆3,200億ルーブル。

ウクライナのLNG基地事業化調査、最終候補に5社

ウクライナ政府は、同国初の液化天然ガス(LNG)ターミナルの建設に向けた事業化調査の競争入札で、5社を最終候補に選定した。投資・国家プロジェクト管理庁のウラデスラヴ・カシキフ長官が8月29日、記者会見で明らかにした。 \

中欧コークス大手のNWR、Q2利益8,400万ユーロ

中欧のコークス製造大手でオランダに本拠を置くニューワールドリソーシーズ(NWR)は24日、2011年4-6月期の利益で8,400万ユーロを計上したと発表した。価格上昇と需要拡大が追い風となり、大方の予測を上回る好業績とな

パキスタンでシェールガス掘削へ

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)は、パキスタンで年内にシェールガスの掘削をスタートさせる見通しだ。22日付けの日刊紙『ジエンニック・ガゼタ・プラウナ(DGP)』が伝えた。 \ PGNiGはシンド州キルサールにあ

韓国、カザフとの経済関係強化

韓国の李明博大統領がカザフスタンを訪問した25日、両国間で2件の大型プロジェクト契約が締結された。李大統領は2008年の就任以来毎年、カザフスタンのナザルバエフ大統領と会談しており、09年には戦略パートナーシップの強化で

輸入物価が再上昇、7月上げ幅は7.5%に

ドイツ連邦統計局が26日発表した2011年7月の輸入物価指数は前年同月比の上げ幅が7.5%となり、前月の同6.5%を1ポイント上回った。上昇は2月以来で5カ月ぶり。石油価格の高騰に押され全体が強く押し上げられた格好。ただ

インフレ率低下、8月は2.3%に

ドイツ連邦統計局が29日発表した2011年8月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率(インフレ率)が2.3%となり、前の月の2.4%からやや低下した。世界経済の先行き懸念を受け石油価格が下落したことが大きく、同物

塗料・インキ値上がりの見通し

塗料や印刷インキの価格が上昇する見通しだ。原料価格が高騰しているためで、白色塗料の原料である酸化チタンは昨年秋以降、およそ30%値上がりしたという。独塗料・印刷インキ産業連盟(VdL)のペーター・ベッカー会長が『フランク

ガスプロム、欧州への輸出が増加

ロシアの天然ガス最大手ガスプロムは16日、2011年4-6月期の欧州向け天然ガス輸出量が383億立方メートルと、前年同期から20%増加したと発表した。リビアからの天然ガス供給が内戦の影響によりストップしたことで、ロシア産

生産者物価指数、4カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が19日発表した2011年7月の生産者物価指数(2005年=100)は前年同月比5.8%増の116.8となり、金融・経済危機前の08年7月に記録した過去最高を4カ月連続で上回った。エネルギー価格が全体を強

Eon AG―従業員約1万人を削減へ―

エネルギー大手のEon(デュッセルドルフ)は10日の決算報告会で、従業員を約1万人削減する方針を明らかにした。天然ガス事業の不振とドイツの原発廃止前倒し政策を受けて、業績が急速に悪化していることに対応する。 \ 2011

仏GDFスエズ、中国政府系ファンドと提携

仏エネルギー大手のGDFスエズは10日、中国政府系ファンドの中国投資(CIC)と提携すると発表した。これにより中国、アジア太平洋地域での事業拡大を図る。 \ CICはGDFスエズの石油・ガス探査、生産子会社に23億ユーロ

ガスプロム、提携拡大で欧州市場強化狙う

ロシアの国営ガス最大手ガスプロムが、欧州市場の事業基盤を強化するため、現地企業との提携拡大を検討している。同社は7月、独エネルギー大手RWEと西欧市場で火力発電合弁事業を設立することで合意し、戦略提携を発表したばかり。現

7月の石油生産は0.6%増

ロシアのエネルギー省が2日公表した7月の資源・エネルギー統計によると、7月の石油生産量は前月比0.6%増の日量1,025万8,000バレル(bpd)となった。パイプライン経由での石油の輸出量は3.1%増の409万bpdだ

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