2010/4/28

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

韓国の自動車部品メーカー、セルビア企業を買収

この記事の要約

韓国のワイヤーハーネスメーカー、裕羅コーポレーションはこのほど、セルビア同業のザスタバ・エレクトロを買収した。取引金額は300万ユーロ。裕羅にとってはスロバキアのレドニツケー・ロヴネに次ぐ中東欧で2つ目の生産拠点となる。 […]

韓国のワイヤーハーネスメーカー、裕羅コーポレーションはこのほど、セルビア同業のザスタバ・エレクトロを買収した。取引金額は300万ユーロ。裕羅にとってはスロバキアのレドニツケー・ロヴネに次ぐ中東欧で2つ目の生産拠点となる。

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ザスタバ・エレクトロはセルビア中部ラチャに本拠を置く。米デルファイと提携しワイヤーハーネスの生産を行っていたが、デルファイが提携を解消してセルビアから撤退し、経営危機に陥っていた。

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裕羅はザスタバに800万ユーロを投資してラチャ工場の設備を刷新するとともに、従業員数も現在の280人から1,000人に増やす計画。裕羅がセルビア経済地域開発省と交わした合意によると、ラチャ工場の新規雇用1件につき4,500ユーロの補助金が交付されることになっている。

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裕羅は6月までにラチャ工場で生産を開始する考え。同工場で生産するワイヤーハーネスのうち90%は輸出向けで、現代自動車のチェコ工場と起亜自動車のスロバキア工場に納入する。

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