Merck
製薬・化学大手の独Merckは大型買収を今後3年間は控える意向だ。バイオ大手の米Millporeを今年52億ユーロで買収したため、まずは債務の圧縮を優先する。ただ、化学部門に関しては既存事業を強化するために、やや規模の小 […]
製薬・化学大手の独Merckは大型買収を今後3年間は控える意向だ。バイオ大手の米Millporeを今年52億ユーロで買収したため、まずは債務の圧縮を優先する。ただ、化学部門に関しては既存事業を強化するために、やや規模の小 […]
CIGS薄膜太陽電池(以下:CIGS)の製膜時の温度が低くなると薄膜を構成するガリウム(Ga)とインジウム(In)分子の濃度分布に偏りがでることを、マインツ大学、IBMなどの産学研究チームがコンピューターシミュレーション
製薬大手の米Merck & Co.は米同業のSchering-Plough買収に伴う事業整理で、ドイツの拠点も統廃合する。対象となるのはSchering-Ploughの独子会社Essex Pharma(ミュンヘ
独化学工業会(VCI)は7日、上半期の業界売上高が前年同期比16%増の777億ユーロに拡大したと発表した。1年前は景気の最悪期だったこともあり、生産高と輸出高もそれぞれ13%、12%の2ケタ成長となった。設備稼働率は83
独与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と自由民主党(FDP)の3党は6日、医療保険制度の改正案で合意した。公的健康保険の赤字を解消するのが目的で、労使折半の保険料率を現在の14.9%から来年15.5%へと引き
ドイツ政府は6月29日、特許薬価格の引き下げなどを狙った法案を閣議決定した。急速に悪化する公的健康保険の財政を改善するのが狙い。今秋にも連邦議会に法案を提出し、2011年1月から施行する方針だ。 \ 政府は新薬の価格を製
高級車大手のBMW(ミュンヘン)はこのほど、同社が開発中の電気自動車(EV)「メガシティ・ヴィークル(MCV)」の構想を明らかにした。シャシにアルミニウム、車体に炭素繊維素材を採用し、約300キロに上るバッテリーの重量を
日立化成工業は6月30日、黒鉛電極大手の独SGL Groupと欧州市場における自動車・産業用リチウムイオン電池の負極材事業で包括提携すると発表した。欧州市場で負極材の供給体制確立を目指す。 \ 高性能リチウムイオン電池の
化学品の卸売と輸送を手がける独Brenntag(ミュールハイム・アン・デア・ルール)は5日、デンマークの複合企業East Asiatic Company(EACグループ)からアジアの化学物流子会社EAC Industri
独製薬大手のGruenenthal(アーヘン)は今後、中核事業の鎮痛剤に経営資源を集中し、売り上げを5年で倍増させる計画だ。昨年8億8,100万ユーロだった売上高を2015年までに最低15億ユーロへと拡大、売上高利益率も
人工透析サービス大手の独Fresenius Medical Care(FMC)は6月30日、ロシアの同業KNCを買収したと発表した。取引金額は非公開。KNCは黒海沿岸のクラスノダール地方で病院を5カ所運営し、約1,000
Bayerの農業科学子会社Bayer CropScienceは1日、遺伝子組み換え(GM)作物の特許をめぐる係争で、スイスの競合Syngentaと法廷外で和解したことを明らかにした。和解内容は伏せている。両社は害虫への耐
ブラウンシュヴァイク大学とフラウンホーファー木材研究所(WKI)の研究チームは、ナノ粒子を取り扱う研究・開発機関や製造現場での安全性向上に向けたプロジェクトを立ち上げた。人体への影響やリスク評価のもとになるデータを簡易に
Bayerの樹脂部門Bayer MaterialScience(レバークーゼン)がアジア事業を強化している。機能性フィルムの研究センターを22日シンガポールに開設したほか、年内にはアジアにおけるポリカーボネートの新生産拠
バイオテクノロジー大手の独Morphosys(マルティンスリート)は27日、白血病治療薬の開発で米Xencorと提携すると発表した。Xencorが開発中の新薬を譲り受けて市販、製薬大手Rocheのがん治療薬「Rituxa
フラウンホーファー応用重合体研究所(IAP)が製品の偽造・模造を防止する新たな手法を開発した。樹脂などの原料に複数の蛍光色素を混入して製品を成形するもので、素材に合わせて色素の種類を変えるため、非常に高い精度で真贋を確認
独化学大手のBASFは23日、独特殊化学メーカーのコグニスを7億ユーロで買収することで合意したと発表した。コグニスが抱える債務と年金支払いの肩代わりを含めると、買収総額は31億ユーロとなる。11月の買収手続き完了を見込む
断熱材大手の独Sto(シュチューリンゲン)はロシア事業を強化する意向だ。同社のハンスディーター・シューマッハー取締役(財務担当)への取材をもとに22日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 \ ロシアは人口が多
イエナ大学のゲオルク・ポーナート教授を中心とする研究チームは、カモジゴケ(Dicranum Scoparium)が害虫の食害を受けた際に、酸化脂肪酸の一種であるオキシリピン類を生成して防衛していることを突き止めた。今回の
欧州連合(EU)が遺伝子組み換え(GM)作物の認可制度を改革する。一部加盟国の反対で認可手続きが遅々として進まない現状を改めることが狙い。欧州委員会が7月中旬に発表予定の改革案をもとに21日付『フランクフルター・アルゲマ
薬剤給付管理大手の米Medco Health Solutionsと医薬品販売大手の独Celesioは21日、医療費の削減と治療の質の向上を同時に実現するサービスで提携すると発表した。蘭アムステルダムに折半出資の合弁会社M
医薬品販売大手の独Celesio(シュツットガルト)は16日、オランダ事業を競合の独Phoenixと統合すると発表した。同国では医療制度改革を受け健保の統合が進んでその価格交渉力が高まっており、両社は事業統合を通してこれ
肥料大手の独K+S(カッセル)は9日、園芸用品を製造する子会社COMPOの放出方針を明らかにした。中核事業のカリ・マグネシウム製品と塩に経営資源を集中する戦略の一環で、すでに投資銀行Goldman Sachsに対し売却先
工業ガス大手の独Messer(ズルツバッハ)は2015年までに、売上高を昨年の7億9,700万ユーロから10億ユーロへと引き上げる計画だ。08年に再開したドイツ事業と、大幅な成長が見込めるアジア事業を両輪にして実現する考
化学大手の独Evonik(エッセン)は9日、上海に建設した貴金属担持型粉末触媒工場の操業を開始した。同国の顧客に直接製品を供給するとともに、納品期間を大幅に短縮。拡大する現地需要を積極的に取り込んでいく。 \ 貴金属担持
製薬大手の独Bayerは14日、非小細胞肺がんを対象とした同社の抗がん剤「Nexavar」の第3相臨床試験で延命効果が確認できなかったと発表した。同剤は将来性の高い医薬品と期待されており、すでに肝細胞がんと腎細胞がんでは
国内最大の公的健保組合Barmer/GEKはこのほど、2009年の薬剤費支出が約37億ユーロとなり、前年から6%増加したと発表した。特にがん、リューマチ、多発性硬化症向けの支出は最大で25%も膨らんでおり、止めどなく続く
化学大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)は7日、ノルウェーの鉄合金メーカーFesilからシリコンメタル工場を譲り受けることで合意したと発表した。化粧品や半導体、太陽電池の原料であるシリコンメタルの供給源を確保
独特殊化学大手Altana(ヴェーゼル)のマティアス・ヴォルフグルーバー社長は2日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』のインタビュー記事で、買収に向け最大10億ユーロを銀行融資などで調達できることを明らか
独3位の後発医薬品メーカーStada(バート・フィルベル)は7日、コスト削減プログラム「Build the future」を発表した。収益力の強化が狙いで、人員削減や工場の閉鎖・放出、事業売却などを計画している。売却対象
化学世界最大手BASFのユルゲン・ハンプレヒト社長はこのほどニューヨークで開かれた投資家向け会議で、2020年までの10年間で売上高を倍増させる方針を明らかにした。2009年の実績は506億9,000万ユーロで、「900
ドイツで栽培が禁止されている遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの種子が非GM種子に混入していたことが発覚した。ニーダーザクセン州ブクステフーデの種苗業者Pioneerが販売していたもので、欧州連合(EU)が認可していない
ドイツ人の過半数が太りすぎであることが、連邦統計局が2日に発表したデータで明らかになった。それによると、ボディマス指数(BMI)で太りすぎの目安となる25超の人は昨年51%に達した。性別では男性が60%、女性が43%で、
独Bayerの農業科学子会社Bayer CropScience(モンハイム・アム・ライン)は5月27日、サトウキビの新種開発に向けブラジルのさとうきび技術研究センター(CTC、Centro de Tecnologia C
フラウンホーファー物理測定技術研究所(IPM)などの研究チームは、医薬品の真贋を簡単かつ低コストで確認できる認証システムを開発した。パッケージによって紙や印刷の状態が微妙に異なることを利用する。消費者はパッケージのバーコ
荒川化学工業は5月26日、 米Dow Chemicalと共同展開してきたドイツ事業を完全傘下に収める方針を明らかにした。Dowの水素化石油樹脂生産設備と、現地合弁・荒川ヨーロッパ社(ARAKAWA Europe GmbH
明治製菓は5月25日、同社が開発中の農業用殺虫剤「ME5343」に関するライセンス契約を独化学大手のBASFと締結したと発表した。日本とアジアの一部の国を除く全世界での同剤の独占的開発・商業化権をBASFに賦与する。 \
「Manhattan」などの化粧品ブランドを手がける独Dr. Scheller Cosmetics(アイスリンゲン)は親会社であるロシアの化粧品メーカー、Kalinaのもとで進めてきた事業再編を年内に終了する見通しだ。同
化学大手の独BASFがアジアで買収の機会をうかがっている。買収対象となるのは売上高が1億ユーロのケタ台の企業。買収により同社が景気変動の影響を受けにくくなることや、顧客企業に距離的に近いことなどを選定基準としている。ただ
化学大手の独Henkelがロシア事業を強化している。7月には1,000万ユーロを投じて現地に建設した接着剤工場が操業を開始、2012年までにさらに2工場を新設する。ロシア市場が中期的に西欧・米国市場よりも早いスピードで成
独バイオテクノロジー工業連盟(DIB)は20日、会員企業212社を対象に実施したアンケート調の結果を発表した。それによると、「2010年上半期に増収を見込む」と回答したのは全体の55%で、「変わらない」の30%、「減少す
独特殊化学大手ランクセスは13日、ロシアのニジニ・ノヴゴロドで新工場の鍬入れ式を行った。完全子会社の独ラインケミーがロシアおよびCIS諸国向けにゴム添加剤を生産する。工場は2011年初めに完成し、中期的に50人を新規雇用
化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)が11日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終損益は1億400万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(1,400万ユーロ)から大幅に改善した。景気回復で需要が拡大し
化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は17日、シンガポールのジュロン島で新工場の起工式を行った。タイヤなどの原料であるブチルゴムを生産、アジアの需要拡大に対応していく。 \ 約4億ユーロを投じて2013年から操業
肥料・塩大手のK+S(カッセル)が11日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は1億7,230万ユーロで、前年同期から60.6%増加した。景気が上向いたことで農家の肥料需要が回復したことが大きい。売上高
独化学工業会(VCI)は17日に発表した第1四半期業界レポートのなかで、2010年通期の業績見通しを上方修正した。景気の回復が順調に続いているためで、生産成長率を従来予測の5%から8.5%、売上成長率を同6%から10%に
独塗料・インク産業連盟(VdL)はこのほど、今年の国内売上高が前年比3.6%増の47億ユーロに拡大するとの見通しを明らかにした。建設や自動車業界向けの販売に回復の兆しが出始め、販売価格も上昇してきたためで、国外を合わせた
コスメティック用品・粘着テープ大手の独Beiersdorf(ハンブルク)が6日発表した2010年1-3月期決算の営業利益(EBIT)は前年同期比28.3%増の1億8,600万ユーロと大幅に拡大した。景気の回復を受け特に粘
複合企業Evonikは11日の第1四半期決算発表で2010年12月通期の業績予測を引き上げた。主力の化学事業が好調なためで、売上高を「増収」から「2ケタ増収」、営業利益(EBITDA)を「少なくとも前年並み」から「前年以
がん治療薬とワクチンの開発を手がけるバイオ企業Curevacは、バイオ企業向けの投資会社Dieviniから2,760万ユーロの資金を受ける。これにより2012年までの研究開発資金を確保。前立腺がんと肺がんの臨床試験のほか