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2014/10/1

経済産業情報

被用者の8割が上司に満足

この記事の要約

ドイツの被用者の78%が上司に満足していることが、ベルテルスマン財団とGfK協会が実施したアンケート調査で分かった。調査担当者は「ドイツ人は権力を否定的に捉えることが多いため、被用者の肯定的な見方に驚いた」と述べ、予想外 […]

ドイツの被用者の78%が上司に満足していることが、ベルテルスマン財団とGfK協会が実施したアンケート調査で分かった。調査担当者は「ドイツ人は権力を否定的に捉えることが多いため、被用者の肯定的な見方に驚いた」と述べ、予想外の結果だったことを明らかにした。調査は今年7月、14~64歳の被用者1,274人を対象に実施された。

上司への満足感は若い年齢層で高く、29歳未満では同回答が83%に達した。

被用者に満足感を与える上司の行為に関する質問では「裁量の余地を与えてくれる」との回答が最も多く、55%に達した。これに「自分の責任で仕事をやらせてくれる」(52%)、「意見を求める」(42%)、「重要な決定に自分を関与させてくれる」(35%)が続く。信頼喪失につながる行為では「脅す」(16%)、「のけ者にする・無視する・解雇」(12%)が多かった。