EU加盟国

リトアニアがユーロ導入、共通通貨圏19カ国に拡大

バルト3国のひとつであるリトアニアで1日、欧州単一通貨ユーロの流通が始まり、首都ビリニュスで導入を祝う記念式典が開かれた。これでユーロを使用する国は19カ国となった。 式典では、ブトケビチュウス首相が銀行の現金自動預け払

欧州裁、自宅以外の監視撮影を例外的に許容

欧州司法裁判所はこのほど、EUのデータ保護指令のもとでは個人が公共の空間にいる人を撮影するために監視カメラを設置することは原則として認められないが、犯罪行為の防止や告発などに必要な場合など例外的なケースでは許容されるとの

EU、クリミアへの制裁強化

EUは12月18日、ロシアが今年3月に編入したウクライナ南部クリミア半島について、EU域内の企業が不動産や企業などに投資することを禁じる追加の制裁を決定した。20日から実施する。ロシアによるクリミア編入を認めない姿勢を明

EU新車販売、11月は1.4%増

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表した欧州連合(EU)域内(マルタを除く27カ国)における11月の新車販売(登録)台数は95万3,886台となり、前年同月に比べ1.4%増加した。販売増加は15カ月連続となるが、10

EU、トラック設計変更の新ルールで合意

欧州連合(EU)加盟国は10日、重量物運搬車の燃費や安全性の向上に向けた新ルールで基本合意した。トラックのキャビンに空気力学に基づいたデザインを認めることなどが柱で、年内の正式合意を経て2019年から施行する。 欧州委員

自動車排ガス規制、仏独が25年の新規制導入に反対

欧州連合(EU)域内で販売される乗用車の二酸化炭素(CO2)排出規制をめぐり、2025年を達成期限とする新たな規制の導入を阻止するためフランスとドイツが共同歩調をとっている。 EUでは今年2月、現在は走行1キロメートル当

ECBの長期資金供給、2回目も需要低調

欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏のデフレ回避、景気対策として実施している新たな長期資金供給オペ(LTRO)の需要が低調だ。11日に行った2回目のオペでは306銀行が応札し、供給額は初回(9月)の826億ユーロから1,29

仏政府が経済活性化法案を発表、日曜営業の拡大など柱

仏政府は10日、経済活性化に向けた法案を発表した。小売店の日曜営業に関する規制緩和や解雇に係る紛争処理の迅速化などが柱だが、労働者の権利を重視する与党・社会党の左派勢力からは早くも批判が噴出。市民による抗議デモも行われる

EUがミャンマーを支援、20年までに6.7億ユーロ供与

EUは8日、ミャンマーに対して2020年までに総額6億6,800万ユーロの援助を実施すると発表した。社会の発展や和平プロセスへの支援を通じ、同国が国際社会の一員として足場を固めることができるよう後押しする。 長らく軍政下

EUの大型投資計画、候補事業のリスト発表

欧州委員会は9日、EUの景気浮揚策の柱として打ち出した大型官民投資計画の対象となるプロジェクトの候補を発表した。対象は約2,000件で、総額1兆3,000億ユーロに上る。EUは候補を絞り込んで、投資対象のプロジェクトを最

EU、トラック設計変更の新ルールで合意

EU加盟国は10日、重量物運搬車の燃費や安全性の向上に向けた新ルールで基本合意した。トラックのキャビンに空気力学に基づいたデザインを認めることなどが柱で、年内の正式合意を経て2019年から施行する。 欧州委員会は2013

ルクセンブルクの優遇税制、ディズニーなどとも取り決め

ルクセンブルク当局が世界の大手企業との間で取り決めを結び、極めて低い法人税率を適用していた問題で、新たに米ウォルト・ディズニーなどがルクセンブルク子会社を通じて租税回避を行っていたことが明らかになった。ルクセンブルクは他

ユーロ圏鉱工業生産指数、10月は0.1%上昇

EU統計局ユーロスタットが12日発表したユーロ圏の10月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.1%上昇し、2カ月連続でプラスとなった。ただ、上げ幅は前月の0.5%を大きく下回る水準にとどまった。(表参照)

封筒メーカーのカルテルで制裁、5社に総額1900万ユーロ

欧州委員会は11日、EUの封筒製造5社がカルテルを結んでいたとして、総額1,948万5,000ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。仏ハメラン、GPVと独マイヤー・クヴェルト、スウェーデンのボン、スペインのトンプラが対

キプロス政府、資本規制を追加緩和

キプロス政府はこのほど、金融危機対策として昨年から実施している資本規制の追加緩和を決めた。法人、個人による国外送金の上限と旅行者が国内から持ち出せる額を引き上げる。 法人が無許可で国外に送金できる額の上限は、1回あたり1

EUがサウス・ストリーム計画の続行目指す、ロシアが中止表明も

欧州連合(EU)は、ロシアが中止を発表した天然ガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画の続行に向けロシアと合意を探る意向だ。欧州委員会のシェフチョビチ副委員長(エネルギー同盟担当)は2日、サウス・ストリームに関す

ポーランドのトゥスク氏、EU大統領に就任

ポーランドのトゥスク前首相が1日、欧州連合(EU)大統領(欧州理事会常任議長)に就任した。EUでは11月にユンケル委員長率いる新欧州委員会が発足しており、新EU大統領の就任によって新体制への移行が完了した。 EU大統領は

ECBが「来年初め」にも量的緩和実施、ドラギ総裁が表明

欧州中央銀行(ECB)は5日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を過去最低となる現行の0.05%に据え置くことを決めた。金利据え置きは3カ月連続。一方、ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ユ

オレンジのスペイン通信会社買収、欧州委が疑義

欧州委員会は4日、仏通信最大手のオレンジがスペインの固定通信事業者ジャズテルを買収する計画について、競争上の懸念があるとして承認を見送ったことを明らかにした。本格的な調査を実施し、2015年4月24日までに買収の可否を最

EUがサウス・ストリーム計画の続行目指す、ロシアが中止表明も

EUは、ロシアが中止を発表した天然ガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画の続行に向けロシアと合意を探る意向だ。欧州委員会のシェフチョビチ副委員長(エネルギー同盟担当)は2日、サウス・ストリームに関する会合を予定

メドトロニックのコヴィディエン買収、条件付で承認

欧州委員会はこのほど、米医療機器大手メドトロニックがアイルランド同業のコヴィディエンを買収する計画を承認したと発表した。メドトロニックがコヴィディエンの薬剤被覆血管形成術用バルーン事業を手放すことが条件となる。 メドトロ

独・仏政府、欧州委の大型投資計画を支持

ドイツとフランス政府は2日、ベルリン財務、経済相会談を行い、欧州委員会が発表した3,000億ユーロ規模の投資計画を支持することで合意した。景気浮揚策として同計画に期待するフランスが、ドイツの同意を取り付けた格好となる。

S&Pがイタリアを格下げ、投資適格級の最低水準に

米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は5日、イタリアの長期国債の格付けを「BBB」から1段階引き下げ、投資適格級の最低水準となる「BBBマイナス」にしたと発表した。景気見通しの悪化を受けたもの

ユーロ圏の設備投資低迷、低成長の主因に

EU統計局ユーロスタットは5日、ユーロ圏の2014年7~9月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると設備投資が前期に続いてマイナスとなり、低成長の大きな要因となった。(表参照) 同期の設備投資は前期比0

ポーランドのトゥスク氏、EU大統領に就任

ポーランドのトゥスク前首相が1日、EU大統領(欧州理事会常任議長)に就任した。EUでは11月にユンケル委員長率いる新欧州委員会が発足しており、新EU大統領の就任によって新体制への移行が完了した。 EU大統領はEU首脳会議

ウクライナめぐる対立、西バルカン「巻き込むな」=EU外相

EUがウクライナ情勢をめぐるロシアとの緊張関係が旧ユーゴスラビアを中心とする西バルカン諸国に波及することに警戒感を強めている。モゲリーニ外交安全保障上級代表(EU外相)は6日、訪問先のボスニアで、西バルカン諸国を対立に巻

スウェーデンが解散総選挙、政府予算案否決で

スウェーデンのロベーン首相は3日、政府が提出した予算案が議会で否決されたことを受け、議会を解散して来年3月22日に総選挙を行うと発表した。同首相率いる中道左派政権は10月に発足したばかりだが、早くも躓く結果となった。スウ

スイスの移民規制強化など、住民投票で否決

スイスで11月30日、移民規制強化と外国人富裕層への課税強化、スイス国立銀行(中銀)に金準備の拡大を義務づける可否をめぐる住民投票が行われ、すべて否決された。仮に可決されればスイス経済に悪影響をもたらす懸念があったため、

保険会社ストレステスト、不合格は8%

欧州保険年金監督機構(EIOPA)はこのほど、欧州の保険会社を対象としたストレステスト(健全性審査)の結果を発表した。保険債務の準備金となる所要最小資本(MCR)が不足と判定されたのは全体の8%と低水準にとどまったが、よ

課税逃れ防止の法案策定、独仏伊が欧州委に要請

EU内で低税率を武器に企業誘致を推進してきたルクセンブルクなどの課税措置に対する批判が高まる中、ドイツ、フランス、イタリアの財務相が1日までに欧州委員会に共同で書簡を送り、多国籍企業による課税逃れを防止するため新たな法案

GM作物栽培で加盟国に禁止権限、欧州議会と理事会が合意

欧州議会とEU理事会は4日、遺伝子組み換え(GM)作物の認可ルールをめぐり、EUが栽培を認可した場合でも加盟国が独自の判断で禁止できるようにする指令の改正案で合意した。GM作物に対するEU市民の根強い懸念に配慮して、加盟

ユーロ圏小売業売上高、10月は1.4%増

EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の10月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で1.4%増加し、10カ月連続でプラスとなった。上げ幅は前月の0.5%から大きく拡大した。(表参照) 分野別では食品・

独政府がCO2削減計画を承認、最大7800万トン上乗せ

ドイツ政府は3日の閣議で、二酸化炭素(CO2)排出削減に向けた新たな実行計画を承認した。従来計画では国内のCO2排出目標を達成できないことが明らかになったためで、削減量を6,200万~7,800万トン上乗せする。政府は目

ボルボが4億ユーロの引当金計上、カルテルの制裁に備え

トラック販売をめぐるカルテル疑惑で欧州連合(EU)の調査対象となっているトラック大手のボルボ(スウェーデン)は11月25日、制裁金の支払いに備えて、今年10~12月期に4億ユーロの引当金を計上したと発表した。 欧州委員会

ユーロ圏失業率、11月も11.5%

EU統計局ユーロスタットが11月28日発表したユーロ圏の10月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.5%となり、3カ月連続で同水準だった。EU28カ国ベースの失業率も横ばいの10%だった。(表参照) 域内の雇用は改善し

英が移民の社会保障制限でEUに承認迫る、離脱も視野に

英国のキャメロン首相は11月28日、EU域内からの移民に対する社会保障給付を制限する方針を発表した。国内の反移民感情の高まりを受けて移民の流入に歯止めをかけるのが狙い。今後は移民への制限措置を可能にするようEU条約の改正

EU、ウクライナの親ロ派に追加制裁

EUは11月27日の大使級会合で、ウクライナ国内の親ロシア派に対する追加制裁で合意した。EU外交筋がロイター通信に明らかにしたところによると、個人13人と5団体が新たに渡航禁止と資産凍結の対象となった。29日の官報で氏名

監査役会の女性比率を3割に、ドイツが16年から義務付けへ

ドイツ連立与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)は11月25日、大手企業に対し監査役会で女性役員が占める割合を30%とすることを義務付ける「クオータ制」を導入する法案で合意した。法案は11

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