ドイツ機械工業界の動き

スギノマシン―独同業Zippel買収―

スギノマシンは21日、ドイツの工業用洗浄装置メーカーZippelを1月1日付で買収したと発表した。欧州事業を強化するとともに、製品の幅を広げる考え。取引金額は公表していない。 \ Zippelは1968年の創業。工業用洗 […]

シューラー、同社最大のサーボプレス機が稼働開始

プレス機械世界最大手の独シューラーは16日、樹脂加工・金属成形部品メーカーのクレーマー(ノルトライン・ヴェストファーレン州ヘルツェブロック・クラーホルツ)に納入したサーボプレス機が稼働を開始したと発表した。同設備はシート

Aixtron SE―OLED製造装置をManzと共同開発・生産へ―

特殊機械メーカーの独Aixtron(ヘアツォーゲンラート)は8日、有機発光ダイオード(OLED)製造装置を同業Manzと共同開発・生産すると発表した。提携によりOLEDの生産コスト引き下げにつながる装置を開発。今後予想さ

Rolls-Royce Power Systems AG―Tognumから社名変更―

大型エンジン大手の独Tognumは9日、社名を同日付でRolls-Royce Power Systems AG(フリードリヒスハーフェン)に変更すると発表した。Tognumは昨年3月に英Rolls-Royceと独Daim

独機械業界受注、11月は7%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が13日発表した独業界の2013年11月の新規受注高は前年同月比で実質7%増となり、3カ月ぶりに拡大へと転じた。国外受注が12%増加したことが大きい。国内は1%減少した。 \ 特殊要因による

中連重科

中国の大手建機・重機メーカー中連重科(Zoomlion Heavy Industry Science&Technology Development Co., Ltd.)は12月25日、独同業M-Tec Math

Kuka AG―同業Reis Robotics買収へ―

ロボット・オートメーション機器大手の独Kuka(アウグスブルク)は13日、独同業のReis Roboticsを買収することで基本合意したと発表した。製品の幅を広げるとともに、中国事業を強化することが狙い。取引の成立には独

Voith GmbH―従業員1,000人削減へ―

機械大手の独Voith(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は11日の決算発表で、コスト削減プログラム「Voith 150+」を発表した。市場環境の変化を受けて業績が悪化していることに対応。事業の整理や業務プロセスの改

Koenig & Bauer AG―組織再編、最大1,500人削減へ―

印刷機械大手の独Koenig & Bauer(KBA、ヴュルツブルク)は16日、組織再編計画を発表した。各事業部門を独立採算の組織とするとともに、事業プロセスの効率化を推進。厳しい市場環境のなかでも長期的に利益

Krones AG―同業買収―

包装機械大手の独Krones(ノイトラオプリング)は3日、独同業のHST Maschinenbau GmbHを完全買収すると発表した。ジュース・牛乳包装のプロセス技術分野で競争力を強化する狙い。買収金額は100万ユーロの

Heidelberger Druckmaschinen AG―ソフト会社に出資―

印刷機械大手の独Heidelberger Druckmaschinenは5日、ソフトウエア開発のNeo7evenに資本参加すると発表した。デジタル事業を強化する戦略の一環で、出資によりクロスメディア・パブリッシング事業に

独機械業界受注2カ月連続減少、10月-10%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の2013年10月の新規受注高は前年同月比で実質10%減となり、2カ月連続で後退した。国外受注が14%減少、国内も2%落ち込んだ。 \ ユーロ圏外からの受注が17%落ち込

射出成型部品を3Dプリントで、独社が新技術開発

3D-CADデータをもとに機能部品を直接造形できる新たな3Dプリンターを射出成型機械メーカーArburg(バーデン・ビュルテンベルク州ロスブルク)が開発した。「FreeFormer」と名付けられた同システムでは溶融した樹

電気ヘリコプターでデモ飛行、プロペラ18基搭載

電動プロペラ18基で飛行する新タイプのヘリコプターをドイツの新興企業e-voloが20日、本社所在地カールスルーエで公開した。3年後にも量産を開始する意向だ。 \ 「Volocopter」と命名された同ヘリは2人乗りで、

独機械輸出、第3四半期は減少幅0.6%に縮小

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が25日発表した独業界の2013年第3四半期の輸出高は前年同期比0.6%減の369億ユーロで、減少幅は第1四半期と第2四半期の各5.8%、3.2%を下回った。全体の約40%を占める欧州連合(

独ヨット業界の苦境続く

独ヨット業界で業績不振が続いている。リーマンショックに伴う金融・経済危機の直撃からようやく回復した直後に欧州債務危機が襲い、主要顧客である南欧(地中海地域)向け輸出が冷え込んでいるためだ。業界最大手Bavaria Yac

Kion

フォークリフト世界2位の独Kionが14日発表した2013年1-9月期決算の売上高は33億1,670万ユーロで、前年同期を3.5%下回った。売上全体の70%を占める欧州市場が低迷していることが影響。営業利益(EBIT)も

国際農業機械見本市、来場者数が過去最高に

世界最大の国際農業機械見本市Agritechnicaが12~16日の5日間、ハノーバーで開催された。同見本市の規模は拡大し続けており、6回目となった今回は前回(11年)を200社上回る2,900社が出展。総展示面積は11

Koenig & Bauer AG―市場縮小が直撃、赤字転落―

印刷機械大手の独Koenig & Bauer(KBA、ヴュルツブルク)が11日発表した2013年1-9月期決算の最終損益は2,020万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(450万ユーロ)から大幅に悪化した。世界

Thyssenkrupp AG―電解設備で伊社と合弁―

鉄鋼系複合企業の独Thyssenkruppは5日、プラント建設子会社ThyssenKrupp Industrial Solutionsがイタリアの電気化学技術企業De Noraと合弁会社ThyssenKrupp Uhde

富士フイルム―インクジェット分野で独社と提携―

富士フイルムは5日、印刷機械大手の独Heidelberger Druckmaschinenとインクジェットプリンティング分野で業務提携の基本合意を結んだと発表した。デジタル印刷分野で需要の拡大が見込めるため。両社は今年1

DMG Mori Seiki AG―13年業績予測引き上げ―

工作機械大手の独DMG Mori Seiki(ビーレフェルト)は10月29日の決算発表で、2013年通期の業績予測を引き上げた。9月に開催された業界見本市EMOで過去最大の受注を獲得したためで、前期と同水準にとどまるとし

Wolfkran AG―事業の国際化推進―

中堅クレーンメーカーの独Wolfkran(ハイルブロン)が事業の国際化を推し進めている。ペーター・シーファー社長への取材をもとに1日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 \ Wolfkranは1854年創業の

Schuler AG―独事業を統廃合―

プレス機器世界最大手の独Schuler(ゲッピンゲン)は10月30日、国内事業の統廃合計画を発表した。顧客企業が事業を国際化させていることに対応して主に新興国で事業を強化。これに伴い国内事業をスリム化する。 \ 生産部門

Singulus Technologies AG―2年ぶりに営業黒字化の見通し―

半導体と光メディア、太陽電池の製造装置メーカーである独Singulus(カール・アム・マイン)が10月31日発表した2013年1-9月期暫定決算の営業損益(EBIT、特別費計上前)は140万ユーロの黒字となり、前年同期の

Repower

風力発電設備大手の独Repowerは10月31日、来年から社名をSenvionに改めると発表した。これまではRepowerという名称をスイス企業からライセンス供与を受けて利用してきたが、同スイス企業が自らもRepower

9月機械業界受注、前年の反動で実質6%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が10月30日発表した独業界の2013年9月の新規受注高は前年同月比で実質6%減少した。国内受注は21%増加したものの、国外が16%落ち込んで足を強く引っ張った。 \ VDMAのエコノミスト

独デュル、メキシコの新工場を開設

独産業設備機械大手のデュルは10月28日、メキシコのケレタロに建設した新工場を開設した。取引先の自動車メーカーの米国やメキシコでの販売好調を受けて、新工場への移転を決めたという。従来工場に比べ生産・オフィス面積が50%拡

油圧運搬車メーカーHTS、大手自動車メーカーから受注

油圧運搬車両メーカーの独HTS(バーテン・ビュルテンベルク州)は、大手自動車メーカーにピックアンドキャリークレーン「ミニドレル 50B-TRS」1台を納入した。ギヤ工場における資材などの運搬に使われる。受注金額や発注した

独機械業界生産、来年は増加見通し

ドイツ機械工業連盟(VDMA)のトーマス・リントナー会長は17日の会員集会で、国内機械生産高が来年は前年比で3%増加し、2年ぶりに拡大するとの見通しを示した。主要な輸出先である米国と中国で景気が再び加速していることが大き

旧式ボイラーの交換義務づけ

ドイツ政府は16日の閣議で、省エネ政令(EnEV)の改正案を承認した。1985年より前に設置された暖房を原則として2015年までに新式のものに交換することを家主に義務づけることが柱。これまでは1978年より前に設置された

Kion Group AG―米国事業強化へ―

フォークリフト世界2位の独Kion(ヴィースバーデン)が米国事業を強化する。トヨタL&Fを抜いて世界最大手になるという目標を実現するには低迷する米国事業の拡大が欠かせないためだ。ゴルドン・リスケ社長が『フランク

独アイゼンマン、VW中国から大型受注

独塗装設備メーカーのアイゼンマンは10日、独フォルクスワーゲン(VW)と中国・上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)から塗装ラインを受注したと発表した。納入するのはディップコーティングシステ

Vestas Wind Systems A/S―6工場を独社に売却―

デンマークの風力発電設備大手Vestas(ラナース)は9日、計6工場をドイツの産業グループVTC Partnersに売却すると発表した。経営再建に向けて周辺事業を整理する計画の一環。売却価格は1ユーロだが、VTCは将来、

中国航空工業集団―独機械メーカーにTOB―

中国航空工業集団(AVIC International)は11日、ドイツのセメント設備メーカーKHD Humboldt Wedag International AG(ケルン)に対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表し

徐州工程機械集団有限公司―欧州に重点投資―

中国の建機大手・徐州工程機械集団(XCMG)は欧州投資を重点強化する意向だ。Suoyun Li副社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにしたもので、事業の国際化の重要なカギを握るとしている。世界3大メーカーに浮上するため

Duerr

塗装設備大手の独Duerrは9月30日、2013年の売上高営業利益率(EBITベース)を従来予測の7.0~7.5%から7.5~8.0%へと上方修正した。第3四半期の業績が好調だったため。上半期の同利益率は7.3%だった。

太陽電池機械・部品業界、上期売上半減

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、太陽電池産業向けに製造装置・部品を供給する独企業の上半期売上高が前年同期比でほぼ半減したと発表した(売上高は非公開)。太陽電池の供給過剰と価格急落を背景に製造装置の需要は2011年半

Rheinmetall AG―石油プラント事業に参入―

軍需大手の独Rheinmetall(デュッセルドルフ)が石油・天然ガスプラント事業に参入する。中東、北アフリカ、南米では軍需と石油・天然ガスビジネスが密接に関連しているためで、産業サービス大手の独Ferrostaalと共

Voith

機械大手の独Voithが本社所在地ハイデンハイムで従業員400人強を削減する。製紙機械事業の不振を受けて業績が悪化しているためで、整理対象とならない従業員4,500人についても11月から勤務時間と給与を当面10%引き下げ

独航空機部品業界に淘汰の時代、エアバスの要求基準アップで

ドイツの航空機部品業界に近い将来、大規模な淘汰の波が押し寄せる見通しだ。主要顧客のエアバスがサプライヤーに対する要求基準を大幅に引き上げたためで、各社は速やかな対応を迫られている。独航空宇宙産業連盟(BDLI)の調査レポ

独機械業界受注4カ月ぶりに増加、8月+6%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2013年8月の新規受注高は前年同月を実質6%上回り、4カ月ぶりに好転した。国外受注が9%増加、国内も2%拡大した。 \ 特にユーロ圏からが31%増と大きく伸びた。大型

KUKA

機械大手のKUKAは17日、電機大手Siemensと包括提携すると発表した。提携の中心となるのはロボット技術とコンピュータ数値制御(CNC)の統合で、KUKAはロボット、SiemensはCNCソリューションのノウハウをそ

工作機械見本市、来場者の20%が会場で発注

欧州工作機械見本市EMOが16~21日の6日間、ハノーバーで開催された。今年は世界43カ国から2,100社以上が出展。世界100カ国以上の14万5,000人が来場した。 \ 国外からの来場者は5万人で、全体の3分の1を占

Gildemeister

工作機械大手の独Gildemeisterは9日、戦略提携する森精機への出資比率を従来の5.5%から9.6%へと引き上げたと発表した。提携強化に向けた3月の合意に基づく措置。Gildemeisterに対する森精機の出資比率

Gildemeister AG―増資へ―

独工作機械大手Gildemeister(ビーレフェルト)の取締役会は8月28日、株主割当増資計画を決議した。2億1,000万ユーロを調達して国外事業の強化などに充てる考え。戦略提携する森精機は増資に応じる。 \ 既存株4

独機械業界受注3カ月連続減に、7月-3%

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が8月29日発表した独業界の2013年7月の新規受注高は前年同月を実質3%下回り、3カ月連続で落ち込んだ。国外受注が9%縮小して足を強く引っ張った格好。国内はプラス10%となり、4カ月ぶりに

上部へスクロール