中東欧エネルギー業界の動き

ウクライナ、ハンガリーからの天然ガス輸入を再開

ウクライナの国営ガス輸送会社ウクルトランスガスは10日、ハンガリーからの天然ガス輸入を再開したと発表した。日量270万立法メートルを輸入する予定だ。 ウクルトランスガスは昨年、ハンガリーから6億立法メートルを輸入した。し

ポーランド政府、電力4社の統合を計画

ポーランド政府は国営電力企業4社を統合する計画を進めている。電力部門の国際競争力を高めるのが狙い。カルピンスキ財務相が8日、電子メールを通じて発表した声明で明らかにした。 カルピンスキ財務相は、「欧州市場におけるポーラン

ロスネフチ、モルガンスタンレーの石油事業買収を中止

ロシアの国営石油大手ロスネフチは12月22日、米投資銀行モルガンスタンレーの石油関連事業の買収合意が失効したと発表した。ロスネフチはその理由を米国の規制当局の認可が得られなかったためとしている。 同買収計画は石油関連事業

ロシア、ウクライナに電力供給へ

ロシア・エネルギー省はこのほど、ロシア政府系で電力の輸出入を行うインテルRAOとウクライナ政府系のエネルギー企業ウクルインテルエネルゴとの間で電力の輸出に関する契約が締結されたと発表した。契約期間は1年で最大1,500M

ロシアが銀行・エネルギー部門など支援、総額50億ドル

ロシア政府は、銀行部門やエネルギー部門に対する支援を相次いて打ち出している。欧米による経済制裁と原油安で通貨ルーブルが急落するなか、金融システムの動揺を抑えるとともに、打撃を受けている企業をサポートするのが狙いで、支援総

ロシアが銀行・エネルギー部門など支援、総額50億ドル

ロシア政府は、銀行部門やエネルギー部門に対する支援を相次いて打ち出している。欧米による経済制裁と原油安で通貨ルーブルが急落するなか、金融システムの動揺を抑えるとともに、打撃を受けている企業をサポートするのが狙いで、支援総

仏首相、チェコの原発事業拡大への協力を表明

フランスのヴァルス首相はこのほど、チェコの原発関連プロジェクトに協力する用意があると表明した。同首相がチェコのソボトカ首相との会談後に語ったもので、原発拡張工事の入札が行われるのであれば参加すると述べた。一方ソボトカ首相

UBS銀、チェコの太陽光発電事業買収に意欲

スイスの金融大手UBSがチェコの太陽光発電事業会社ソーラー・グローバルの買収に動いている。チェコ紙『E15』がこのほど報じたところによると、UBSは同社の資産価値を10億コルナと評価しているもようだ。チェコに13の太陽光

米シェブロン、ウクライナ・シェールガス開発から撤退

ウクライナのヴァレリー・チャーリー大統領府副長官は15日、米石油メジャーのシェブロンが同国のシェールガス開発事業から撤退する見通しであることを明らかにした。内戦で経済が疲弊(へい)するウクライナにとって、総額100億米ド

ロシア、ウクライナへの天然ガス供給を再開

ウクライナの国営ガス輸送会社ウクルトランスガスは9日、ロシアが同国への天然ガス供給を再開したと発表した。ウクライナと欧州連合(EU)、ロシアの10月末の3者合意に基づくもので、ロシアからの輸入は今年6月以来、約6カ月ぶり

EUからの助成決定、ポーランド送ガス事業のガスシステム

ポーランドの送ガス事業者であるガスシステムは10日、下シロンスク県で進める輸送網拡張計画に関連し、欧州連合(EU)から最大1億7,200万ズロチ(約4,130万ユーロ)の助成が受けられることが決まったと発表した。2007

トルコ成長率、7~9月は1.7%に減速

トルコ統計局が10日発表した同国の2014年7~9月期の国内総生産(GDP)は、実質ベースで前年同期比1.7%増となり、伸び率は前期の2.2%から縮小した。内需の伸び悩み、農業生産の落ち込みが響き、市場予想の約3%を大き

ロシアとトルコ、黒海パイプライン計画で正式合意

サウス・ストリーム計画の中止を受けて、ロシアが新たなパイプライン・プロジェクトに乗り出す。ブルガリアの代わりにトルコに向けて黒海パイプラインを敷設し、南東欧地域を中心とする欧州への輸送路を確保する意向だ。資金調達やトルコ

EUがサウス・ストリーム計画の続行目指す、ロシアが中止表明も

欧州連合(EU)は、ロシアが中止を発表した天然ガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画の続行に向けロシアと合意を探る意向だ。欧州委員会のシェフチョビチ副委員長(エネルギー同盟担当)は2日、サウス・ストリームに関す

ポーランド政府、石炭業界再編案を策定

ポーランド政府は年内に石炭部門の再編案をまとめる方針だ。基幹産業の一つである同業界の抱える問題を解決し、利益体質化を図る狙いがある。 政府のヴォイチェフ・コヴァルチュク石炭業界再編担当委員が4日、議会で説明したところによ

シーメンス、PKNオルレンから発電プラント受注

独総合電機大手シーメンスは5日、ポーランド石油最大手PKNオルレンからガスタービンコンバインドサイクル発電プラントをターンキー契約で受注したと発表した。受注したのは最新鋭のHクラスガスタービン「SGT5-8000H」など

ハンガリー初の地熱発電所、18年完成目指す

ハンガリーの再生可能エネルギー開発会社EU-Fireは2日、国内初の地熱発電所をアイスランドのエンジニアリング会社マンヴィットと共同で建設すると発表した。投資額は1億1,600万ユーロで、欧州連合(EU)から3,930万

トルコ、来年からバングラデシュに軽油を輸出

バングラデシュが来年、初めてトルコから軽油を輸入する。需要拡大を受けて調達を拡大する政府の方針に沿うもので、まず上半期に6万トンを購入する。 バングラデシュ石油公社(PPC)は7日、来年上半期にトルコ石油国際会社(TPI

ベラルーシとポーランド、鉱物資源分野で協力

ベラルーシとポーランドが鉱物資源の採掘で協力する。ベラルーシのルスィ副首相が2日、国営BelTA通信に明らかにした。ワルシャワで開催されたベラルーシ・ポーランド経済協力委員会で合意されたもので、副首相は「ベラルーシの石油

ハンガリー初の地熱発電所、18年完成目指す

ハンガリーの再生可能エネルギー開発会社EU-Fireは2日、国内初の地熱発電所をアイスランドのエンジニアリング会社マンヴィットと共同で建設すると発表した。投資額は1億1,600万ユーロで、EUから3,930万ユーロの助成

EUがサウス・ストリーム計画の続行目指す、ロシアが中止表明も

EUは、ロシアが中止を発表した天然ガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画の続行に向けロシアと合意を探る意向だ。欧州委員会のシェフチョビチ副委員長(エネルギー同盟担当)は2日、サウス・ストリームに関する会合を予定

ロシア、サウス・ストリーム計画中止

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムのミレル社長は1日、訪問先のトルコで、ウクライナを迂回して欧州に天然ガスを運ぶサウス・ストリーム・パイプラインの建設計画を凍結すると発表した。天然ガスの生産事業と輸送事業の分離を求

ポーランドのPKNオルレン、CCGT発電所を建設

ポーランド石油最大手PKNオルレンは11月26日、同国中部のプロックにガスタービン・コンバインドサイクル発電所(CCGT)を建設すると発表した。新発電所の出力は596メガワットで、2017年末の運転開始を予定している。投

チェコ、規制電力料金1.2%引き下げ

チェコのエネルギー規制局は11月26日、2015年の規制下にある電力料金を1.2%引き下げると発表した。電力事業者間の取引価格が低下していることを反映した。チェコは2014年、太陽光発電の固定買取制度を廃止して電力料金上

ポーランドのPKNオルレン、CCGT発電所を建設

ポーランド石油最大手PKNオルレンは11月26日、同国中部のプロックにガスタービン・コンバインドサイクル発電所(CCGT)を建設すると発表した。新発電所の出力は596メガワットで、2017年末の運転開始を予定している。投

スイスのクレシュ、クロアチア石油大手INAの買収を検討

石油、金属、化学関連製品の製造・販売を行うスイスのクレシュ・グループがクロアチア最大の石油精製会社INAの買収を検討していることがわかった。ブルームバーグが19日、関係者の話として報じた。 米国の実業家ゲイリー・クレシュ

ロシアとサウジアラビア、石油市場の需給バランス確保で協力

ロシアのラブロフ外相とサウジアラビアのサウード・アルファイサル外相は21日、モスクワで会談し、原油市場の需給バランスを保つ立場で協力していくことを確認した。ラブロフ外相が会談後に明らかにした。 米国が過去30年なかった勢

バルト海ガスパイプライン、2019年までに完成へ

エストニアとフィンランドを結ぶ天然ガスパイプライン「バルチックコネクタ」敷設構想が実現に向けて動き出した。エストニアのロイバス首相とフィンランドのストゥブ首相はさきごろ、合同パイプラインの建設合意書に調印した。遅くとも2

ポーランド石炭KW、資金調達難航

経営難に陥っているポーランドの国営石炭会社コンパニア・ヴェングロヴァ(KW)の資金調達が難航している。ブルームバーグが19日報じたところによると、タラシュ社長は早期の解決策が見つからなければ5つの炭鉱の閉鎖と、約1万5,

EBRD、トルコの家庭用エネルギー効率向上を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)は19日、トルコの家庭用エネルギー効率化プロジェクトへの融資を発表した。対象となるのは新たに設立される「トルコ住宅エネルギー効率化金融支援ファシリティー」(TuREEFF)で、EBRDが2億8

チェコ電力大手EPH、バッテンフォールの独褐炭事業買収へ

チェコの電力事業大手EPHは、スウェーデン国営エネルギー大手のバッテンフォールがドイツ東部で運営する褐炭採掘・発電事業の買収を検討している。EPHのダニエル・クレチンスキー会長が12日、独子会社のミブラークを通じて当該事

欧州投資銀、スロバキア・ガス供給会社に1億ユーロ融資

欧州連合(EU)の政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)は12日、スロバキアのガス供給会社SPPのインフラ刷新事業に1億ユーロを融資すると発表した。同社のガス供給インフラを最新の厳格な環境・安全基準に適合させることを目

タイヤメーカーのヴィダキム、操業停止=ブルガリア

ブルガリアのタイヤメーカー、ヴィダキムが13日、国内北西部のヴィディン工場の操業を停止した。現地通信社Noviniteが、国家エネルギー・水道規制委員会との電力価格交渉に訪れていたレシュタルスキ社長の発言として報じた。

EBRD、セルビアの再可エネ事業に融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は13日、セルビアのコメルツィヤルナ銀行に1,000万ユーロを融資すると発表した。EBRDは同行を通じセルビアの商業ビルや工業部門のエネルギー効率改善を支援する。また、長期資金を供給することで

EBRDの省エネ支援向け融資制度、第2期が開始

欧州復興開発銀行(EBRD)は5日、ポーランドの省エネ促進を支援するため導入している「持続可能エネルギー融資スキーム(PolSEFF)」と呼ばれる融資制度の第2期となる「PolSEFF2」の運用を開始したと発表した。中小

エネルギー大手MOL、協調融資で15億米ドル調達

ハンガリーのエネルギー最大手MOLはこのほど、主要取引銀行15行から15億5,000万米ドルの協調融資を受ける契約に調印した。融資期間は5年で、最長2年の延長が可能となっている。 同融資契約は今年4月に5億4,500万米

ルーマニア発電・褐炭大手、中国CHECと新発電所建設で合弁

ルーマニアの褐炭採掘・発電大手コンプレクスエネジェティク(CEN)・オルテニアはこのほど、中国発電設備メーカーの中国华电工程集团有限公司(CHEC)と発電所建設プロジェクトで合弁契約を結んだ。投資額は10億ドル。同国南西

ハンガリー首相、サウス・ストリーム計画を支持

ハンガリーのオルバン首相は4日、同国議会がロシア産天然ガスを欧州に供給するパイプライン「サウス・ストリーム」の建設に関連する法案を可決したことを受け、同パイプラインの建設計画に対する支持を改めて表明した。 サウス・ストリ

バシネフチが再国有化へ、システマ保有株に没収命令

ロシアのモスクワ仲裁裁判所は10月30日、ロシアの複合企業AFKシステマが保有する石油企業バシネフチの株式71%を没収し、国有とする判決を下した。2000年代初頭に実施されたバシネフチの民営化と、その後のAFKシステマに

ポーランドエネルギー業界、将来の設備投資を期待

ポーランドのカルピンスキ財務相は10月28日、先ごろ開かれた欧州連合(EU)首脳会議での合意により、国内電力各社の大型投資が可能になるとの考えを示した。EU加盟国は同首脳会議で、2030年までにCO2排出量を1990年比

チェコCEZ、ブルガリア火力発電所の操業停止へ

チェコ国営電力のCEZは2日、来年からブルガリアのヴァルナ石炭火力発電所の操業を停止すると発表した。欧州環境基準を満たすための近代化投資をめぐり、ブルガリア国営のBEHとの合弁交渉が合意に至らなかったためだ。ブルガリア政

欧州復興開発銀、アルバニア水力発電所の大型改修に融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は10月30日、アルバニアのコマニ水力発電所の改修計画に1,270万ユーロを融資すると発表した。最新の安全基準に適合させ、電力の安定供給を維持するのが狙い。来年3月にも着工する予定だ。 同発電

バシネフチが再国有化へ、システマ保有株に没収命令

ロシアのモスクワ仲裁裁判所は10月30日、ロシアの複合企業AFKシステマが保有する石油企業バシネフチの株式71%を没収し、国有とする判決を下した。2000年代初頭に実施されたバシネフチの民営化と、その後のAFKシステマに

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