化学

独BASF、コグニス買収で合意

独化学大手のBASFは23日、独特殊化学メーカーのコグニスを7億ユーロで買収することで合意したと発表した。コグニスが抱える債務と年金支払いの肩代わりを含めると、買収総額は31億ユーロとなる。11月の買収手続き完了を見込む […]

ソルベイ、燃料タンク合弁持分をPオムニウムに譲渡

ベルギーの化学最大手ソルベイは17日、仏自動車部品大手プラスチック・オムニウムとの合弁会社で、樹脂製燃料タンクを手がけるイナジー・オートモーティブ・システムズの持分をプラスチック・オムニウムに売却することで基本合意したと

Continental AG―Li-ion電池開発で提携先絞り込みへ―

自動車部品大手の独Continental(ハノーバー)は電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)向けリチウムイオン(Li-ion)電池の開発提携先を絞り込む。同社のEV・HV向け部門のイェルク・グローテンドルスト開発主

Sto AG―ロシア事業強化へ―

断熱材大手の独Sto(シュチューリンゲン)はロシア事業を強化する意向だ。同社のハンスディーター・シューマッハー取締役(財務担当)への取材をもとに22日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 \ ロシアは人口が多

Akzo Nobel

塗料大手の蘭Akzo Nobelは21日、食品添加剤子会社National Starchを米食品原料大手CornProducts Internationalに売却すると発表した。取引金額は現金13億ドル。Akzo Nob

コケ成分でナメクジの食害をブロック

イエナ大学のゲオルク・ポーナート教授を中心とする研究チームは、カモジゴケ(Dicranum Scoparium)が害虫の食害を受けた際に、酸化脂肪酸の一種であるオキシリピン類を生成して防衛していることを突き止めた。今回の

K+S AG―園芸用品子会社売却へ―

肥料大手の独K+S(カッセル)は9日、園芸用品を製造する子会社COMPOの放出方針を明らかにした。中核事業のカリ・マグネシウム製品と塩に経営資源を集中する戦略の一環で、すでに投資銀行Goldman Sachsに対し売却先

Messer Group GmbH―2015年までに売上10億ユーロへ―

工業ガス大手の独Messer(ズルツバッハ)は2015年までに、売上高を昨年の7億9,700万ユーロから10億ユーロへと引き上げる計画だ。08年に再開したドイツ事業と、大幅な成長が見込めるアジア事業を両輪にして実現する考

Evonik Industries AG―上海で貴金属触媒の生産開始―

化学大手の独Evonik(エッセン)は9日、上海に建設した貴金属担持型粉末触媒工場の操業を開始した。同国の顧客に直接製品を供給するとともに、納品期間を大幅に短縮。拡大する現地需要を積極的に取り込んでいく。 \ 貴金属担持

ヘンケル・マクロフレックス、エストニアに生産移管

独化学・日用品大手ヘンケル傘下のフィンランド建材メーカー、ヘンケル・マクロフレックスはこのほど、建設用ウレタンフォーム断熱材とシーリング材の生産をエストニアのペルヌ工場に集約した。これにともないフィンランドのオイッティ工

カリウム2位のウラルカリが身売り

カリウム生産でロシア2位のウラルカリは14日、同社オーナーのルィボロフレフ氏が過半数の株式を国内3社に売却したことを明らかにした。3社は金生産最大手ポリュス、セメント大手ユーロセメント、銀最大手ポリメタルのそれぞれ関連企

チェコ農業・化学大手アグロフェルト、09年減収減益

チェコの農業・化学最大手で株式未公開企業のアグロフェルトがこのほど明らかにした2009年連結決算は、売上高が前年比15.3%減の858億9,000万コルナ、純利益が15.8%減の37億3,000万コルナだった。経済危機を

建材大手ハイデルセメントがDAX入り

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は4日、主要株価指数の銘柄を21日付で入れ替えると発表した。最大手30社を対象としたDAX(ドイツ株価指数)では建材大手のハイデルベルク・セメント(ハイデルセメント)が昇格、

Vorwerk & Co. KG―独の掃除機販売事業を再編―

家電や化粧品の製造販売から銀行業務までと幅広い事業を展開するVorwerk(ヴッパータール)は1日、ドイツ本国の掃除機販売事業を再編すると発表した。売り上げの長期減少傾向に歯止めをかけるのが狙い。来年にも同事業で増収を実

Wacker Chemie AG―ノルウェーのシリコンメタル工場買収―

化学大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)は7日、ノルウェーの鉄合金メーカーFesilからシリコンメタル工場を譲り受けることで合意したと発表した。化粧品や半導体、太陽電池の原料であるシリコンメタルの供給源を確保

Altana AG―買収資金10億ユーロを調達可―

独特殊化学大手Altana(ヴェーゼル)のマティアス・ヴォルフグルーバー社長は2日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』のインタビュー記事で、買収に向け最大10億ユーロを銀行融資などで調達できることを明らか

BASF

化学世界最大手BASFのユルゲン・ハンプレヒト社長はこのほどニューヨークで開かれた投資家向け会議で、2020年までの10年間で売上高を倍増させる方針を明らかにした。2009年の実績は506億9,000万ユーロで、「900

インド企業の欧州進出進む、ユーロ安でM&A加速の可能性も

インド企業の欧米進出が活発化している。進出が目立つのは情報技術(IT)、化学、製薬、自動車、資源、繊維などの業界で、豊富な流動資産と英米留学で経営ノウハウを学んだトップが多いことを背景に、企業買収・合併(M&A

ユニリーバのサラ・リー事業買収、欧州委が本格調査を決定

欧州委員会は5月31日、食品・日用品大手のユニリーバ(英蘭)が米同業サラ・リーのボディケア事業などを買収する計画の是非について、本格的な調査を開始すると発表した。初期調査の結果、ユニリーバがデオドラント製品など一部の分野

Q-Cells SE―モジュール市場に低価格で本格参入―

太陽光発電セル大手の独Q-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)がモジュール市場に本格参入する。SolarworldやConergyなど独モジュールメーカーよりも低価格で販売。同市場で欧州最強となることを目指す。3月

ルクオイル、ブルガリア工場に10億ドル投資

ロシアの石油大手ルクオイルはこのほど、ブルガリア精製子会社ルクオイル・ネフトヒム・ブルガス(LNB)の設備更新に10億米ドルを投資したと発表した。欧州連合(EU)の環境基準に対応するため。ルクオイルのアレクペロフ最高経営

荒川化学―Dowとの独合弁、完全傘下の方向―

荒川化学工業は5月26日、 米Dow Chemicalと共同展開してきたドイツ事業を完全傘下に収める方針を明らかにした。Dowの水素化石油樹脂生産設備と、現地合弁・荒川ヨーロッパ社(ARAKAWA Europe GmbH

明治製菓―BASFに農業用殺虫剤のライセンス供与―

明治製菓は5月25日、同社が開発中の農業用殺虫剤「ME5343」に関するライセンス契約を独化学大手のBASFと締結したと発表した。日本とアジアの一部の国を除く全世界での同剤の独占的開発・商業化権をBASFに賦与する。 \

ユニリーバのサラ・リー事業買収、欧州委が認可先送り

英・オランダ系の食品・日用品大手ユニリーバは25日、米同業サラ・リーのボディケア事業などを買収する計画の可否をめぐるEUの審査がずれ込む見通しであることを明らかにした。競争上の問題が浮上しているためで、欧州委員会は5月3

BASF

化学大手の独BASFがアジアで買収の機会をうかがっている。買収対象となるのは売上高が1億ユーロのケタ台の企業。買収により同社が景気変動の影響を受けにくくなることや、顧客企業に距離的に近いことなどを選定基準としている。ただ

Henkel

化学大手の独Henkelがロシア事業を強化している。7月には1,000万ユーロを投じて現地に建設した接着剤工場が操業を開始、2012年までにさらに2工場を新設する。ロシア市場が中期的に西欧・米国市場よりも早いスピードで成

欧州化学大手の業績回復進む

化学業界の業績が急速に回復している。独経済紙『ハンデルスブラット』のまとめによると、欧州の大手化学メーカー13社の2010年1-3月期決算の営業利益(EBITベース)は計36億6,700万ユーロで、金融危機が起こる前(0

石化大手TVK、赤字幅縮小

MOL傘下のハンガリー石油化学大手TVKが20日発表した2010年1-3月期連結決算(速報値)は6億1,500万フォリントの赤字となったが、赤字幅は前年同期の42億フォリントから大きく縮小した。 \ 売上高は前年同期比4

精子の異常を分子レベルで判定 男性不妊症治療への応用に期待

ボーフム大学のマルティーナ・ハーフェニート教授を中心とする研究チームは、ヒトの精子の3次元分子構造を短時間で測定・可視化する技術を開発した。共焦点ラマン顕微鏡を用いて分析するもので、生体組織を非破壊、非染色で観察できると

独ランクセス、ロシア工場着工

独特殊化学大手ランクセスは 13日、ロシアのニジニ・ノヴゴロドに建設する新工場の鍬入れ式を行った。完全子会社の独ラインケミーがロシアおよびCIS諸国向けにゴム添加剤を生産する。工場は2011年初めに完成し、中期的に50人

独ランクセス、ロシア工場を着工

独特殊化学大手ランクセスは13日、ロシアのニジニ・ノヴゴロドで新工場の鍬入れ式を行った。完全子会社の独ラインケミーがロシアおよびCIS諸国向けにゴム添加剤を生産する。工場は2011年初めに完成し、中期的に50人を新規雇用

政府、化学2社の売却を撤回

ポーランド政府は13日、化学大手タルヌフおよびZAK(旧称コンジエジン)の2社について、持ち株売却を撤回すると発表した。売却先候補だったドイツの複合企業PCCとの交渉が不調に終わったため。 \ 石油・化学業界の再編や民営

SMA Solar Technology AG―1-3月期売上4倍増に―

ソーラーインバーター世界最大手の独SMA Solar Technology(ニーステタール)が14日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は3億3,930万ユーロで、前年同期の8,670万ユーロから約4倍

Lanxess AG―1-3月期最終黒字に転換―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)が11日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終損益は1億400万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(1,400万ユーロ)から大幅に改善した。景気回復で需要が拡大し

K+S AG―1-3月期大幅増収増益に、増資計画は否決―

肥料・塩大手のK+S(カッセル)が11日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は1億7,230万ユーロで、前年同期から60.6%増加した。景気が上向いたことで農家の肥料需要が回復したことが大きい。売上高

独化学業界、2010年予測引き上げ

独化学工業会(VCI)は17日に発表した第1四半期業界レポートのなかで、2010年通期の業績見通しを上方修正した。景気の回復が順調に続いているためで、生産成長率を従来予測の5%から8.5%、売上成長率を同6%から10%に

独塗料業界、国内売上で3.6%増見込む

独塗料・インク産業連盟(VdL)はこのほど、今年の国内売上高が前年比3.6%増の47億ユーロに拡大するとの見通しを明らかにした。建設や自動車業界向けの販売に回復の兆しが出始め、販売価格も上昇してきたためで、国外を合わせた

東レ、エアバスなどに炭素繊維を長期供給

東レは10日、欧州航空宇宙大手EADSおよび同社傘下のエアバスなどに航空機用炭素繊維プリプレグ(樹脂含浸シート)を2025年までの15年間供給する基本契約を締結したと発表した。これまではプリプレグ加工メーカーを通じてEA

Henkel AG & Co. KGaA―1-3月期利益が倍増に―

化学大手のHenkel(デュッセルドルフ)が5日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBIT)は前年同期比93.3%増の4億2,200万ユーロに拡大した。景気回復のほか、3,000人規模の人員整理を

Beiersdorf AG―業績回復、1-3月期増収増益に―

コスメティック用品・粘着テープ大手の独Beiersdorf(ハンブルク)が6日発表した2010年1-3月期決算の営業利益(EBIT)は前年同期比28.3%増の1億8,600万ユーロと大幅に拡大した。景気の回復を受け特に粘

東レ―Airbusに炭素繊維プリブレグを長期供給―

東レは10日、欧州航空宇宙大手EADSと同傘下のAirbusなどに航空機用炭素繊維プリプレグ(樹脂含浸シート)を2025年までの15年間供給する基本契約を締結したと発表した。これまではプリプレグ加工メーカーを通じてEAD

Evonik

複合企業Evonikは11日の第1四半期決算発表で2010年12月通期の業績予測を引き上げた。主力の化学事業が好調なためで、売上高を「増収」から「2ケタ増収」、営業利益(EBITDA)を「少なくとも前年並み」から「前年以

次世代発電所向け新素材、独日3社が共同開発

独鉄鋼最大手ティッセンクルップの素材開発子会社VDMは、提携先の独エネルギー大手エーオン、日立パワーヨーロッパと共同で次世代発電所向けの新素材を開発した。次世代発電所は蒸気の温度を従来の600度から700度に引き上げて発

多接合型太陽電池で変換効率41.4%を実現

フラウンホーファー太陽エネルギー研究所(ISE)の物理学者フランク・ディムロート氏は昨年1月、3層構造の多接合型太陽電池で変換効率41.4%を実現した。従来のシリコン太陽電池の変換効率は20%に満たない。同氏はこの功績を

ヘンケル(2010年1-3月期決算)

2010年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は2億6,600万ユーロで、前年同期の1億2,100万ユーロから急増。全部門で収益が伸びた。とくに接着剤部門が好調だった。売上高は7.8%増の35億1,000万ユーロ。 \

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