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2015/1/21

経済産業情報

独不動産市場、今年は19%拡大見通し=EY

この記事の要約

ドイツの不動産取引市場はこれまでに引き続き今年も拡大する見通しだ。会計監査・コンサルティング大手のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が不動産投資家およそ130人を対象に実施したアンケート調査をもとに13日明らかにしたも […]

ドイツの不動産取引市場はこれまでに引き続き今年も拡大する見通しだ。会計監査・コンサルティング大手のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が不動産投資家およそ130人を対象に実施したアンケート調査をもとに13日明らかにしたもので、市場規模は前年比約19%増の527億ユーロに達すると予想している。ドイツは経済も不動産市場も安定しているうえ、低金利を背景に利回りの高い投資先を求める動きが強いことが追い風となる。

アンケートは昨年秋に実施された。それによると、ドイツの不動産市場を「とても魅力的」とする回答は45%となり、前年の32%から大きく拡大。「魅力的」との回答も51%に達しており、96%が高い評価を下している。

ただ、優良物件はすでに少なくなっており、投資家はこれまでよりも大胆な姿勢が必要になっている。このためアンケートでは建設中の建物などリスクの高い物件への投資が増えるとの回答が62%に上った。

国内取引総額に占める国外投資家の割合が増えるとの回答は87%に達した。独市場の評価が高まっていることが背景にあり、特にアジアの投資家の活動が活発化するとの見方が強い。

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