化学

三菱樹脂―アルム樹脂複合板工場を独に開設―

三菱樹脂は9月24日、独ヴィースバーデンでアルミ樹脂複合板工場の竣工式を行ったと発表した。同社製品「アルポリック」の欧州製造・販売拠点とする考え。 アルポリックは内外装用建築材などとして使用される製品で、これまでは日本と

SGLグループ―増資で債務圧縮へ、コスト削減目標引き上げ―

炭素製品大手の独SGLグループ(ヴィースバーデン)は9月29日、増資計画を発表した。債務を圧縮して事業再編計画を実行できるようにすることが狙い。同社はコスト削減目標を引き上げることもあわせて明らかにした。 SGLは株主割

カーエアコン冷媒問題で欧州委が独に再警告

自動車大手の独ダイムラーが欧州連合(EU)の「カーエアコン指令」に反して高級車メルセデス・ベンツの一部モデルに引き続き旧冷媒「R134a」を使用し、独当局も容認している問題で、欧州委員会は9月25日、ドイツ政府に対して2

独南部に自動車用バッテリーの研究開発センター完成

バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)は9月26日、西南ドイツのウルムで自動車用リチウムイオン電池の研究開発を目的とする施設の竣工式を行った。世界で最も優れた車両用電池をドイツで生産できるよ

メルク、米試薬大手シグマ・アルドリッチを買収

独製薬・化学大手のメルクは22日、試薬大手の米シグマ・アルドリッチを買収することで合意したと発表した。ライフサイエンス産業向け事業の強化が狙い。2015年半ばの買収手続き完了を見込む。 シグマ・アルドリッチを1株当たり1

バイエル―樹脂部門を分離・上場へ―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は18日、樹脂部門バイエル・マテリアル・サイエンス(BMS)の分離・上場計画を発表した。同部門は収益力が弱く、以前から分離・売却観測が出ていた。バイエルは今後1年半以内にBMS

バイエル―農業科学部門で研究開発に年10億ユーロ―

独バイエルの農業科学子会社バイエル・クロップサイエンス(モンハイム・アム・ライン)は17日、農薬と種苗の開発に年およそ10億ユーロを投じる方針を明らかにした。世界需要の拡大に対応、ニーズに見合った製品を市場投入する考えだ

メルク―米試薬大手シグマ・アルドリッチ買収へ―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は22日、試薬大手の米シグマ・アルドリッチを買収することで合意したと発表した。ライフサイエンス産業向け事業を強化する狙い。今後、シグマ・アルドリッチの臨時株主総会で株主の支持を

ヘンケル―放熱材料メーカーを買収―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は18日、放熱材料製造の米ベルグクエストを買収すると発表した。2016年までに売上高を200億ユーロに拡大する戦略の一環。同社はこの目標の達成に向けて最近、他社買収を積極化している

タンポポ原料のタイヤIAAに出展=独コンチネンタル

自動車部品大手の独コンチネンタルは25日に開幕するハノーバー国際商用車見本市(IAA)で、タンポポ由来の天然ゴムを原料とする試作タイヤを公開する。今後、本社所在地のハノーバーと、スウェーデンでテストを実施し、5~10年後

「電子メールの返信削減を!」、BASFが従業員に指示

化学大手の独BASFが電子メールの返信を減らすよう、従業員に呼びかけている。ネット社会の進展を受けて企業が送受信するメール件数は増加。これが従業員と業務の負担になっていることもなり、同社は不要なメール送信をなくす考えだ。

「レジ袋ゼロへ」、キール市が決議

北ドイツのキール市はプラスティック製のレジ袋を市内から一掃する考えだ。廃棄されたレジ袋を海洋生物が誤食する結果、食物連鎖を通して人の健康も害される懸念を受けた措置。同市の取り組みが全国に広がるかどうかが注目されている。

ストミル・サノク、独自動車部品メーカーを買収

ポーランドのエラストマー材メーカー、ストミル・サノクは17日、独自動車部品メーカー、ドラフテックス・オートモティブの買収で合意したと発表した。海外事業強化が狙いで、10月1日付で同社を子会社化する。 ドラフテックスは19

ハンガリー製薬会社HYDファーマ、がん治療薬臨床試験へ

ハンガリーの製薬会社HYDファーマはこのほど、開発中のがん治療薬の第1相試験が完了したことを明らかにした。投資額は2億5,000万フォリント。近く第2相の臨床検査に着手する計画で、数億フォリント規模を投資する。現地通信社

「60歳から週3~4日勤務を」、化学労組が要求

独化学労組IG BCEは17日、高齢労働者の勤務体制柔軟化を来年の労使交渉で雇用者サイドに要求する方針を固めた。60歳以上の労働者が週当たりの労働時間を短縮できるようにする考え。要求内容を今後、具体化し11月に正式決定す

バイエル樹脂部門を分離・上場へ

製薬・化学大手の独バイエルは18日、樹脂部門バイエル・マテリアル・サイエンス(BMS)の分離・上場計画を発表した。同部門は収益力が弱く、以前から分離・売却観測が出ていた。バイエルは今後1年半以内にBMSの新規株式公開(I

仏アルケマ、トタルに接着剤部門買収を提案

仏化学大手アルケマは19日、仏石油大手トタルに接着剤部門ボスティックの買収を提案したことを明らかにした。提示した買収額は17億4,000万ユーロ。実現に向けて独占交渉を進める。 ボスティックは航空部品、建材など幅広い分野

独ポリマー大手、ポーランド同業を買収

高性能ポリマー大手の独TERプラスチックス・ポリマー・グループは8日、ポーランド同業のポリマルキー・パフォーマンス・ポリマーズの株式の過半数を4月1日付けで取得するとともに、社名をTEREZパフォーマンス・ポリマーズに変

ボリシェフ、三井物産と自動車部品事業で提携

ポーランドのプラスチック・自動車部品大手ボリシェフが三井物産のドイツ子会社と提携することで基本合意したもようだ。現地紙『ワルシャワ・ボイス』などが報じた。 同紙によると、両社は軽量化素材を用いた自動車部品の研究開発(R&

プラスチック包装材アージス、投資を拡大

ポーランドのプラスチック包装材大手アージスはこのほど、今年第4四半期以降の設備投資計画を発表した。 同計画によると、ノヴィ・ソンチにある子会社フレキソ・アージス(Flexergis)のフレキソ印刷ラインの取得に850万ズ

ノルディック・プラスト、新生産施設を開設

ラトビアのリサイクル企業エコ・バルティカ(Eco Baltica)傘下のノルディック・プラスト(Nordic Plast)は、リガ近郊のオライネ工場にプラスチックの新生産施設を開設した。 エコ・バルティカの発表によると、

露石化大手シブール子会社、PPの生産を拡大

ロシアの石油化学最大手シブールは、子会社のトムスクネフチェヒム(TNKh)がポリマー生産設備を拡張すると発表した。高密度ポリエチレン(HDPE)の生産能力を現在の年間約24万5,000トンから27万トンに拡大する。ポリプ

TER:独ポリマー大手、ポーランド同業を買収

高性能ポリマー大手の独TERプラスチックス・ポリマー・グループは8日、ポーランド同業のポリマルキー・パフォーマンス・ポリマーズの株式の過半数を4月1日付けで取得するとともに、社名をTEREZパフォーマンス・ポリマーズに変

Boryszew:ボリシェフ、三井物産と自動車部品事業で提携か

ポーランドのプラスチック・自動車部品大手ボリシェフが三井物産のドイツ子会社と提携することで基本合意したもようだ。現地紙『ワルシャワ・ボイス』などが報じた。 同紙によると、両社は軽量化素材を用いた自動車部品の研究開発(R&

ソルベイ、米社からライトンPPS事業を買収

ベルギー化学大手ソルベイは4日、米石油化学大手シェブロン・フィリップス・ケミカル・カンパニー(CPCC)からライトンPPS(ポリフェニレン・サルファイド樹脂)事業を買収する契約を結んだと発表した。取引金額は2億2,000

フォークリフトのキオンなどMDAXに昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は4日、DAXに次ぐドイツの株価指数であるMDAXの銘柄を22日付で入れ替えると発表した。フォークリフト大手のキオンと不動産大手のドイチェ・アニングトン・イモビリエンが昇格、

Ergis:プラスチック包装材アージス、上期は大幅増益

プラスチック包装材大手アージスの業績が好調だ。8月28日発表した2014年上半期(1-6月)の純利益は1,236万ズロチとなり、前年同期の8.2倍に急増。早くも前年通期の利益を上回った。営業利益は52.9%増の1,895

ウクライナ問題、独化学産業に影響

ウクライナ情勢がドイツの化学産業に影を落としている。化学工業協会(VCI)は2日、2014年の化学産業の成長見通しを下方修正した。ウクライナ問題をめぐる欧州連合(EU)の対ロシア制裁の影響で輸出に影響が出ているため。 第

商品テスト財団への仮処分命令確定、チョコの評価で

独商品テスト財団シュティフトゥング・ヴァーレンテスト(SW)が実施したヘーゼルナッツチョコレートの試売検査で、リッター・スポーツの製品が「合成香料を使用しているにもかかわらず天然香料と表示していた」として「不合格」となっ

Grafe

カラーマスターバッチや添加剤マスターバッチ、機能性樹脂コンパウンドなどを製造する独Grafe はこのほど、新しい複合材料を開発したと発表した。新材料を使用した樹脂部品は従来に比べ最大30%の軽量化が可能になるという。ただ

BASF―ケニアで工場開設、コンクリート添加剤を生産―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は8月28日、ケニアの首都ナイロビでコンクリート添加剤工場の開所式を行った。アフリカ東部でコンクリート需要が拡大していることに対応。現地生産を開始した。同社はアフリカ売上を

クーカ―事業家が株式10%以上を取得、狙いは不明―

独産業ロボット大手クーカの株式10.018%を独事業者フリードヘルム・ロー氏が取得したことが1日、明らかになった。「戦略的な目的の遂行」が狙いだとしているものの、出資の具体的な意図は明らかにしていない。役員人事に影響力を

プーマ―エコパッケージを中止―

スポーツ用品大手の独プーマ(ヘアツォーゲンアウラハ)は4年前に導入したシューズ用エコパッケージの利用を中止する。小売店の受けが悪いためで、2015年秋冬コレクションから段ボールのみを用いた一般的な靴箱に切り替える。段ボー

韓国ヨンサン、スロバキアで自動車部品生産へ

韓国のヨンサン・グロネットが子会社ヒェンナムを通じ、スロバキアに自動車部品工場を開設する。起亜自動車と現代自動車の現地工場向けにプラスチック部品を生産する計画で、1,200万ユーロの投資を予定している。 チェコとポーラン

川崎重工、トルクメニスタンでGTL設備を受注

川崎重工業は8月27日、トルコの建設会社ルネッサンスと共同で、トルクメニスタンの国営ガス公社トルクメンガスから天然ガスを原料にガソリンを製造するガス・ツー・リキッド(GTL)設備を受注したと発表した。受注額は約1,500

バイエル―時価総額が11年前の10倍以上に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が好調だ。けん引車となっているのは製薬部門。経営不振に陥った2003年以降に行った一連の選択が奏功しているようだ。経済紙『ハンデルスブラット』が21日付で報じた。 バイエルの時

ボルシア・ドルトムント

独サッカー一部リーグ(ブンデスリーガ)の有力チームであるボルシア・ドルトムントは21日、増資計画を発表した。既存株主やスポンサーを対象に新株を発行し、1億1,440万ユーロを獲得。債務の圧縮のほか、チームの強化に充て、ブ

カーエアコン冷媒「R1234yf」を大幅値下げか

米複合企業ハネウェルは化学大手のデュポンと共同開発したカーエアコン冷媒「R1234yf」の価格を大幅に引き下げるもようだ。ハネウェルが欧州自動車工業会(ACEA)に宛てた文書をもとに週刊誌『シュピーゲル』が21日、報じた

化学業界の研究開発費、100億ユーロ突破

独化学工業会(VCI)が19日発表した独業界(製薬を含む)の2013年の研究開発費は前年比8.2%増の105億ユーロとなり、初めて100億ユーロの大台に乗った。独製造業では自動車、電機業界に次いで3位に付けている。 化学

マットレスの再販行為でレクティセルに制裁

ドイツ連邦カルテル庁は22日、マットレスメーカーが小売価格を不当に指定していた問題で、調査の終了したベルギー企業レクティセル(Recticel)の独法人(レクティセル・シュラーフコンフォート)に対し制裁金820万ユーロの

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