2013/10/30

ハンガリー

独リサイクル企業ショルツ、ハンガリーの精錬所を売却

この記事の要約

ドイツの金属リサイクル・加工企業ショルツはこのほど、ハンガリー北西部のタタバーニャにあるアルミニウム精錬所を米同業のセプターに売却すると発表した。中核事業に注力するグループ戦略の一環。独フェルバートのリサイクリング拠点も […]

ドイツの金属リサイクル・加工企業ショルツはこのほど、ハンガリー北西部のタタバーニャにあるアルミニウム精錬所を米同業のセプターに売却すると発表した。中核事業に注力するグループ戦略の一環。独フェルバートのリサイクリング拠点もスイス同業のメタルムに売却する。

\

取引額は公表されていないが、ショルツは売却で得た資金を債務返済に充てる予定だ。タタバーニャ精錬所の従業員数は81人に上る。

\

ショルツは、経営の柱であるリサイクリング事業に集中するとともに、ドイツの拠点網をスリム化する再建計画を実施中。昨年はチェコの製鉄事業(ポルディ製鉄所)を手放した。

\

先ごろ発表された2013年中間期決算は、最終損益が8,250万ユーロの赤字に転落した。豪CMAとの取引終了に伴う再評価で7,550万ユーロの特別損失を計上したのが響いた。前年同期は1,440万ユーロの黒字だった。

\