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2014/12/10

経済産業情報

ドイツ鉄道がインフラ改修、運行遅延が不可避に

この記事の要約

ドイツ鉄道(DB)は8日、大規模なインフラ整備計画を発表した。連邦政府と共同で2015~19年の5年間に総額280億ユーロを拠出。レールや橋を改修する。これに伴いダイヤの運行に大きな支障が出る見通しだ。 今後5年間でレー […]

ドイツ鉄道(DB)は8日、大規模なインフラ整備計画を発表した。連邦政府と共同で2015~19年の5年間に総額280億ユーロを拠出。レールや橋を改修する。これに伴いダイヤの運行に大きな支障が出る見通しだ。

今後5年間でレールを1万7,000キロメートル、分岐器を8,700カ所、橋を少なくとも875カ所、改修する。ピーク時には建設場所数が1日850カ所に達するという。

初年度の15年はレール3,800キロ、分岐器2,000カ所、枕木250万本、敷石400万トン、橋125カ所を新しくする。これを受けてケルン~ラインマイン地域(フランクフルトなどのある地域)間で高速鉄道の運行時間が4月から5月にかけての計4週間、1時間長くなる。このほかハノーバー~ゲッチンゲン間、ケルン~アーヘン間、マンハイム~シュツットガルト間、ミュンヘン~インゴルシュタット間、ベルリンのSバーン(都市鉄道)などでも支障が出る。