2013/10/30

CIS諸国

ウクライナが地域熱供給システム近代化、天然ガス消費削減へ

この記事の要約

ウクライナ政府は、天然ガス消費量の削減に向け地域熱供給システムの近代化を計画している。地域発展・建設・公共サービス省は先ごろ、2015年までに熱生産に使用する天然ガスを50%削減させるという政府目標を達成するため、地域熱 […]

ウクライナ政府は、天然ガス消費量の削減に向け地域熱供給システムの近代化を計画している。地域発展・建設・公共サービス省は先ごろ、2015年までに熱生産に使用する天然ガスを50%削減させるという政府目標を達成するため、地域熱供給システムの近代化計画書を内閣に提出したことを明らかにした。

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テムニク地域発展・建設・公共サービス相は記者会見で、天然ガス消費量の削減は、地域熱供給システムの近代化と天然ガスを代替燃料に置き換えることで達成されると指摘。近代化によるコスト削減で25.4%、代替燃料の利用で24.2%の削減が可能になり、全体として49.6%の削減が実現できると語った。近代化プロジェクトの費用は287億4,500万フリブナを見込んでおり、うち15億1,600万フリブナを政府が、43億3,000万フリブナを自治体が負担し、残りは民間からの投資を募る。

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(1UAH=12.01JPY)

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