独税収見積り委員会は8日、連邦(国)の2014~18年度の税収額が昨年11月の予測を計63億ユーロ上回るとの見通しを明らかにした。経済が堅調なことを受けて税収は増加し続ける見通しで、国の税収は14年の2,690億ユーロから18年には3,092億ユーロに拡大する。
税収増を受けて国内では所得減税を求める声が出ているものの、ショイブレ連邦財務相は、15年から新規債務なしで財政を運営するとの目標の実現には歳出の抑制が欠かせないとして、減税を行わない考えを示した。
欧州連合(EU)向け拠出金と地方を含めたドイツ全体の税収は昨年の6,200億ユーロから今年は6,403億ユーロに拡大。18年には7,315億ユーロに達する見通しだ。