統計
7月インフレ率0.8%に低下、10年2月以来の低水準に
ドイツ連邦統計局が7月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.8%増となり、2010年2月以降で最低の上げ幅を記録した。エネルギー価格が1.5%低下したことが最大の押し下げ要因。前月比の変動率はプラス
季節要因で失業増に、7月287万人
ドイツ連邦雇用庁(BA)が7月31日発表した同月の失業者数は287万1,000人で、前月から3万9,000人増加した。7月は新卒者が大量に失業登録する関係で数値が押し上げられる傾向にある。季節要因を除いた実質では1万2,
独機械業界、生産成長率予測引き下げ
ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7月31日、独業界の2014年の実質生産高が前年比1%増の1,990億ユーロになるとの予測を発表した。昨年10月時点では同3%増を見込んでいてが、ウクライナ危機を受けて下方修正した。ロシア
7月乗用車新車登録6.8%増に
ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2014年7月の乗用車新車登録台数は27万249台となり、前年同月比で6.8%増加した。全体の6割強を占める社用車需要が堅調で、水準が押し上げられた格好。1~7月の累計では前年同期
風力発電、14年上期の新規設置は1.7倍に
独風力エネルギー全国連盟(BWE)と独機械工業連盟(VDMA)のパワーシステム部会は7月29日、2014年1-6月期に国内で新設された風力発電設備の容量が1,723メガワット(MW)となり、前年同期の1.66倍に拡大した
W杯効果、上期ビール出荷4.4%増に
ドイツ連邦統計局が7月31日発表した2014年上半期のビール出荷高(ノンアルコールビール、麦芽飲料、欧州連合=EU=域外からの輸入を除く)は4,790万ヘクトリットルとなり、前年同期比で4.4%増加した。同国のビール消費
上期小売売上1.5%増に、通販がけん引
ドイツ連邦統計局が7月31日発表した2014年上半期の小売売上指数は物価調整後の実質で前年同期を1.5%上回った。食料品店で1.3%上昇、非食料品店では1.6%増加した。特に通販が7.2%増と大きく伸びた。
期限内の支払いは欧州で75%に、独は83%
企業と消費者向けに発行した支払い請求書のうち期限内に支払いが行われる割合は欧州で75%にとどまることが、独債権徴収大手EOSの調査で明らかになった。支払い遅延・不払いの割合は南欧・東欧諸国で高い。同調査の報告書を入手した
ウクライナの景気後退加速、東部情勢を反映し
ウクライナ政府軍と親ロ武装勢力との衝突が長引く中、ウクライナの景気後退が加速している。国家統計局が7月30日発表した第2四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比4.7%減となり、下げ幅は前期の1.1%から急拡大。6月単月
スロバキア企業、租税回避地に拠点を移動
スロバキア企業が租税回避地(タックス・ヘイブン)に拠点を移す動きが加速している。その数は今年上半期に300社を超え、昨年通期の200社を大きく上回った。経済紙『ホスポダルスケ・ノヴィニー』が報じた。 スロバキアの法人税率
7月のユーロ圏インフレ率、0.4%に縮小
EU統計局ユーロスタットが7月31日発表した同月のユーロ圏のインフレ率(速報値)は前年同月比0.4%となり、前月の0.5%から0.1ポイント縮小した。これは2009年10月以来の低水準。景気回復の足取りが重く、物価が上が
ユーロ圏の雇用緩やかに改善、6月失業率は11.5%
ユーロ圏の雇用が緩やかながらも改善している。EU統計局ユーロスタットが7月31日発表した6月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.5%となり、前月の11.6%から0.1ポイント低下。2012年9月以来の低水準に持ち直し
プラスチック・オムニウム、上期は増収増益
仏自動車部品大手プラスチック・オムニウム(PO)が7月24日発表した2014年上期(1~6月)決算は、営業利益が前年同期比15%増の2億1,870万ユーロ、純利益が12%増の1億800万ユーロにそれぞれ拡大した。 売上高
ソゲフィ、上期に赤字転落・リストラ費用が重しに
伊自動車部品大手ソゲフィがこのほど発表した2014年上期(1~6月)決算は、最終損益が730万ユーロの赤字となった。前年同期は1,620万ユーロの黒字だった。リストラ費用が膨らんだことやユーロ高、ブラジル市場の減速などが
欧州商用車販売、6月は10.3%増
欧州自動車工業会(ACEA)が7月29日発表した2014年6月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における新車販売は前年同月比10.3%増の16万6,107台に拡大した。販売増加は10カ
英乗用車生産、6月は3.7%増
英自動車工業会(SMMT)が7月24日発表した2014年6月の国内自動車生産統計によると、乗用車は13万6,419台となり、前年同月に比べ3.7%増加した。国内向けが16.5%増の3万532台と好調だった。上半期(1~6
独企業景況感3カ月連続で悪化、地政学リスク響く
Ifo経済研究所が25日発表した2014年7月のドイツ企業景況感指数は108.0となり、前月の109.7から1.7ポイント減少した。同指数の悪化は3カ月連続。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「(ウクライナと中東の)地
独消費者景況感、06年12月来の高水準に
市長調査大手GfKが25日発表したドイツ消費者景況感指数の8月向け予測値は前月(確定値:8.9)を0.1ポイント上回る9.0となり、2006年12月以来の高水準を記録した。同指数の上昇は3カ月連続。景気の見通しと高額商品
6月輸入物価の下げ幅、12年12月以降で最低の1.2%に
ドイツ連邦統計局が29日発表した2014年6月の輸入物価指数は前年同月比1.2%減となり、1年前の水準を18カ月連続で下回ったものの、下げ幅は12年12月以降で最低となった。前月比は0.2%増加、7カ月ぶりに上昇へと転じ
独企業の2社に1社が産業スパイの標的に
独セキュリティサービス会社コーポレート・トラストなどがこのほど実施したアンケート調査で、過去2年間にハッカー攻撃や通信傍受など産業スパイの標的となった、あるいは狙われた形跡があると回答した独企業は2社に1社に上った。産業
再可エネ電力の割合、過去最高の28.5%に
独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は29日、国内消費電力に占める再生可能エネルギー電力の割合が上半期に28.5%(暫定値)へと達し、過去最高を更新したと発表した。再可エネ発電設備が助成政策を受けて新設されたほか、天候
独ホテル不動産投資、1-6月期は過去最高に
ホテル不動産投資がドイツで加速している。不動産サービス大手のコリアーズがこのほど発表した独市場動向によると、2014年1-6月期の投資額は14億6,300万ユーロに上り、前年同期(6億9,800万ユーロ)の2倍以上に拡大
被用者の4割強が在宅勤務を利用
ドイツの被用者の40%以上が在宅勤務を行っていることが、調査会社アリスが独情報通信業界連盟(Bitkom)の委託で行ったアンケート調査で明らかになった。在宅勤務を行っていない被用者でもその41%が希望しており、ニーズが高
ブルガリアの紡織・アパレル産業、13年生産額1.3%増
ブルガリアの紡織・アパレル産業は重要な産業セクターのひとつであり、雇用者としても大きく貢献している。2012年の生産額は28億8,590万レフと、前年から1.3%拡大した。 12年の紡織産業に対する国外からの直接投資は7
ベラルーシ、上期の設備投資6.7%減
ベラルーシ国家統計委員会が21日発表した上期の国内設備投資額は942億ベラルーシ・ルーブルで、前年同期から6.7%減少した。 上期の建設投資額は前年同期比0.7%減の525億ルーブルで、設備投資全体に占める割合は55.8
協定賃金が実質2%増加見通し、15年来最大の上げ幅に
労組系の経済社会科学研究所(WSI)は16日、2014年の協定賃金がインフレ率を加味した実質ベースで前年を平均2%上回り、15年来で最大の上げ幅になるとの見通しを示した。これまでに締結された協定の賃金上昇率が年率換算で3
独東部と西部の人件費格差なお大きく
ドイツ連邦統計局が22日発表した国内東部地区(旧東ドイツ)の2012年の人件費は1時間当たり平均20.45ユーロで、西部地区(旧西ドイツとベルリン、31.94ユーロ)を26.6%下回った。公共部門では差が5.0%にとどま
「ワードロービングは深刻な問題」=ネットショップの1割以上
商品を使用したうえで返品して返金を求める「ワードロービング」にドイツの小売事業者が頭を抱えているようだ。流通研究所(IFH)がネットショップを対象に実施したアンケート調査によると、9社に1社が「ワードロービングは深刻な問
生保の新規契約、昨年は13%減に
独保険協会(GDV)が21日発表した2013年の生保新規契約件数は550万件となり、前年比で13%減少した。歴史的な低金利を背景に生保の魅力が低下していることが響いたもようだ。新規契約高も200億ユーロ減って1,490億
偽札発見量が急増、上期+27%に
ドイツ連邦銀行(中銀)は18日、上半期に国内で発見されたユーロの偽札が合わせて約2万4,623枚に達し、前年同期から27%増加したと発表した。総額は150万ユーロにとどまっており、心配するに及ばない水準という。ユーロ圏全
北欧の宿泊・飲食費は独の1.5倍
欧州連合(EU)統計局ユーロスタットの情報をもとにドイツ連邦統計局が発表したところによると、宿泊・飲食費が昨年最も高かった加盟国はデンマークで、ドイツを53%上回った。スウェーデンも50%高く、北欧旅行は総じて費用がかか
独企業、中東欧地域の景気回復に期待
中東欧地域はドイツ企業にとって投資先としてだけでなく、輸出先としても重要性を増している。独在外商工会議所(AHK)によると、中東欧地域はドイツの対外投資の約8%、輸出の10%超を占めている。 AHKは今年2~3月に、中東
景況感指数が悪化、8カ月ぶり低水準に
ハンガリー経済研究所(GKI)とオーストリアのエルステ銀行が20日発表した7月のハンガリー景況感指数(季節調整値)は前月を2.9ポイント下回るマイナス3.9となり、昨年12月以来の低水準に落ち込んだ。 企業景況感が4ポイ
チェコ乗用車生産台数、上半期は10.3%増
チェコの自動車工業会(SAP)がこのほど発表した2014年1-6月の乗用車生産台数は63万4,913台となり、欧州市場の販売低迷で13%落ち込んだ前年同期を10.3%上回った。SAPは通年では生産台数が118万台に達し、
チェコ、上期の広告売上高7%増
チェコで17日、国内初の仮想通貨「チェコ・コルナ・コイン(CZC)」の発行手続きが始まった。メディア関係者を中心とするIT専門家グループが発表したもので、計1億枚を発行する。中銀は「違法ではないが、中銀や国家といった後ろ
ルーマニア、5月の貿易赤字5.3億ユーロ
ルーマニア国家統計局が10日発表した5月の貿易統計によると、輸出は前年同月から7.9%、輸出は8.1%それぞれ増加。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は5億3,450万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同月の4億8,930万
トルコの5月の失業率9.0%、9カ月ぶり低水準
トルコ統計局(TUIK)は15日、4月の失業率が9.0%と前月と比べ0.7ポイント改善し、9カ月ぶりの低水準となったと発表した。 4月の失業者数は257万9,000人で、内訳は男性が167万5,000人、女性が90万3,
トルコ自動車業界の輸出好調、EU市場の回復で
トルコ自動車工業会(OSD)のまとめによると、同国の2014年1~6月の自動車業界の輸出高は前年同月比12%増の119億5,000万ドルに拡大した。欧州市場の回復が背景にあり、輸出台数も8%増の45万2,591台、乗用車
ロシアの不動産投資が急減 景気減速や経済制裁が重しに
ロシアの不動産投資が減少している。総合不動産サービスプロバイダーのジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)のまとめによると、上期の商業用不動産への投資額は約14億米ドルと、前年同期から59%減となった。四半期で見ると、1-
6月のユーロ圏インフレ率、確定値も0.5%
EU統計局ユーロスタットが17日発表した6月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.5%で、前月と同水準だった。欧州中央銀行(ECB)はデフレ回避のため6月に追加金融緩和を実施