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2011/8/3

経済産業情報

バカンス大国ドイツ、有給休暇はEU最多

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州生活・労働条件改善財団(Eurofound)は7月27日、EU27カ国とノルウェーの正社員の労働時間・有給休暇に関する調査報告書を発表した。それによると、ドイツの年次有給休暇日数は昨年30日に上り、 […]

欧州連合(EU)の欧州生活・労働条件改善財団(Eurofound)は7月27日、EU27カ国とノルウェーの正社員の労働時間・有給休暇に関する調査報告書を発表した。それによると、ドイツの年次有給休暇日数は昨年30日に上り、デンマークと並んで最も多かった。調査対象国(データのない国を除く)の平均は25.4日で、ドイツのメルケル首相が金融支援にからんで「(就労者の)労働時間を増やすべきだ」と非難したギリシャは23日だった。ドイツの年間労働時間は1,659時間で、EU平均(1,708時間)より48.9時間少ない。

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一方、ドイツの所定労働時間は週平均37.7時間でEU平均(38時間)をやや下回ったものの、実労働時間数はEU平均(39.7時間)を上回る40.5時間に上った。週の残業時間は2.8時間で最も多い。

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所定労働時間と実労働時間では、ルーマニアをはじめとするEU新規加盟12カ国が軒並み上位を占めた。

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