2013/10/30

ハンガリー

ボッシュ、独工場のスターター事業をハンガリーに移管へ

この記事の要約

自動車部品大手の独ボッシュは、ドイツのヒルデスハイム工場におけるエンジン用スターターとオルタネーター生産事業の大部分を2018年までにハンガリーのミシュコルツ工場に移管する。生産移管に伴い、同部品の生産に関係する従業員1 […]

自動車部品大手の独ボッシュは、ドイツのヒルデスハイム工場におけるエンジン用スターターとオルタネーター生産事業の大部分を2018年までにハンガリーのミシュコルツ工場に移管する。生産移管に伴い、同部品の生産に関係する従業員1,350人のうち約400人を削減する。これは地元紙『ハノーバーシェ・アルゲマイネ』が報じたもので、同社の広報担当者が追認した。

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ハンガリーへの生産移管は、欧州自動車市場の冷え込みで当該部品の需要が低迷しているうえ、競争激化により労働コストの高いドイツでは採算が合わなくなってきていることが背景にある。競合メーカーはすでに低賃金国での生産を強化しており、ボッシュもこの流れに追随する格好だ。

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ヒルデスハイム工場でのスターター、オルタネーター生産は今後、フォルクスワーゲン(VW)のアイドリングストップ車向けに絞り込む。経営上の理由による整理や解雇は実施しないとしている。

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