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預金保険保証制度の具体案発表、24年に一元化へ=欧州委

欧州委員会は24日、ユーロ圏共通の預金保険保証制度(EDIS)を導入する計画の具体案を発表した。2017年に共通の預金保険基金「欧州預金保険基金」を創設し、各国が独自に運用する基金を補完。2024年から預金保証をEDIS […]

ギリシャに120億ユーロの追加支援、EUが合意

EUは17日、ユーロ圏がギリシャに追加金融支援を実施することで合意したと発表した。支援実施の条件をめぐるギリシャ政府と国際債権団との交渉が妥結したのを受けたもので、支援額は最大120億ユーロに上る。 EUは7月、ユーロ圏

ユーロ圏の7~9月成長率は0.3%、輸出停滞で上げ幅縮小

EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏の2015年7~9月期の域内総生産(GDP、速報値)は、実質ベースで前期から0.3%増加した。プラス成長は10四半期連続。ただ、中国など新興国経済の失速で輸出が伸び悩み、上

ユーロ圏、緩やかな景気回復続く=欧州委秋季予測

欧州委員会は5日発表した秋季の経済予測で、ユーロ圏では緩やかな景気回復が続くとの見通しを示した。原油・ユーロ安と欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和の効果を見込んだもので、2015年の域内総生産(GDP)予想伸び率を1.

ギリシャ大手4行の資本不足、想定下回る144億ユーロ=ECB

欧州中央銀行(ECB)は10月31日、ギリシャの4大銀行に対するストレステスト(健全性審査)の結果を発表した。4行を合わせた資本不足額は最大144億ユーロに上るが、EUが想定していた水準を下回り、EUによる追加金融支援は

ECBが12月に追加金融緩和検討、量的緩和拡大へ

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は22日、マルタで開いた定例政策理事会後の記者会見で、ユーロ圏のデフレ懸念と新興国経済の先行き不安を受けて、追加金融緩和を12月の理事会で検討する意向を表明した。これを受けて同月3日の理

ABインベブ、SABミラー買収で合意

ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ、本社ベルギー)は13日、同2位の英SABミラーを買収することで基本合意したと発表した。SABミラーは買収を拒否していたが、ABインベブは買収総額を約680

セーフハーバー協定に無効判決、米当局の情報監視を問題視

EUの欧州裁判所は6日、個人情報の移転に関するEU・米国間の取り決めである「セーフハーバー協定」について、米当局の情報監視によってEU市民の個人情報が十分に保護されておらず「無効」との判断を下した。現在4,000以上の米

ギリシャ総選挙で与党勝利、チプラス政権続投へ

ギリシャで20日に実施された総選挙で、チプラス前首相率いる与党・急進左派連合(SYRIZA)が勝利し、第1党の座を確保した。単独での過半数はならなかったものの、連立政権を組んできた右派の独立ギリシャ人と合わせて過半数に達

欧州中銀が量的緩和拡充も、景気・物価見通し悪化で

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は3日に開いた定例政策理事会後の記者会見で、景気と物価の見通しが悪化していることを受けて、必要に応じて量的金融緩和策を拡充する用意があることを明らかにした。量的緩和は2016年9月までに

ギリシャが9月20日に総選挙、与党リードも単独過半数困難か

ギリシャの総選挙が9月20日に実施されることが28日に決まった。世論調査では首相を辞任したチプラス氏が率いる与党・急進左派連合(SYRIZA)がリードしているが、最大野党の新民主主義党(ND)が猛追しており、単独での過半

ギリシャ首相が辞任、9月に総選挙実施へ

ギリシャのチプラス首相は20日、自身の辞任と総選挙実施を表明した。EUから新たな金融支援を受けるため、公約に反して財政緊縮策の継続に応じたことで与党内の結束が揺らぐ中、EUとの合意について国民に信を問い、造反議員を締め出

ハイデルベルクセメント、伊同業を買収

セメント世界3位の独ハイデルベルクセメントは7月28日、同5位の伊イタルチェメンティを買収することで合意したと発表した。誕生する新会社はラファージュホルシムに次ぐ2位となり、セメント業界の再編が一段と進む。 ハイデルベル

ギリシャ議会が第2弾の改革法案可決、EUとの支援交渉開始へ

ギリシャ議会は23日未明、EUから新たな金融支援の条件として求められている改革のうち、金融・司法制度改革の関連法案を賛成多数で可決した。これでギリシャは条件をクリアし、支援実施に向けたEUとの交渉が近く開始される運びとな

ギリシャが国民投票で緊縮策拒否、ユーロ圏は7日に対応協議

ギリシャで5日、EUなどが金融支援の条件として求める財政緊縮策の受け入れの可否を問う国民投票が実施され、即日開票の結果、反対が61%と賛成の39%を大きく上回り、チプラス政権の緊縮拒否が支持された。EUからの支援が打ち切

ギリシャがデフォルトの瀬戸際、EUが支援期限延長を拒否

EUは27日に開いたユーロ圏財務相会合で、ギリシャが要請していた金融支援の期限延長を拒否し、支援再開の条件となる財政改革をめぐる協議を打ち切ることを決めた。ギリシャは同日、協議が暗礁に乗り上げたことを受けて、EUなど債権

欧州委がアマゾンを競争法違反で調査、電子書籍の販売めぐり

欧州委員会は11日、ネット通販大手の米アマゾンが電子書籍の販売でEU競争法に違反している疑いがあるとして、正式な調査を開始したことを明らかにした。アマゾンが欧州電子書籍市場での独占的な地位を悪用し、出版社との契約に競争制

ギリシャがIMFへの債務返済延期、月末に一括支払いへ

ギリシャ政府は4日、国際通貨基金(IMF)に5日が期限となっている債務返済を月末に延期することを通知した。EUの金融支援再開に向けた協議が難航し、資金繰りが厳しくなっているためで、6月中に期限を迎える他の3回の返済と合わ

ユーロ圏の景気回復加速、1~3月GDPは0.3%増

EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏の2015年1~3月期の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比0.4%増となり、伸び率は前期の0.3%から0.1ポイント拡大した。ドイツが縮小したが、ゼロ成長だっ

ユーロ圏インフレ率がゼロ%に回復、デフレ懸念遠のく

EU統計局のユーロスタットが4月30日発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比でゼロ%となり、5カ月ぶりにマイナスから脱した。原油価格の下落に歯止めがかかったことで、物価の下げ圧力が低下。まだ先行き不安は

欧州委がガスプロムに異議告知書、中東欧市場の競争阻害で

欧州委員会は22日、ロシアの国営ガス会社ガスプロムがEU競争法に違反している疑いが強まったとして、同社に異議告知書を送ったことを明らかにした。異議告知書の送付は競争法違反に対する制裁手続きの第1段階となるもので、ガスプロ

アイスランドがEU加盟を放棄、加盟申請撤回を正式通知

アイスランド政府は12日、EU加盟申請を撤回することを決め、EUに通知したと発表した。同国は2009年に加盟を申請し、加盟交渉を進めたが、EU入りの大きな動機となった金融危機が終息し、加盟に批判的な空気が強まったことから

ECBが9日に量的緩和開始、景気見通しは引き上げ

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、キプロスで開いた定例政策理事会後の記者会見で、ユーロ参加国の国債などを買い取る量的金融緩和を9日に開始すると発表した。総額1兆1,000億ユーロに上る同措置の実施によって、消費者

ギリシャの財政改革案をユーロ圏が承認、支援4カ月延長へ

ギリシャ政府は1月23日、EUによる金融支援延長の条件となる財政改革案のリストをEUに提出し、24日に行われたユーロ圏の財務相の電話協議で承認された。これによってギリシャは2月末が期限だった金融支援の4カ月延長が決まり、

ギリシャ支援4カ月延長で合意、とりあえず最悪の事態回避

ユーロ圏は20日にブリュッセルで開いた臨時財務相会合で、2月末に期限を迎えるEUのギリシャに対する金融支援を4カ月延長することで基本合意した。ギリシャが現行の金融支援の枠組みを原則的に踏襲し、財政改革などを推進することで

ユーロ圏GDP、10~12月期は0.3%増

EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏(リトアニアを除く17カ国)の2014年10~12月期の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比0.3%増となり、伸び率は前期の0.2%を上回った。原油価格の下落、

ユーロ圏の15年成長率、1.3%に上方修正=欧州委

欧州委員会は5日発表した冬季の経済予測で、ユーロ圏の2015年の域内総生産(GDP)予想伸び率を1.3%とし、秋季予測(昨年11月)の1.1%から0.2ポイント上方修正した。原油価格の下落やユーロ安、欧州中央銀行(ECB

ギリシャ総選挙で反緊縮派が圧勝、欧州債務危機が再燃か

ギリシャで25日に実施された総選挙で、同国がEUなどに約束した財政緊縮策に反対する野党の急進左派連合(SYRIZA)が圧勝し、反緊縮派の政権が誕生することになった。これを受けてギリシャの財政再建が後退するのは必至で、欧州

12月のユーロ圏インフレ率、約5年ぶりのマイナスに

EU統計局ユーロスタットが7日発表したユーロ圏の2014年12月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で0.2%下落し、ついにマイナスとなった。インフレ率がマイナスとなるのは2009年10月以来5年2カ月ぶり。デフレ突入

ギリシャで25日の総選挙が決定、信用不安再燃の懸念も

ギリシャ議会で12月29日、次期大統領を決める最終投票が行われたが、与党の候補であるディマス元欧州委員が当選に必要な票を確保することができず、選出に至らなかった。これを受けて議会は31日に解散され、1月25日の総選挙実施

ECBが「来年初め」にも量的緩和実施、ドラギ総裁が表明

欧州中央銀行(ECB)は5日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を過去最低となる現行の0.05%に据え置くことを決めた。金利据え置きは3カ月連続。一方、ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ユ

欧州トラック大手に巨額制裁か、価格カルテル問題で

欧州委員会は20日、欧州の複数のトラックメーカーに対して、大・中型トラックの販売でカルテルを結んでいる疑いが強まったとして、関係各社に異議告知書を送付したことを明らかにした。独ダイムラー、スウェーデンのボルボなど大手が軒

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