2010/4/28

ポーランド

3月の鉱工業生産、前年同月比12.3%増

この記事の要約

ポーランド中央統計局が20日発表した3月の鉱工業生産は前年同月比で12.3%増となり、市場予想の9.6%を大きく上回る伸びを示した。前月比では18.9%増だった。欧州の景気回復で輸出が好調だったことと、建設業の回復が寄与 […]

ポーランド中央統計局が20日発表した3月の鉱工業生産は前年同月比で12.3%増となり、市場予想の9.6%を大きく上回る伸びを示した。前月比では18.9%増だった。欧州の景気回復で輸出が好調だったことと、建設業の回復が寄与した。

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全34業種のうち29業種が前年同月実績を上回った。品目別ではコンピューター・エレクトロニクス・光学製品が41.9%のプラスを記録したほか、電気機器(33.3%)、コークス・石油精製品(27.7%)、非金属鉱物(18.9%)、ゴム・プラスチック製品(17.9%)、自動車・トレーラー・セミトレーラー(17.4%)が大きな伸びを示した。一方、飲料(17.8%)、家具(8.6%)、機械設備(3.0%)などはマイナスだった。

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INGバンクのシニアエコノミスト、ベネツキ氏は「輸出の力強い回復に加えて天候不順の影響で低迷していた建設業の回復が追い風となっている」と指摘。2010年の経済成長率は2.9%になるとの予測を示した。

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