医療品

豊胸インプラント、認証大手が過失責任を否認

仏PIPが医療用と偽って工業用シリコンを使った違法な豊胸インプラントを製造していた事件をめぐり、同社の品質認証を手がけたテュフ・ラインラント(以下:テュフ)に批判の矛先が向けられている。国内では1月23日、被害を受けた女 […]

独医薬品卸フェニックス、ポーランドから撤退

独医薬品卸大手のフェニックスはポーランド市場から撤退する。製薬業界サイト『Apotheke-adhoc.de』が、フェニックスのポーランド子会社から得た情報として伝えた。フェニックスのポーランド事業で提携しているフィンラ

「バイアグアラ」商標登録にノー=EU第一審裁判所

米製薬大手ファイザーのED(勃起不全)治療薬「バイアグラ」に酷似した名称の栄養ドリンクの商標登録を、欧州共同体商標意匠庁(OHIM)が却下したのは不当だとしてポーランドの飲料メーカーが訴えていた問題で、欧州司法裁判所の第

ロシュ、米イルミナに敵対的TOB

スイス製薬大手のロシュは25日、遺伝子解析機器メーカーの米イルミナの買収に乗り出すと発表した。イルミナ側が買収交渉に応じなかったことから、敵対的な株式公開買い付け(TOB)を仕掛け、経営権の取得を目指す。 \ ロシュはT

武田薬品工業―欧米で2,800人削減へ―

武田薬品工業は18日、海外連結子会社で人員削減を実施すると発表した。欧州の同業Nycomedの買収に伴う措置で、事業の重複がある欧米を中心に2,800人を整理する。実施期間は今月から2016年3月末まで。 \ 欧州では研

新薬販売価格、メーカーと健保の交渉始まる

特許薬の価格取り決めに関する法令(AMNOG)に基づくメーカーと公的健康保険との初の価格交渉が23日開始された。交渉第1号となったのはアストラゼネカの抗血栓症薬「ブリリック(薬効名:チカグレロル、米商品名:ブリリンタ)」

「輸入薬の販売は可、処方薬であれば割引は違法」=最高裁

欧州連合(EU)加盟国から輸入した医薬品の割引販売をめぐる係争で連邦司法裁判所(BGH、最高裁)は12日、処方薬であれば割引販売は認められないとの判断を示した。患者の自己負担額が薬事法で固定されていることが理由。一方、販

独バイオ業界に金融不安の影

独バイオテクノロジー業界団体のBio Deutschlandと業界専門誌『transkript』は16日、バイオ企業の事業見通しに関するアンケート調査結果を公表した。それによると、経営の現状については肯定的な見方をする企

武田薬品、欧米で2800人削減

武田薬品工業は18日、海外連結子会社で人員削減を実施すると発表した。欧州の同業ナイコメッドの買収に伴う措置で、事業の重複がある欧米を中心に2,800人を整理する。実施期間は今月から2016年3月末まで。 \ 欧州では研究

2011年インフレ率2.3%へと大幅上昇

ドイツ連邦統計局が12日発表した2011年の消費者物価指数(CPI)は前年比2.3%増となり、08年以来の大幅上昇を記録した。金融・経済危機の影響を受けた09年と10年は上げ幅がそれぞれ0.4%、1.1%にとどまっていた

家畜への抗生物質投与制限へ、法改正原案発表

イルゼ・アイグナー連邦農業相は10日、薬事法改正に向けた原案を発表した。養鶏業者などが抗生物質を家畜に大量投与している現状を改めることが狙い。今後、関連省庁間で意見調整して3月にも閣議決定し、早ければ今秋にも施行したい考

武田薬品工業―ドイツで人員削減か―

武田薬品工業がドイツで人員削減を実施するもようだ。欧州製薬大手Nycomedを買収したことで業務の重複や余剰人員が出ているほか、ドイツの投資環境が悪いことが理由という。『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙

分子センサーで細胞毒性の測定が簡便に

培養細胞を用いた有害性評価で、細胞毒性が簡単に測定できる分子センサーをフラウンホーファーモジュール固体技術研究所(EMFT)が開発した。細胞膜透過性のあるナノ粒子に2種類の蛍光色素を修飾したもので、細胞の生存率に応じて発

製薬工程の社員をエイズ理由で解雇は妥当

HIV(エイズウイルス)への感染を理由に製薬会社の社員が解雇された訴訟で、第1審のベルリン労働裁判所が解雇を妥当とする判決を下したことは本誌2011年8月10日号でお伝えした。 \ この係争の控訴審(第2審)判決が13日

ポーランド、医薬品売上伸びる

医療コンサルティング大手のIMSヘルスは10日、2011年のポーランド医薬品市場の売上高が卸価格ベースで前年比4.8%増の233億ズロチに拡大したと発表した。特に12月の売上高の伸びが顕著で、前年同月比14.3%増の19

ノバルティス、米で2千人削減

スイス製薬大手のノバルティスは13日、新たに約2,000人の人員削減を米国で実施すると発表した。新薬の特許失効などで経営環境が悪化していることを受けたもの。削減規模は全従業員の1.6%に相当する。 \ ノバルティスは20

鶏肉の半数で耐性菌検出=環境保護団体

環境・自然保護連盟(Bund)は9日、ドイツ国内のスーパーで販売されている鶏肉の半数から薬剤耐性菌が検出されたと発表した。家畜業者が抗生物質を混ぜた飼料を家禽に与えていることが原因とみられる。Bundはそうした製品を販売

最大野党PiSが保健相辞任要求・薬剤費還付法に伴う混乱で

ポーランドで1日から施行された薬剤費の還付に関する法律をめぐって混乱が続いている問題で、最大野党の法と正義(PiS) は、アルウコヴィチ保健相の不信任決議案を提出する方針だ。PiSのピエハ議員が3日、記者会見で明らかにし

トルコ、薬価規制を一部緩和

トルコ政府が医薬品小売価格の統制緩和と医薬品原料の輸入関税引き下げを計画している。医薬品の供給不足を解消するとともに、国内製薬業界の負担を軽減するのが目的。増え続ける医療支出を抑制するために導入された統制価格だが、医薬品

Siemens

電機大手のSiemensは12月21日、診断薬事業で人員削減を行うと発表した。収益力が低迷しているためで、国外を中心に約1,000人を整理する。同社は2006年から07年にかけて独Bayerの当該事業と米Dade Beh

Sartorius

計量器大手の独Sartoriusが工業用天びん事業から撤退する意向だ。景気変動の影響を受けやすいためで、今後は収益力の高い医薬品・バイオ向け機器事業に経営資源を集中していく。ヨアヒム・クロイツブルク社長が『フランクフルタ

カザフスタンで化学製品の需要拡大、輸入に大きく依存

景気回復による投資活動の活発化や賃金上昇で、カザフスタンの化学製品需要が拡大している。しかし、国内生産では需要がまかなえず、多くを輸入に頼っているのが現状だ。石油化学、化学肥料、後発医薬品、プラスチック管など一部の産業分

―上海工場に7,000万ユーロ投資―

製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム)は14日、上海工場に7,000万ユーロを投資すると発表した。中国の医薬品市場拡大を見越した措置で、生産能力を倍増。従業員数も現在の240人から400人

J&J、消毒剤メーカーと販売代理店契約

総合ヘルスケア企業の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は14日、ロシアの消毒剤メーカー、ベンタス・ラボラトリーズ(Bemtus Laboratories)と販売代理店契約を締結したと発表した。J&Jは、ベンタスの

製造業売上が3カ月ぶりに増加、10月は+0.5%に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年10月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.5%増(暫定値)となり、3カ月ぶりに拡大した。国内と国外がそれぞれ0.5%、0.7%増加。国外はユーロ圏が0.

抗菌せっけんなどの需要増、食中毒問題で

洗剤業界団体のIKWは6日、ビューティケア製品の今年の独市場規模が125億9,500ユーロ(小売価格ベース)となり前年比で0.8%増加するとの見通しを発表した。今夏に流行した腸管出血性大腸菌の感染が追い風となり、抗菌せっ

猛毒リシンの解毒剤実現も、カギとなるタンパク質を特定

トウゴマの種子に含まれる猛毒のタンパク質「リシン」が細胞を死に至らしめる仕組みを解明することに、分子生物工学研究所(IMBA)を中心とする国際研究チームが成功した。遺伝子スクリーニングと幹細胞生物学を組み合わせた独自手法

ノバルティスを医薬品卸が提訴、供給停止問題で

製薬大手のノバルティスがドイツで一部の医薬品卸事業者への製品供給を停止している問題で、医薬品卸大手のフェニックスは6日、供給停止の仮差し止めを求めて提訴したと発表した。ノバルティスの行為は契約に違反すると批判。また、医薬

健康産業の景況感に陰り

独商工会議所連合会(DIHK)はこのほど、製薬、医療・社会サービスなどの健康関連企業を対象に実施した秋季景況感アンケート調査の結果を発表した。それによると、事業の現状に関する業況判断指数(DI)は33で、前の期(夏季)に

市販の鎮痛剤、購入制限へ 安易な服用受け

独連邦医薬品・医療機器審査局(BfArM)が、市販の鎮痛剤の購入に制限を設けることを検討している。安易な長期服用や過剰服用による健康被害を防止することが目的で、アセチルサリチル酸、ジクロフェナクなど6種類の有効成分に対し

製薬市場の先行きに懸念・欧州債務危機の深刻化で

ロシアの製薬市場の先行きに不透明感が高まっている。現地英字紙『モスクワ・タイムズ』は6日、英製薬大手アストラゼネカのロシア現地法人のパブレティチ社長の話として、欧州債務危機深刻化すれば、来年の国内製薬市場は成長率が鈍化す

製薬大手リヒター、子宮筋腫治療薬のライセンス取得

ハンガリーの製薬大手ゲデオン・リヒターは5日、フランスの同業HRAファーマから、独立国家共同体(CIS)と中国における子宮筋腫治療薬「Esmya(成分:ウリプリスタール酢酸エステル)」の独占営業販売権を獲得したと発表した

欧州のHIV感染者増加、AIDS発症は減少=WHO

世界保健機関(WHO)と欧州疾病対策センター(ECDC)が11月30日に発表した報告書によると、昨年にEU域内および欧州経済領域で新たに確認されたHIV感染者は27,116人で、前年から約4%増加した。一方、AIDSの発

Novartis AG―製品の供給停止先を拡大―

製薬大手のNovartisから製品供給を停止されるドイツの医薬品卸会社が増加している。当初はGehe(Celecio子会社)1社だけだったが、11月に入ってからは独最大手のPhoenixやSanacorpも供給も打ち切ら

独バイオ業界で新薬上市の期待高まる

ドイツのバイオ医薬品業界で新薬上市への期待ムードが高まっている。Wilex(ミュンヘン)の開発する抗がん剤が第3相臨床試験で良好な結果を出すなど、明るい話題が相次いでいるためだ。25日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。

ブルガリア医薬品大手のソファーマ、ワルシャワ証取に上場

ブルガリアの医薬品大手ソファーマが28日、ワルシャワ証券取引所(WSE)に上場し、9,320万ドルの資金を調達した。同社株はソフィア証取でも取引されており、複数証取に上場するブルガリア企業としては、不動産投資信託のインタ

複合ワクチンの特許は延長可能=欧州裁

欧州司法裁判所は24日、英製薬会社メディヴァの複合ワクチンに特許存続期間を延長する「補足保護証明(SPC)」の付与が認められるとの判断を示した。欧州特許条約には特許存続期間の延長を明確に規定する条項がないため、医薬品に関

Bayer AG―アジア売上を2015年までに60%拡大―

製薬・化学大手Bayer(レバークーゼン)のマライン・デッカー社長は15日、上海新工場の竣工式で、アジア事業の売上高を2015年までに60%以上拡大し約11億ユーロに引き上げるとの目標を明らかにした。旺盛な現地需要を取り

鼻粘膜でアルツハイマー早期診断が可能に

アルツハイマー病の主要原因物質の1つとされるタウタンパク質(以下:タウ)が、神経細胞内だけでなく、鼻の嗅粘膜にあるボーマン腺(嗅腺)と呼ばれる分泌腺にも蓄積されていることをダルムシュタット工科大学の研究チームが初めて突き

製薬大手エージス、営業利益が大幅減

ハンガリーの製薬大手エージスが9日発表した2010/11年度第4四半期(11年7~9月)連結決算は、営業利益が前年同期比56%減の20億2,000万フォリントに落ち込んだ。国内事業向けの特別税やフォリント高による為替差損

上部へスクロール