証券

ドイツ銀が組織再編へ、投資銀行部門は分割

独最大手銀行のドイツ銀行は18日、組織の大がかりな再編計画を発表した。顧客のニーズや当局の規制要求に柔軟に対応できるようにすることが狙いで、グループ・エグゼクティブ委員会など取締役会内部の委員会を大部分廃止するほか、事業

EnBW―ガス販売独3位に、資産交換で―

エネルギー大手のEnBWは16日、自治体系の地域エネルギー事業者EWEと資産交換を実施すると発表した。原子力発電に強く依存したこれまでの事業のあり方を改めることが狙いで、同取引により天然ガス販売事業を大幅に強化。国内ガス

中国化工、伊ピレリ買収完了が秒読みに

中国国営化学メーカーの中国化工集団は13日、買収で合意したタイヤ大手の伊ピレリに対する株式公開買い付け(TOB)で、株式の約54%を取得したことを明らかにした。すでに保有している株式と合わせた持ち株比率は約87%に達した

独不動産大手ヴォノヴィア、同業に敵対的TOB

独住宅不動産最大手のヴォノヴィア(旧ドイチェ・アニントン)は14日、同2位のドイチェ・ヴォーネンに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。ドイチェ・ヴォーネンは9月に同3位のLEGと合併合意したばかりで、ヴォノヴ

生保利回り保証規制を大幅緩和へ、政府が法案作成へ

ドイツ政府は生命保険会社が顧客に保証する最低利回り(保証利率=Garantiezins=)に関する規制を大幅に緩和する方針だ。低金利を受けて大手各社は最低利回り保証型の生保商品販売を中止ないし縮小しており、こうした事態を

ドイツ銀行―第3四半期に巨額赤字計上―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)は8日、2015年7-9月期(第3四半期)の税引き前損益が60億ユーロの赤字になるとの見通しを明らかにした。赤字幅は過去最大。巨額の評価損と訴訟関連の引当金を計上するためで、純損

ウィンコール・ニックスドルフ―警備輸送会社を買収―

ATM、POSシステム大手の独ウィンコール・ニックスドルフ(パーダーボルン)は8日、貴重品の警備輸送を専門に手がける蘭ブリンクス・ネーデルランヅ(Brink’s Netherlands)を吸収合併すると発表した。収益力の

復星国際―欧州で新たな出資先を模索―

中国の複合企業・復星国際は欧州でこれまでに引き続き出資先を模索していく考えだ。梁信軍社長がロイター通信に明らかにしたもので、急成長する中国の中間層のニーズを踏まえて個人消費とヘルスケアに関連する分野に照準を合わせている。

プロジーベンザット1―旅行ポータルを買収―

独民放大手のプロジーベンザット(ウンターフェーリング)は12日、フライト旅行専門ポータルのエトラベリ(Etraveli)を北欧系投資会社セグラー(Segulah)から完全買収すると発表した。広告収入への依存度を引き下げる

グーグルが独人口知能研究機関に出資

有限会社として活動する独人工知能研究センター(DFKI)は6日、IT大手の米グーグルから出資を受けたと発表した。グーグルが欧州の研究型企業に出資するのは今回が初めてで、DFKIを高く評価していることがうかがわれる。 DF

肥料大手ポタシュ、独K+S買収を断念

カナダのカリ肥料大手ポタシュは5日、独同業K+Sへの買収提案を撤回すると発表した。K+S側が拒否の姿勢を崩さないほか、一次産品と株式市場が急速に悪化したことから、買収を断念した。 ポタシュは5月31日、K+Sを1株当たり

シェフラーとコベストロがIPOの規模縮小

ベアリング大手の独シェフラーは5日、新規株式公開(IPO)の規模が最大13億9,000万ユーロになるとの見通しを明らかにした。メディア報道では当初25億~30億ユーロを予定していたが、取引先である自動車大手フォルクスワー

スイスがVW車の新車登録を暫定禁止

スイス連邦道路局(FEDRO)は2日、排ガス不正が行われた独フォルクスワーゲン(VW)グループの車両について5日から新車登録を暫定的に禁止すると発表した。環境保護を理由としており、国外から輸入した該当中古車も禁止対象とす

ノルデックス―スペイン同業を吸収合併―

発電用風車製造の独ノルデックス(ハンブルク)は4日、スペインの複合企業アクシオナ(Acciona)から風力発電風車子会社アクシオナ・ウインドパワーを譲り受け合併すると発表した。グローバルな事業体制を構築し、個々の地域市場

K+S―同業ポタシュが買収断念―

カナダのカリ肥料大手ポタシュは5日、独同業K+Sの買収計画を撤回すると発表した。ポタシュによる買収に対しK+S側が拒否の姿勢を崩さないほか、一次産品と株式市場が急速に悪化したことから買収を断念した。 ポタシュは5月31日

ネスレ―アイス事業合弁化に向け交渉―

スイスの食品大手ネスレ(ヴェヴェイ)がアイスクリーム事業を英R&Rアイスクリームと合弁化する方向で交渉している。ロイター通信が消息筋の情報として報じ、ネスレが追認したもので、来年にも折半出資の新会社を設立する考

アリアンツ―利回り保証型生保販売を大幅縮小―

独保険最大手のアリアンツ(ミュンヘン)は5日、約束した利回りを保証する古典的な生命保険の新規販売を大幅に縮小する方針を明らかにした。低金利を受けて利回り保証型の生保商品が業績の足かせとなっているため。エルゴ、チューリヒ、

独海運大手ハパックロイド、年内にIPO実施

独海運大手のハパックロイドは9月28日、年内に新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。世界経済の先行き懸念など市況は良好でないものの、同社は4~6月期に営業損益が黒字化し、業績が改善しているほか、船舶調達資金も必要な

クセラ―年内IPOへ―

独建材大手のクセラ(Xella、デュースブルク)は22日、年内に新規株式公開(IPO)を実施する方針を明らかにした。欧州の景気回復を背景に建設需要が拡大するなど業界を取り巻く環境が良好なことから株式市場にデビュー。IPO

ハパックロイド―年内IPOへ―

海運大手の独ハパックロイド(ハンブルク)は28日、年内に新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。世界経済の先行き懸念など市場環境は良好でないものの、同社は4-6月期決算で営業損益が黒字化し業績が改善しているうえ、船舶

コーラス・クリーン・エナジー―10月IPOへ―

再生可能エネルギー発電事業を手がける独コーラス・クリーン・エナジー(ノイビーベルク)は24日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。10月7日に株式市場デビューを果たす見通し。当初は7月を予定していたが、ギリシャの財政危

ハロー・フレッシュ―売上5倍以上に―

食料品のインターネット販売を手がける独ハロー・フレッシュ(ベルリン)が23日発表した2015年6月中間期の売上高は1億1,250万ユーロとなり、前年同期の2,220万ユーロから408%増加した。食料品にレシピを添えて配達

オルカン・エナジー―大手2社が出資―

工場などの排熱を利用した発電装置を手がけるドイツの新興企業オルカン・エナジー(ミュンヘン)は16日、工業ガス大手の仏エア・リキードが同社に資本参加したと発表した。エネルギー大手の独エーオンもすでに出資しており、オルカンは

ランクセス―合成ゴム事業の合弁先はサウジアラムコに―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は22日、業績不振の合成ゴム事業をサウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコとの合弁に切り替えると発表した。今月中旬には英イネオスと合弁交渉を行っているとの報道があったが、ランクセス

ドイツ銀行

ドイツ銀行は18日、ロシアの投資銀行業務拠点を年内に閉鎖することを明らかにした。事業の簡素化と事業コスト、リスク、資本コストの削減に向けて進めている世界事業体制見直しの一環だと説明している。ロシアの投資銀行業務は今後、フ

ダイアログ・セミコンダクター―米同業を買収―

独英資本の半導体大手ダイアログ・セミコンダクターは20日、米同業アトメルを買収することで合意したと発表した。これまでの携帯電話・スマートフォン向け半導体に偏っていた製品の幅を拡大する狙い。 アトメルを総額46億ドルで買収

オスラム―中国同業から資本撤退―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は9日、中国の同業・佛山電器照明(Felco)の株式13.5%を同国の投資会社、広東省広晟資産経営(GRAM)に売却することで合意したと発表した。オスラムは経営資源を自動車向けなどの特殊

ボッシュ―電池密度を20年までに2倍以上に―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は15日、米国のスタートアップ企業シーオ(Seeo)を買収すると発表した。シーオの技術を活用してリチウムイオン電池の性能を大幅にアップ。2020年までに電気自動車(EV)の航

ランクセス―イネオスと合弁交渉か―

化学大手の独ランクセス(ケルン)が主力の合成ゴム事業を合弁会社化する方向で英・スウェーデン資本の川上メーカー、イネオスと交渉しているとの観測が浮上している。ロイター通信が消息筋の情報として報じたもので、合弁が実現するとラ

テレ・コロンブス―同業ペップコムを買収―

ケーブルテレビ独3位のテレ・コロンブス(ベルリン)は13日、同4位のペップコムを投資会社スター・キャピタルから譲り受けると発表した。テレ・コロンブスは7月末に同業プリマコムを買収したばかり。ペップコムの買収により顧客世帯

アクテリオン

スイスの製薬会社アクテリオンが米同業ZSファーマの買収に向けて交渉しているとの観測が出ている。ブルームバーグ通信が報じたもので、両社は交渉をしている事実を認めた。交渉内容については伏せている。同通信によると、アクテリオン

欧州中銀が量的緩和拡充も、景気・物価見通し悪化で

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は3日に開いた定例政策理事会後の記者会見で、景気と物価の見通しが悪化していることを受けて、必要に応じて量的金融緩和策を拡充する用意があることを明らかにした。量的緩和は2016年9月までに

オペル―預金事業参入、ブランド・ロイヤリティの向上狙い―

独自動車大手オペル(リュッセルスハイム)は1日、金融子会社オペル・バンクが同日付けでネット銀行業務を開始したと発表した。預金サービスを提供することでオペル車を購入した顧客との関係を強化するとともに、新たな資金調達元を確保

シュトル―中国企業が出資―

横編機製造の独シュトル(ロイトリンゲン)に工業用・家庭用ミシンを手がける中国企業、上工申貝(Shang Gong Group=SGG=)が資本参加するもようだ。dpa通信が報じたもので、SGGは独禁当局の承認を経て出資す

ヘンケル―印洗剤メーカーに出資か―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)がインドの洗剤メーカー、ジョシー・ラボラトリーズ(Jyothy Laboratories)に資本参加するとの観測が浮上している。印『エコノミック・タイムズ』が報じたもので、26%出

アルバ―出資受け入れ交渉―

独廃棄物処理大手のアルバ(ベルリン)が出資受け入れに向けた交渉を進めている。債務の圧縮が狙い。交渉はすでに進展した段階にあり、10月にも合意する見通しという。経済紙『ハンデルスブラット』が消息筋の情報として報じたもので、

エルゴ―利回り保証型生保販売を実質中止へ―

ミュンヘン再保険の元受子会社エルゴ(デュッセルドルフ)は一定水準以上の利回りを保証する古典的な生命保険の新規販売を原則的に今年末で打ち切る方針だ。低金利を受けて利回り保証型の生保商品が業績の足かせとなっているためで、来年

欧州中銀が量的緩和拡充も、景気・物価見通し悪化で

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は3日に開いた定例政策理事会後の記者会見で、景気と物価の見通しが悪化していることを受けて、必要に応じて量的金融緩和策を拡充する用意があることを明らかにした。量的緩和は2016年9月までに

スズキがVWから株式買戻し、仲裁裁判所の裁定受け

スズキと独フォルクスワーゲン(VW)の提携解消をめぐる係争で、ロンドンの国際商業会議所国際仲裁裁判所がVWに対し保有するスズキ株の速やかな売却を命じたことがこのほど分かった。これを受けてスズキは、VWから自社株19.9%

ダイムラー―北京汽車が出資見通し―

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)に中国の戦略提携先である北京汽車(BAIC)が資本参加するもようだ。BAICの徐和誼社長が『京華時報』に明らかにしたもので、出資交渉は年末までに終了する見通しだと語った。ダイム

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