ドイツ電気電子産業界の動き

駐車場検索システム、シーメンスが路上試験へ

電機大手の独シーメンスは2月25日、自社開発した駐車場検索システムの路上試験を行うと発表した。年内にベルリンとドバイでそれぞれ開始。ドライバーが路上の駐車スペースを速やかに見つけられるようにする。 ドイツでは駐車スペース […]

独電機業界輸出高、昨年は過去最高の1,655億ユーロに

独電気電子工業会(ZVEI)が20日発表した2014年の業界輸出高は前年比4.9%増の1,655億ユーロとなり、12年に記録した過去最高(1,599億ユーロ)を更新した。中国向けが16.1%増の149億ユーロと大きく拡大

メガソーラーの発電コスト、火力に匹敵

メガソーラーの発電コストが火力発電と同等の水準まで低下しているもようだ。フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所(ISE)の調査レポートをもとに24日付『ハンデルスブラット』紙が報じたもので、将来的には火力発電より

移動通信売上、今年はデータが通話を逆転

独情報通信業界連盟(Bitkom)は23日、国内移動通信サービス市場で今年、データ通信の売上高が前年比6.3%増の103億ユーロに拡大するとの予測を発表した。通話売上高は8.0%減の97億ユーロに縮小する見通しで、データ

シーメンス―管理部門を中心に7800人削減へ―

電機大手の独シーメンスは6日、人員削減計画を発表した。昨年打ち出した組織再編計画「ヴィジョン2020」に伴う措置で、管理部門を中心に従業員7,800人を整理する。ロイター通信が社内情報として報じたところによると、人員削減

電機業界、14年生産成長率予測を上回る

独電気・電子工業会(ZVEI)は9日、独業界の2014年の生産高が物価調整後の実質で前年比2.5%増となり、13年末に示した予想(2.0%増)をやや上回ったと発表した。業界の景気は昨年末から回復傾向にあり、今年も1.5%

自動発券機にインクカートリッジ搭載、防犯対策で

ドイツ鉄道(DB)は10日、自動発券機の防犯対策を発表した。発券機の内部にインクカートリッジを設置するというもので、これにより犯罪グループによる発券機荒らしを防止する考えだ。 DBへの取材をもとに『南ドイツ新聞』が報じた

インフィニオン―業績見通し引き上げ―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は1月29日の決算発表で、2015年9月通期の業績見通しを上方修正した。ユーロ安ドル高が進んだためで、売上成長率を従来予測の約8%から「約12%プラスマイナス2%」への変更。売上

インテル―独同業ランティクを買収―

半導体世界最大手の米インテルは2日、独同業ランティク(Lantiq)を米投資会社ゴールデン・ゲート・キャピタルから買収することで合意したと発表した。スマートホーム分野で事業を強化する狙い。取引金額は公表していない。買収手

ソーラーワールド―業績回復、EBITDAが黒字に―

太陽電池大手の独ソーラーワールドが2日発表した2014年暫定決算の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は1億900万ユーロの黒字となり、前年の赤字(1億4,700万ユーロ)から大幅に改善した。販売が好調だったほか、自動

アルノ―コスト削減へ―

キッチン家具製造の独アルノは2日、収益力強化に向けた計画を発表した。ドイツでの生産体制を柔軟化するほか、国内管理事業の集権化とブランド・製品の整理を実施。事業コストを削減する意向だ。 同社はドイツに計4工場を持つ。それぞ

ハンファ―独での太陽電池生産を中止へ―

韓国のハンファグループは21日、独太陽電池子会社ハンファQセルズがドイツ国内での生産を3月1日付で中止すると発表した。価格競争が厳しさを増しているためで、同事業を主に、生産コストの低いマレーシアに移管。独従業員を550人

シーメンス―10-12月期減益に―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が27日発表した2014年10-12月期(第1四半期)の税引き後利益は10億9,500万ユーロとなり、前年同期比で25%減少した。製造部門が減益となったほか、金利などの要因も利益を押し

スズロン―独子会社センヴィオン売却―

風力発電大手の印スズロンは22日、独子会社センヴィオン(旧リパワー・システムズ)の全株式を米投資会社センターブリッジに売却すると発表した。取引金額は10億ユーロで、センヴィオンの業績が好調に推移すれば5,000万ユーロが

SMAソーラー

パワーコンディショナー大手の独SMAソーラーは26日、従業員1,600人を6月末までに削減すると発表した。これまでは整理規模を600人としていたが、事業見通しが厳しいことを受けて大幅に拡大。全社員(4,667人)の約3分

IoTへの関心高まる=ICT企業アンケート

独情報通信技術業界連盟(Bitkom)は22日、国内の情報通信技術(ICT)企業を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。それによると、「ハイテク分野で今年最も重要なテーマは何ですか」との質問で回答(複数回答可)が

ソーラー産業の雇用規模、60%以上縮小

独ソーラー産業の就労者数は現在5万人未満で、2011年の12万8,000人から60%以上減少した。太陽電池価格の急落が響いた格好で、韓ハンファグループの独子会社ハンファQセルズもドイツ国内での生産を2月末で打ち切る。業界

独電機業界、生産成長率で1.5%見込む

独電気電子工業会(ZVEI)は20日、独業界の生産高が物価調整後の実質で今年は1.5%増加するとの予測を発表した。世界の様々な地域で景気が上向くと予想しており、業界売上高も約1.8%増の1,740億ユーロに拡大するとみて

独洋上風力発電の容量1ギガワット突破

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は15日、国内洋上風力発電パークの発電容量(送電を行っているもの)が昨年末時点で1,049.2メガワット(MW)となり、初めて1ギガワット(1,000MW)を突破したと発表した。昨年1年間に

マンツ―電池製造装置で受注4,000万ユーロ―

ハイテク機械メーカーの独マンツ(ロイトリンゲン)は7日、電池製造装置を複数の企業から計約4,000万ユーロ受注したと発表した。同社は主力製品である太陽電池製造装置の需要減を受けて電池分野の強化を進めてきた経緯があり、この

1.5万世帯が蓄電池保有

ドイツの太陽光発電業界団体BSWソーラーは8日、蓄電池を保有する国内世帯の数が1万5,000(推定)を突破と発表した。購入に際し助成金を受けられるほか、蓄電池の価格が急速に下がっていることが需要拡大につながっているようだ

独ICT市場成長率、今年は0.6%に

独情報通信業界連盟(Bitkom)は5日、2015年の国内情報通信技術(ICT)市場規模が前年比0.6%増の1,543億ユーロとなり、2年連続で拡大するとの予測を発表した。情報技術(IT。ソフト、ハード、サービスからなる

独ICT市場成長率、今年は0.6%に

独情報通信業界連盟(Bitkom)は5日、2015年の国内情報通信技術(ICT)市場規模が前年比0.6%増の1,543億ユーロとなり、2年連続で拡大するとの予測を発表した。情報技術(IT。ソフト、ハード、サービスからなる

ドイツはブロードバンド後進国、経済界に危機感

独連邦経済省は12日、情報通信技術(ICT)の産業立地に関するレポート『モニタリングレポート デジタル経済2014』を発表した。ドイツは国際ランキングで総合5位(2013年)につけたものの、ブロードバンドの整備で大幅に後

娯楽家電市場、来年は3%縮小

独情報通信業界連盟(Bitkom)は16日、ドイツの娯楽家電市場規模が来年は前年比3.3%減の102億ユーロに後退するとの見通しを明らかにした。スマートフォンやタブレットPCに押されてデジタルカメラ、テレビなどの市販価格

フォイト―ロボット大手クーカに25%超を出資―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は3日、工業用ロボット大手クーカの議決権付き株式25.1%を取得したと発表した。長期の戦略投資で、出資比率の拡大は計画していないとしている。 クーカ株を大株主で

フォスロー―事業選別、車両分野からは撤退へ―

鉄道設備・車両大手の独フォスロー(ヴェードール)は2日、経営資源を鉄道設備分野に絞り込み、鉄道車両事業からは撤退すると発表した。鉄道車両事業は規模が小さく、グローバル化も進んでいないことから、長期的に生き残るのは難しいと

ティッセンクルップ・エレベーター―英で買収―

ティッセンクルップのエレベーター子会社ティッセンクルップ・エレベーター(エッセン)は8日、英同業リフト・アンド・エンジニアリング・サービシズ(LES)を買収すると発表した。グローバル事業網を拡充する戦略の一環として英国事

シーメンス―石油・天然ガス採掘用製品事業の強化路線堅持―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は米ドレッサー・ランドの買収を通して強化に乗り出した石油・天然ガス採掘用製品事業を今後も拡大していく方針だ。ジョー・ケーザー社長などが9日の投資家説明会で明らかにした。石油価格はここ数

独半導体市場が今年7%拡大、自動車向けがけん引

独電気電子工業会(ZVEI)は4日、ドイツの半導体市場規模が今年は前年比7.2%増の113億ユーロとなり、金融・経済危機前の2007年の水準を初めて大きく上回るとの見通しを明らかにした。けん引車となるのは全体の43%を占

電子制御を一元化、新アーキテクチャー搭載EVを公開

車両の電子制御を一元化するアーキテクチャーを搭載した電気自動車(EV)を、電機大手のシーメンスと電気自動車(EV)メーカーのストリートスクーターが3日、ミュンヘンにあるシーメンスの研究センターで公開した。同アーキテクチャ

SMAソーラー(電機)―業績予測引き下げ―

パワーコンディショナー大手の独SMAソーラー(ニーステタール)は1日、2014年通期の業績見通しを引き下げた。欧州市場の低迷や英メガソーラーのプロジェクト遅延が直撃。売上高を従来予想の8億5,000万~9億5,000万ユ

ドイチェ・アキュモティブ(電池)―1億ユーロ投資へ―

自動車大手ダイムラーのリチウムイオン電池子会社ドイチェ・アキュモティブ(キルヒハイム・ウンター・テック)は1日にカメンツ工場で行った新生産棟の上棟式で、生産能力の拡大に向けて約1億ユーロを投資すると発表した。需要の拡大を

バイエル(製薬)―血糖値測定器事業の売却を再び模索か―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)が一時凍結していた血糖値測定器事業の売却に向けて動き出したもようだ。ロイター通信が消息筋の情報として11月25日報じた。同社は報道内容へのコメントを控えている。 バイエルは2012年

スマートハウスのプラットフォーム開発でボッシュなどが合弁

自動車大手の独ボッシュとスイスの重電大手ABBおよび米通信機器大手シスコは1日、家庭内の電子機器をネットワークで結ぶスマートホーム用のオープンプラットフォームの開発・運営に向けて合弁会社を設立すると発表した。異なる家電・

鉄道車両などの監査を民間に委託、法案を閣議決定

ドイツ政府は18日の閣議で、鉄道法規改正法案を了承した。これまで連邦鉄道局(EBA)が担ってきた鉄道車両・設備の技術監査手続きをDekraやテュフズードなど民間の認証機関に委ねることで認可手続きの時間を短縮化し、鉄道会社

シーメンス―富士電機からガスタービン初受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は20日、富士電機から大型ガスタービン2基を初受注したと発表した。同タービンは富士電機が神戸製鋼向けに建設するガスタービン・コンバインドサイクル発電所(GTCC)に投入される。受注高は

メッツ・ヴェルケ―経営破たん―

民政家電メーカーの独メッツ・ヴェルケ(チルンドルフ)は19日、会社更生手続きの適用をフュルト区裁判所に申請したと発表した。同社はレーベ(Loewe)、テヒニザット(TechniSat)とともに現在もドイツ国内でテレビを生

ダイムラー―リチウムイオン電池セル生産中止へ―

自動車大手の独ダイムラーが電気自動車(EV)、ハイブリッド車向けリチウムイオン電池セルの生産から撤退する。生産規模が小さく採算ラインに達しないためで、子会社リーテック・バッテリーで行ってきた生産を来年12月で打ち切る。地

シーメンス―高速鉄道を追加受注、ユーロスターから7編成―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が欧州鉄道運営会社ユーロスターから高速鉄道「ヴェラロ」7編成を追加受注した。受注高は3億8,000万ユーロ強。ユーロスターからはすでに同10編成を受注しており、合わせて17編成に拡大す

ノルデックス―売上見通し引き上げ―

風力発電タービン大手の独ノルデックス(ハンブルク)は13日の決算発表で、2014年通期の売上高を従来見通しの15億~16億ユーロから16億5,000万~17億5,000万ユーロへと上方修正した。1-9月期の業績が好調だっ

独ICT市場が2年ぶりに拡大の見通し

独情報通信業界連盟(Bitkom)は10月28日、ドイツの情報通信技術(ICT)市場規模が今年は前年比1.6%増の1,534億ユーロとなり、2年ぶりに増加に転じるとの予測を発表した。ITハードとソフトがそれぞれ5.8%、

ソーラーワールド―米国生産能力を大幅拡大―

太陽電池大手の独ソーラーワールド(ボン)は10月30日、米西部のヒルズボロ(オレゴン州)にある工場の生産能力を大幅に引き上げると発表した。現地需要が拡大しているためで、太陽電池モジュールの生産能力を現在の380メガワット

シーメンス―補聴器事業撤退、IPOから売却に方針転換か―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)が補聴器事業の売却に向けて投資会社などと協議を進めているもようだ。従来は同事業を新規株式公開(IPO)する意向だったが、市場環境の悪化を受けて売却方針に転じたという。各種メディアが消息筋

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