石油・石炭・ガス

樹脂加工業界が売上記録更新

独樹脂加工業界全国連盟(GKV)が5日発表した2013年の業界売上高は前年比3.0%増の576億ユーロとなり、前年に引き続き過去最高を更新した。軽量で耐久性の高い素材の需要が建設業や製造業で伸びているほか、原料価格の上昇 […]

サウス・ストリームのセルビア着工に遅れ

ロシアのガスプロムが主導するガスパイプライン敷設プロジェクト「サウス・ストリーム」は、セルビア区間の着工が遅れる見通しとなっている。セルビア側が今年用意する資金のうち、7,500万ユーロの調達が完了していないのが理由。政

ハンガリー政府、エーオンのハンガリー事業買収へ

ハンガリー国営電力会社MVMは5日、独エネルギー大手エーオンからハンガリーの発電・ガス供給会社の株式を取得することで基本合意した。資産査定(デューデリジェンス)を行った上で、買収価格の交渉に入る。年内の買収手続き完了を見

三菱重工、トルコ発電事業で合弁

三菱重工業は5日、トルコの複合企業ウルドゥン・グループと共同で同国の発電事業に乗り出すとを発表した。三菱重工が国外発電事業に投資するのはこれが4件目。高効率のガスタービン複合(GTCC)発電設備を設置して、トルコ最大の電

ラトビアのガス市場、3年後に完全自由化へ

ラトビア議会は5日、ガス市場自由化の道筋を規定するエネルギー関連法案を可決した。欧州連合(EU)の「エネルギー市場に関する第3次規制パッケージ」の実施に向けた法改正となる。来月から段階的に市場開放に向けた措置を実施し、2

輸入物価、13カ月連続で前年同月比減に

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した2014年1月の輸入物価指数(2010年=100)は104.8となり、前年同月比で2.3%減少した。1年前の水準を下回るのは13カ月連続。物価に占める比重が大きい原油と石油製品を除いた

RWE AG―戦後初の赤字に、最終損失28億ユーロ―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)が4日発表した2013年12月期決算の最終損益は27億5,700万ユーロの赤字となり、前期の黒字(13億600万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字計上は戦後初めて。火力発電所で合わせて約

ロムガスが2ケタ減益、減損や新税響く

ルーマニア最大のガス会社ロムガスが27日発表した2013年通期決算(速報値)の最終利益は9億3,100万レウとなり、前期比で16.8%減少した。電力会社CTE Iernutの買収とガス田開発プロジェクトに絡む減損処理に加

ウクライナ情勢を経済界が注視、対露制裁見合わせを要求

ウクライナ情勢の緊迫がドイツ経済に影を落としている。これまでのところ実体経済への影響はほとんど出ていないものの、危機が長期化したり、ロシアへの制裁が行われると大きなしわ寄せが避けられないと予想されるためだ。 週明けの3日

2月インフレ率1.2%に低下、10年8月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が1.2%にとどまり、2カ月連続で低下した。上げ幅は2010年8月以来の低水準。エネルギー価格が2.7%低下したことが響いた。欧州中央

Hexagon AB―独無人ヘリメーカーを買収―

スウェーデンの精密測量システム大手Hexagon(ストックホルム)は18日、無人ヘリコプターの開発・製造会社である独Aibotixを同日付で買収すると発表した。高性能地理情報事業を強化する狙い。取引金額は公表していない

BASF SE―自動車向け・農薬事業がけん引―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が25日発表した2013年12月通期の営業利益(EBITベース、特別費を除く)は前期比8.2%増の71億9,000万ユーロとなり、過去最高を更新した。自動車産業から樹脂、塗

「石炭発電所の運営一元化を」=化学労組

鉱業・化学・エネルギー産業労働組合(IG BCE)のミヒャエル・ヴァシリアディス委員長は23日、電力会社が共同で新会社を設立し、全国の石炭火力発電所の運営を一元化することを提案した。電力価格の下落や政府の再生可能エネルギ

燃料輸送大手PERN、グダンスクに石油ターミナル建設

ポーランドの燃料輸送大手PERNはこのほど、グダンスク港に石油ターミナルの建設許可を取得した。ターミナルは2段階に分けて建設され、第1期工事は2015年、第2期工事は18年の完了を予定している。 第1期工事では、合計容量

ルクオイル、最終利益29%減

ロシア石油2位のルクオイルが19日発表した2013年通期決算の純利益は78億3,200万米ドルで、前期から28.8%後退した。北極圏(バレンツ海)や西アフリカでの油田開発に絡む24億5,000万ドルの減損処理を行ったこと

産業ガス大手リンデ、タタールスタンで水素プラント受注

産業用ガス大手の独リンデはこのほど、タタールスタン共和国中部のニジネカムスクにある石油精製会社PSC TAIF-NKから製油所向け水素プラント2基を受注したと発表した。受注金額は1億6,300万米ドル。 水素プラントはそ

ガソリン価格が下落

ガソリンスタンド大手アラルによると、2013年のガソリンの平均販売価格は1.594ユーロで、前年の1.643ユーロから4.9セント低下した。ディーゼルも平均1.43ユーロで、6セント下がっている。自動車燃料の値下がりは今

Linde AG―露製油大手から水素製造装置受注―

工業ガス大手の独Linde(ミュンヘン)は11日、ロシア連邦タタールスタン共和国の大手製油精製会社TAIF-NK PSCから水素製造装置2基を受注したと発表した。同国中部のニジネカムスク製油所内に建設する。取引金額は約1

13年貨物輸送1.6%増に、海運は4年ぶりに減少

ドイツ連邦統計局が7日発表した2013年の国内貨物輸送量は43億1,760万トン(暫定値)で、前年を0.8%上回った。増加は2年ぶり。全体の8割弱を占める道路輸送が0.9%増加したことが大きい。規模は小さいものの河川輸送

ガスプロムの競争法違反問題、欧州委がさらなる改善要求

ロシアの国営ガス会社ガスプロムがEU競争法に違反した疑いがあるとして欧州委員会が調査を進めている問題で、同委のアルムニア委員(競争政策担当)は7日、同社が提示した改善策は不十分との見解を示し、引き続き異議告知書を送付する

ルスギドロ、極東で発電所建設

ロシアの水力発電会社ルスギドロは近く、極東で2件の発電所建設プロジェクトに着手する。 ヤクーツク第2発電所の第1期建設工事入札は、ロシア有数の富豪であるアルカジーとボリスのローテンベルク兄弟が率いるTEKモスエネルゴが落

ガスプロムの競争法違反問題、欧州委がさらなる改善要求

ロシアの国営ガス会社ガスプロムがEU競争法に違反した疑いがあるとして欧州委員会が調査を進めている問題で、同委のアルムニア委員(競争政策担当)は7日、同社が提示した改善策は不十分との見解を示し、引き続き異議告知書を送付する

Hochtief AG―不動産大手Aurelisから撤退―

独建設大手のHochtief(エッセン)は3日、独不動産大手Aurelisの株式50%を売却して同社から全面撤退すると発表した。経営資源を交通・エネルギー・都市インフラ分野に絞り込む戦略に伴う措置。取引価格は2013年1

サウス・ストリーム、独露3社に鋼管を発注

ガスプロムが主導して進めているガスパイプライン「サウス・ストリーム」計画の事業会社は1月29日、OMK、セベルスタリのロシア2社と独ユーロパイプに鋼管を発注した。契約規模はおよそ10億ユーロに上る。 \ 発注されたのは直

アリアンツがノルウェー政府を提訴

保険大手の独アリアンツがノルウェー政府を提訴した。海底ガスパイプライン輸送料金の大幅引き下げをノルウェー経済省が決定した結果、同パイプラインに出資するアリアンツ子会社Allianz Capital Partners(AC

1月インフレ率1.3%に低下

ドイツ連邦統計局が1月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が1.3%となり、前月の同1.4%からやや低下した。食料品は3.6%増とこれまでに引き続き大きく上昇したものの、エネルギーが1.8%下

ガスプロム、7-9月期最終益11%減に

ロシアの国営天然ガス大手ガスプロムがこのほど発表した2013年7-9月期決算(国際会計基準:IFRS)の最終利益は2,760億ルーブルとなり、前年同期比で10.8%減少した。為替差益の減少と金融コストの増加が響いた。売上

再可エネ電力助成策の改革案を閣議承認

連邦政府は22日の閣議で、ガブリエル経済相が作成した再生可能エネルギー法(EEG)の改正に向けた基本方針を承認した。再可エネ向け助成金総額の急増を受けて消費者や企業の負担が膨らんでいることに対応したもので、助成コストの上

輸入物価が4年ぶりに下落、13年は-2.6%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した2013年の輸入物価指数は前年比で2.6%減少した。同指数の低下は金融危機の影響で国内総生産(GDP)が戦後最大のマイナス成長となった09年以来で4年ぶり。エネルギー価格が7.0%下がり、

RWE AG―評価損33億ユーロ計上、初めて赤字に転落―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は28日、評価損の規模が2013年9月末に比べ約33億ユーロ拡大することが分かったと発表した。火力発電所の収益性が欧州全般で低下していることが響いた。これに伴い2013年12月通期の最

独菓子業界売上、昨年は2.8%増加

独菓子製造業全国連盟(BDSI)が21日発表した加盟メーカー約220社の2013年の売上高は124億9,000万ユーロで、前年を2.8%上回った。生産高が3.7%増の396万トンに拡大したことが大きい。ただ、BDSIは原

EUの温効ガス新削減目標、追加費用はGDP比0.7%以下

ポツダム環境影響研究所(PIK)、蘭ユトレヒト大学などの国際研究チームは、欧州連合(EU)がさきに提案した「温室効果ガス排出量を2030年までに1990年比で40%削減する」新たな目標の達成に必要な追加費用は域内総生産(

シェールガス開発ペースが減速、外国企業の撤退相次ぐ

ポーランドでシェールガスの試掘件数が減少している。現地紙『ジェチポスポリタ』が環境省のデータを引用して報じたところによると、2013年の試掘件数は13件と、前年の半分の水準に落ち込んだ。内訳はポーランド石油・ガス採掘公社

生産者物価4年ぶり低下、13年は-0.1%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年の生産者物価指数は前年比0.1%減となり、4年ぶりに低下した。エネルギーが0.9%減となったことが影響。エネルギーを除いたベースでは0.3%上昇した。 \ エネルギーでは石油製品

送電網の再公有化で州と電力会社が合意

ハンブルク州と電力大手のバッテンフォールは18日、州内の送電網を州が同社から買い戻すことで合意したと発表した。同州では昨年9月、送電網などの再公有化を求める住民投票が可決されたため、両者は交渉を続けてきた。州は熱供給網に

米ワージントン、トルコLNG企業を買収

米国の鉄鋼流通・加工会社であるワージントン・インダストリーズはこのほど、トルコの液化天然ガス(LNG)生産会社ARITASの株式75%を取得すると発表した。圧力シリンダ部門に統合し、LNG事業を強化する。取引額などの詳細

クロアチア、INA経営権めぐりMOLを提訴

クロアチア政府は17日、ハンガリーMOLに対し石油大手INAの経営権取り消しなどを求めている問題で、国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)に提訴したと発表した。前日に再開したMOLとの交渉は継続する。MOLも昨秋、国

卸売物価が4年ぶり低下、13年は-0.5%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2013年の卸売物価指数(2005年=100)は前年比0.5%減の122.2へと後退した。同指数が低下したのはリーマンショックに伴う金融・経済危機がピークに達した09年以来で4年ぶり。石炭

TAPとICGBが提携、天然ガスパイプライン連結へ

アドリア海横断パイプライン(TAP)とギリシャ・ブルガリア連絡パイプライン(ICGB)の事業会社は6日、両パイプラインの連結に向けた準備作業を共同で進めることで合意し覚書(MoU)を交わした。これにより、アゼルバイジャン

ルクオイルのブルガリア子会社、製油所増強の融資確保

ルクオイルのブルガリア子会社ルクオイル・ネフトヒム・ブルガスは、黒海沿岸ブルガスの製油所を近代化するプロジェクトの推進に向けて、海外5銀行から総額5億7,000万ユーロの融資を取り付けた。融資期間は10年間で、イタリア輸

ベラルーシ、原油・石油製品の輸出関税引き上げ

ベラルーシは1日から原油・石油製品の輸出関税を引き上げた。同関税は昨年12月1日に引き下げられたばかりだった。引き上げは関税同盟加盟国(ロシア、カザフスタン)を除くすべての国に適用される。 \ 原油の輸出関税は1トン当た

インフレ率、昨年は1.5%に低下

ドイツ連邦統計局は6日、2013年のインフレ率(CPI)が1.5%となり、12年の同2.0%から0.5ポイント低下したとの見通しを発表した。1%台に落ち込むのは3年ぶり。エネルギー価格が大きく上がった月が少なかったことが

2014年1月1日付の法令改正

【労働・医療・社会保障】 \ \ ・ 4業界で最低賃金引き上げ。建設業の時給は西部地区で11.10~13.95ユーロ、ベルリンで11.10~13.80ユーロ、東部地区で10.50ユーロに \ \ ・ ルーマニアとブルガリ

OMV AG―アフリカ西部で石油・ガス採掘に参加―

エネルギー大手の墺OMV(ウィーン)は12月18日、アフリカ西部のガボンで石油・天然ガスの採掘プロジェクトに参加することで、英資源採掘会社Ophir Energyと合意したと発表した。サハラ砂漠以南の地域(サブサハラ)で

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