鉄道
ポーランド国鉄、7年間で150億ユーロを投資
ポーランド国鉄(PKP)は今年から2020年までの7年間で150億ユーロを投資する方針だ。これは過去最大の規模に当たる。インフラを改修して鉄道を高速化するほか、貨物輸送では海港との接続を改善する。また、入札は価格以外の要
シベリア鉄道とバム鉄道の近代化、投資額膨らむ
ロシアのシベリア鉄道とバイカル・アムール鉄道(バム鉄道)の近代化費用が当初計画より膨らむ可能性が出てきた。経済紙『ベドモスチ』が19日伝えた。 政府は4月、シベリア鉄道とバム鉄道を近代化し、2020年までに両鉄道の貨物輸
シーメンス―約30%の最終増益に―
電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が7月31日発表した2014年4-6月期(第3四半期)の最終利益は前年同期比27%増の13億9,900万ユーロと大幅に拡大した。比較対象の13年4-6月期はリストラ費用(4億ユーロ強)
ダッソー・システムズ、独シムパックを買収
立体表示(3D)・製品ライフサイクル管理ソリューション(PLM)大手の仏ダッソー・システムズは16日、機構解析(MBS)ツールを手がける独シムパック(バイエルン州ギルヒング)を買収したと発表した。シムパックのノウハウを自
ウラルワゴンサヴォードとポーランドのペサ、トラムのロシア現地生産で合意
ロシア車両メーカーのウラルワゴンサヴォード(UVZ)とポーランドの同業ペサは10日、ロシアにおけるトラムの合弁生産に向けた趣意書(MoU)を交わした。高性能技術の国産化を掲げる政府の方針に沿うもので、UVZでは今回の合意
ドイツ鉄道―カートレインを全廃―
ドイツ鉄道(DB、ベルリン)は4日、カートレイン事業の廃止方針を明らかにした。採算が取れていないためで、事業の規模を段階的に縮小。2016年末までに全廃する。夜行列車の本数も削減する意向だ。 カートレインはバカンスシーズ
公営の公益会社が経営破たん、全国で初めて
チューリンゲン州中部ゲーラ市(人口10万人)の市営公益事業者シュタットヴェルケ・ゲーラ(Stadtwerke Gera)はこのほど、ゲーラ区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。自治体系公益企業の経営破たんは全国で初め
マケドニア国鉄、中国メーカーに列車発注
マケドニア国鉄(MZ)はこのほど、中国の鉄道車両大手CSRに旅客列車6編成を発注した。内訳はディーゼル車両4編成と電車2編成。マケドニア運輸省の発表によると、契約額は2,500万ユーロに上る。MZが新規で旅客列車を購入す
英競争当局、ユーロトンネルにフェリー業務停止を命令
英競争当局の競争市場庁(CMA)は27日、英仏海峡トンネルの運営会社であるユーロトンネルに対して、海峡フェリー運航業務の停止を命じた。同社がトンネルの鉄道部門と合わせて、海峡間輸送市場で50%を超えるシェアを握っているこ
シーメンス、クラウドベースのルート検索アプリで実証試験
シーメンスは、現在地から目的地までの経路(交通手段)をリアルタイムで検索できるモビリティプラットフォームの開発を進めている。徒歩、電車・バスなどの公共交通にとどまらず、カーシェアリング、タクシーなどインターネット上の様々
アルストムのエネルギー部門はGEの手に
仏重電大手アルストムのエネルギー部門をめぐる買収合戦は米ゼネラル・エレクトリック(GE)に軍配が上がった。フランス政府とアルストム経営陣がともにGEによる買収を支持したためで、GEは製造事業の再強化戦略を前進させるととも
三菱商事、トルコから地下鉄車両を受注
三菱商事は17日、スペイン鉄道車両最大手CAFと共同でトルコ・イスタンブール市から地下鉄車両126両(21編成)を受注したと発表した。受注額は1億1,900万ユーロ。同車両はトルコ初となる完全無人運転システムを採用するも
ドイツの貨物輸送量、2030年には1.4倍に=交通相
アレクサンダー・ドブリント連邦交通相(社会民主党)は11日、2030年までの国内運輸需要予測を発表した。それによると、国内の貨物輸送量は年率1.6%のスピードで増加し、30年には10年比で1.38倍に拡大する見通し。ドブ
クラウド利用率、最も高い業界はICT
独情報通信業界連盟(Bitkom)は3日、クラウドコンピューティングを利用するドイツ企業が全体の40%に上ることを明らかにした。同割合が最も高い業界は情報通信技術(ICT)で、64%を記録。これに金融サービス(56%)、
第1四半期鉄道貨物4.4%増、3年ぶりの大きな伸びに
ドイツ連邦統計局が4日発表した2014年第1四半期の鉄道貨物輸送量は前年同期比4.4%増7の9,200万トンとなり、11年第1四半期以来の高い伸びを記録した。景気の回復が反映された格好。コンテナ輸送量は4.1%増の160
旅客・貨物輸送、ドイツ鉄道の競合がシェア伸ばす
ドイツ鉄道(DB)は5日、国内旅客・貨物輸送市場の動向をまとめた「市場競争レポート」を発表した。それによると、2013年の国内鉄道貨物輸送量は1,126億トンキロメートル(tkm)となり、前期比で2.4%拡大した。DBの
鉄道車両大手ペサ、ポーランド国鉄に長距離列車納入へ
ポーランドの鉄道車両メーカー、ペサ・ビドゴシチはこのほど、ポーランド国鉄(PKP)の長距離部門であるPKPインターシティに長距離列車「ダート(Dart)」20編成を納入する契約を締結した。契約金額は13億ズロチ(3億1,
カルテル参加企業に自社顧客以外にも損害賠償責任、欧州裁が画期的判決
欧州司法裁判所は5日、企業間のカルテルが原因で業界全体の価格水準が上昇した結果、協定に参加していない企業が値上げに踏み切った場合、その企業の顧客は協定参加企業に損害賠償を請求できるとの判断を示した。違法な協定に関与した企
第1四半期協定賃金2.3%上昇、インフレ率の約2倍に
ドイツ統計局が5月30日発表した今年第1四半期の協定賃金(特別手当を含む)は前年同期を平均2.3%上回った。上げ幅はインフレ率(1.2%)の約2倍に達しており、実質増となった計算だ。協定賃金の適用を受ける被用者は1,95
ユーラシア開発銀とベラルーシ鉄道、協力覚書に調印
ユーラシア開発銀行(EDB)とベラルーシ鉄道は16日、協力覚書に調印したと発表した。ベラルーシの鉄道インフラの改善や鉄道車両のアップグレード、EDB加盟国間との鉄道輸送サービス促進などを目的に、プロジェクトに関する情報交
ユーラシア開発銀とベラルーシ鉄道、協力覚書に調印
ユーラシア開発銀行(EDB)とベラルーシ鉄道は16日、協力覚書に調印したと発表した。ベラルーシの鉄道インフラの改善や鉄道車両のアップグレード、EDB加盟国間との鉄道輸送サービス促進などを目的に、プロジェクトに関する情報交
EUで長編成貨物列車の運行実験プロジェクト実施
欧州連合(EU)で長編成貨物列車の運行実験プロジェクト「マラソン」が進められている。EUではこれまで、ブレーキや信号に関する規則によって貨物列車のサイズが制限されてきたが、同プロジェクトで開発された技術を利用することで、
ポズナニ圏の自治体連合、近郊交通高速化を計画
ポズナニ市とその周辺自治体が、欧州連合(EU)の助成金を活用して近郊交通の高速化に取り組む。これらの自治体で作るメトロポリア・ポズナニ協会の計画案を各自治体で検討し、7月以降、行政当局が評価作業に入る予定だ。 計画案によ
ブルガリア国鉄、大幅人員削減を計画
ブルガリア国営鉄道(BDZ)が大幅な人員削減を計画している。赤字続きで経営が悪化しているためで、現在の従業員数1,200人の半数以上に当たる約700人を整理する見通し。パパゾフ交通相がこのほど明らかにした。 パパゾフ交通
シーメンスのアルストム買収計画に懸念
電機大手の独シーメンスが仏同業アルストムの電力設備事業を取得して自社の鉄道関連事業をアルストムに譲渡する計画に対し、疑問の声が出ている。経営上のメリットよりもデメリットの方が大きい恐れがあるためだ。従業員も事業交換に伴う
英仏海峡トンネル、貨物列車の料金値下げ
英仏海峡トンネルの運営会社であるユーロトンネルは4月28日、貨物列車を運行する事業者に課す線路使用料を6月1日から引き下げると発表した。高い料金が障害となって貨物輸送が低迷していることを受けたもの。これによって貨物運賃も
ロシアなど3カ国、DHLと鉄道コンテナ輸送を試験運行
ロシア鉄道(RZD)は4月15日、ロシア、カザフスタン、ベラルーシの3カ国の国営鉄道会社が共同で設立した物流会社と独物流大手DHLが実施する中国~欧州間の鉄道コンテナ輸送プロジェクトが最初の試験運行を終えたと発表した。中
シーメンスがアルストム買収方針を決定、GEに対抗
重電大手の独シーメンスは29日、仏同業アルストムを買収する方針を正式に決定した。競合の米ぜネラル・エレクトリック(GE)がアルストム買収を狙っていることを受けた措置。GEはアルストムを取得すると、欧州市場での存在感を大幅
ハイブリッド飛行機をエアバスが初公開
欧州航空宇宙大手エアバス・グループ(旧EADS)は25日ボルドーで、ハイブリッド飛行機の試作モデルを初公開した。「E-Fan 2.0」と名付けられた同機は離陸滑走時に必要な動力の一部を電動モーターで確保、エンジンから発生
独鉄道設備業界、受注高が過去最高の149億ユーロに
独鉄道設備業界団体VDBが8日発表した独業界の2013年の新規受注高は前年比42%増の149億ユーロへと急拡大し、過去最高を更新した。機関車・車両部門(部品を含む)の受注が特に国外で大幅に伸びたことが大きく、同部門の新規
公共交通機関の利用者が過去最高に、長距離バスがけん引
ドイツ連邦統計局が7日発表した2013年の公共交通機関利用者数は前年比0.5%増の110億4,300万人となり、過去最高を更新した。主力の近距離交通で0.5%増の109億900万人を記録。長距離も路線バスがけん引役となり
シーメンス社長がプーチン大統領と会談
独シーメンスのヨーゼフ・ケーザー社長は3月26日モスクワを訪問し、プーチン大統領などと会談した。ロシアのクリミア自治共和国併合を受け同国と欧州連合(EU)、米国の関係が緊迫するなかでの会談だったため、注目を集めた。同社の
独企業が露で新規事業凍結、現地資産はく奪の懸念も
ウクライナ問題がドイツの実体経済に影響をもたらし始めている。欧州連合(EU)が検討している対露経済制裁とそれに対するロシアの報復措置が読めないため、企業はロシアでの新規事業を凍結。また、最悪の場合に備えてロシアからドイツ
Thyssenkrupp AG―鉄道レール販売事業を廃止へ―
鉄鋼系複合企業の独Thyssenkrupp(エッセン)は11日、鉄道レール販売事業の廃止方針を明らかにした。同事業の一括売却を目指したが、買い手がみつからないため、2015年9月末までに清算手続きを終了する意向だ。これに
Deutsche Post AG―ネット通販や選挙特需で増益に―
郵便・物流大手のDeutsche Post(ボン)が12日発表した2013年通期決算の営業利益(EBIT)は28億6,100万ユーロで、前期から7.4%増加した。郵便部門が好調だったことが大きく、最終利益は27.5%増の
鉄道大手の再可エネ助成分担金、経済相が負担拡大方針を撤回
ドイツ鉄道(DB)などの鉄道大手に認めてきた再生可能エネルギー助成分担金(Umlage)の負担軽減措置を縮小するとした方針を、ガブリエル連邦経済相が撤回した。分担金負担が増えれば最大10%の運賃値上げが避けられなくなると
国際金融公社、ティミショアラ市に2500万ユーロ融資
世界銀行グループの民間融資部門である国際金融公社(IFC)は4日、ルーマニア第3の都市であるティミショアラ市に対して、総額1億1,200万レウ(約2,480万ユーロ)の融資を実施すると発表した。インフラ整備を支援し、生活
Siemens AG―米国で機関車受注―
米イリノイ州など5州が行った高速鉄道用ディーゼル機関車の公開入札で、電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が落札した。『ウオール・ストリート・ジャーナル』紙が報じたもので、現地競合Caterpillarを破って受注を獲
DBの再可エネ助成分担金、最大で1.4億ユーロ増加見通し
独連邦議会(下院)運輸委員会のブルケルト委員長(SPD)は2月26日、ドイツ鉄道(DB)が支払う再生可能エネルギー助成分担金(Umlage)が最大で年1億3,900万ユーロ増加するとの試算結果を明らかにした。2013年の
シーメンスがブラジルで痛手、公共受注から5年間締め出し
電機大手の独シーメンスが1月末以降、ブラジルの公共受注から排除されている。過去の入札で同社が賄賂を支払っていた事実を受けた措置。シーメンスはメディアの問い合わせに対し、法的手段を取る考えを明らかにした。 同社は1999~
鉄道建設市場、14年は1.3倍に拡大見通し
市場調査会社PMRマーケットリサーチがこのほど発表したポーランド鉄道建設市場の動向に関するリポートによると、2014年の市場規模は前年の1.3倍の51億ズロチに拡大し、過去最高を記録する見通しだ。EUから14~20年に計
墺建設大手のポル、ポーランド国鉄から大型受注
オーストリアの建設大手ポルは17日、ポーランド国鉄(PKP PLK)から鉄道路線の近代化を受注したと発表した。契約金額は約4,900万ユーロで、ポルが同国で受注した鉄道プロジェクトとして最大となる。 対象となるのは、クチ
13年貨物輸送1.6%増に、海運は4年ぶりに減少
ドイツ連邦統計局が7日発表した2013年の国内貨物輸送量は43億1,760万トン(暫定値)で、前年を0.8%上回った。増加は2年ぶり。全体の8割弱を占める道路輸送が0.9%増加したことが大きい。規模は小さいものの河川輸送
ロシア鉄道が機関車の調達強化、20年までに6100台
ロシア鉄道(RZD)は、機関車の調達を強化する。先ごろ明らかになった同社の最新の調達計画書によると、2020年までに6,100台の機関車を新規に導入する計画で、調達総額は7,430億ルーブルにのぼる。RZDと運輸省はこれ
Hochtief AG―不動産大手Aurelisから撤退―
独建設大手のHochtief(エッセン)は3日、独不動産大手Aurelisの株式50%を売却して同社から全面撤退すると発表した。経営資源を交通・エネルギー・都市インフラ分野に絞り込む戦略に伴う措置。取引価格は2013年1
ケータイ電子チケット向けサービスをDBが拡充
ドイツ鉄道(DB)は3日、遠距離チケットを購入した顧客に出発地と到着地の市内公共交通機関を無料で利用できるサービス(City-Ticket)を、携帯電話でチケットを購入した顧客も同日から利用できるようにしたと発表した。顧
ドイツ鉄道に独占的地位濫用の疑い、当局が捜査へ
独連邦カルテル庁は1月30日、ドイツ鉄道(DB)が鉄道チケットの販売で独占的な地位を濫用している疑いがあるとして、捜査を開始したことを明らかにした。競合企業からの訴えを受けた措置で、カルテル庁のアンドレアス・ムント長官は