2013/10/30

ハンガリー

S&P、ハンガリー格付け見通しを「ネガティブ」に据え置き

この記事の要約

大手格付け会社の米スタンダード&プアーズ(S&P)は25日、ハンガリーの信用格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」に据え置いた。景気回復見通しの弱さに加え、行政チェック機能の弱体化につながる政府与党の政策、通貨 […]

大手格付け会社の米スタンダード&プアーズ(S&P)は25日、ハンガリーの信用格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」に据え置いた。景気回復見通しの弱さに加え、行政チェック機能の弱体化につながる政府与党の政策、通貨の流動性制限などによって通貨(フォリント)安を招く可能性があると判断したため。また、長期ソブリン債格付けを「BB」に、短期ソブリン債格付けを「B」にそれぞれ据え置いた。

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S&Pは、ハンガリーは家計、企業、政府のいずれもユーロ建てによる借入金の比率が高いと指摘した上で、フォリントの対ユーロ相場が下落すれば対外債務が増大し、景気を押し下げる要因になるとの見解を示した。

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