ドイツ連邦統計局が16日発表した温室効果ガス統計によると、国内のフロン排出量は昨年9,145トンとなり、前年を7%下回った。減少は2年連続。全体の3分の2を占める冷媒が9%減の6,897トンに低下。樹脂・発泡体製造用の高圧ガスでも5.4%減の1,471トンに後退した。スプレー用高圧ガスでは3%増えて616トンとなった。
温室効果が最も高い六フッ化硫黄(SF6)の排出量は813トンで、前年を26%下回った。
13年の排出量を二酸化炭素(CO2)に換算すると、フロンは1,692.3万トン、SF6は1,852.5万トンで、SF6の方がフロンより数値が大きい。