IT産業

IBM―IoTの統括拠点をミュンヘンに設置―

IT大手の米IBMは12月15日、ドイツ南部のミュンヘンにIoT(モノのインターネット)部門「ワトソンIoT」の世界統括拠点を設置すると発表した。ドイツは産業化の度合いが高いうえ、ミュンヘンには自動車、電機、半導体など幅 […]

電機業界輸出高、10月は過去最高の154億ユーロに

独電気電子工業会(ZVEI)が12月21日発表した独電機製品の10月の輸出高は前年同月比4.2%増の154億ユーロとなり、前月に記録した過去最高を更新した。最大の輸出先である米国向けなどが好調だった。1~10月の累計は前

情報通信機器の輸出高、1-9月期は11%増加

独情報通信業界連盟(Bitkom)が12月22日発表した2015年1-9月期の情報通信機器(娯楽家電を含む)の輸出高は246億ユーロで、前年同期を11%上回った。IT機器が17%増の120億ユーロと特に好調で、全体をけん

フィンテックへの投資、決済と融資仲介に集中

ITを活用した金融分野のスタートアップ企業であるフィンテックへの投資は決済と融資仲介(クラウドインベスティング)の2分野に集中している。バルコフ・コンサルティングのデータをもとに『南ドイツ新聞(SZ)』が報じた。両分野で

フォイト―デジタル部門立ち上げ―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は9日、各事業部門に分散するデジタル関連の事業を統合し来年初頭から新部門「デジタル・ソリューションズ」を設置すると発表した。新たな事業モデルを構築して、ドイツが

ゴーユーロ―ゴールドマン・サックスなどが出資―

移動手段の比較・予約サービスを手がけるドイツのスタートアップ企業ゴーユーロ(GoEuro、ベルリン)は9日、ゴールドマン・サックス・インベストメント・パートナーズを中心とする企業連合から4,500万ドルの出資を受けること

独企業の大半がデジタル化を肯定評価

ドイツ企業の96%がデジタル化を事業のチャンスと考えていることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が10日に発表したアンケート調査結果で分かった。その一方で、競合に比べてデジタル化が遅れているとの回答も56%と多く、B

産業用画像処理業界、今年は売上10%増見込む

ドイツ機械産業工業連盟(VDMA)は8日、独産業用画像処理業界の売上高が今年は前年の19億ユーロから10%拡大し20億ユーロを超えるとの見通しを明らかにした。これまでに引き続き欧州、北米、アジア向けの輸出が全体をけん引す

シーメンスがスタートアップとの連携強化へ

電機大手の独シーメンスは8日、技術革新力の強化に向けた総合戦略を発表した。競合企業よりも優れた製品を投入することは事業の拡大や収益力の向上に直結する重要な要因であるためで、斬新なアイデアを持つスタートアップ企業やトップク

デュル―ソフト企業買収でI4.0分野を強化―

塗装装置など生産設備を手がける独デュル(ビーティヒハイム・ビッシンゲン)は4日、ソフトウエア製造開発の独iTACソフトウエアを複数の投資会社から完全買収したと発表した。インダストリー4.0(I4.0)の分野でノウハウを強

ボッシュ―車載システムでグーグルなどに対抗―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は移動通信端末をテレマティクスと連動させる車載システムの分野で米IT大手グーグル、アップルに対抗し、独自のポジショニングを確保する意向だ。顧客の自動車メーカーの間にグーグルな

ドイツ銀行―「ロボット・アドバイザー」サービスを開始―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)は7日、同行のオンライン投資プラットホーム「マックスブルー」で「ロボット・アドバイザー」サービスを開始すると発表した。各投資家に最適の投資ポートフォリオをアルゴリズムを利用して自

ナンバー26―欧州6カ国に進出―

スマートホン上の手続きだけでオンライン振替口座を開設できるサービスを手がける新興企業のナンバー26(ベルリン)は3日、欧州6カ国に同日付で進出すると発表した。共同設立者のファレンティン・シュタルフ最高経営責任者(CEO)

レンディコ―融資仲介額が1年で2.6倍に―

インターネット上のプラットホームで融資の仲介事業を手がける独レンディコ(Lendico、ベルリン)は1日、仲介総額が17億ユーロに達し、1年前の6億5,000万ユーロから2.6倍に拡大したと発表した。ユーザーは3大陸7カ

デクラ

技術監査大手の独デクラが「モノのインターネット(IoT)」分野で事業を強化する。当該事業の統括拠点を蘭アーネムに設立したほか、買収も検討している。シュテファン・ケルブル社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかに

自動チェックイン機をエア・ベルリンが廃止

独航空2位のエア・ベルリンが自動チェックイン機を全面廃止する。利用者がほとんどいないためで、広報担当者は「ペイしない」と理由を説明した。乗客の大半はパソコンやスマートホンを使ってチェックインしているという。 同社は今後、

携帯電話とタブレットの著作権料で合意成立

独情報通信業界連盟(Bitkom)は2日、携帯電話機(スマートホンを含む)とタブレットPCに課金される著作権料について著作権管理諸団体と合意したと発表した。課金額は携帯電話で1台当たり6.25ユーロ、タブレットで8.75

米ウクライナ系IT企業、ポーランドのソフト開発拠点拡張

米ウクライナ系IT企業のソフトサーヴ(Softserve)は先ごろ、ポーランド西部ヴロツワフにあるソフトウエア開発拠点の拡張を終え、開所式を行った。同拠点は昨年に開設したばかり。従業員数は現在の約70人から、2016年末

ボッシュ―スマートホーム子会社を立ち上げ―

自動車部品系の複合企業である独ボッシュ(シュツットガルト)は11月26日、スマートホーム関連事業を統合し新会社を設立すると発表した。スマートホームの世界市場は今後、急速に拡大すると予想されることから、新会社に事業を集約し

ゾンネンバッテリー―電力大手に宣戦布告―

太陽光発電向けの蓄電池を製造する独ゾンネンバッテリー(ヴィルトポルツリード)が電力大手から顧客を大量に奪い取る考えだ。フィリップ・シュレーダー新社長が経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにしたもので、10年後には最大手エ

将来性の最も高い都市はダルムシュタット

フランクフルト南部のダルムシュタットはドイツの都市で最も将来性が高い――。財界系シンクタンクIWドイツ経済研究所が経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』などの委託で実施した調査でそんな結果が出、注目を集めている。 IWは人口1

ウィンコール・ニックスドルフ―合併条件で米同業と合意―

ATM・POSシステム世界3位の独ウィンコール・ニックスドルフと同2位の米ディボールドは23日、合併条件で合意したと発表した。両社は9月に合併することで大枠合意、資産の適正評価(デューデリジェンス)などの手続きを進めてき

GFTテクノロジーズ―駐車場アプリのスタートアップに出資―

ITサービスの独GFTテクノロジーズ(シュツットガルト)は18日、駐車場探しのサポートアプリを手がけるスタートアップ企業パークポケットに資本参加すると発表した。パークポケットの将来性を高く評価。スタートアップ企業に初めて

ナンバー26―当座貸越サービスを開始―

スマートホン上の手続きだけで振替口座を開設できるサービスを手がける新興企業のナンバー26(ベルリン)は19日、当座貸越サービスを12月1日から開始すると発表した。同社はこれにより初めて、収入を得られる事業を開始する。今後

信用組合の上部2団体が合併合意

信用協同組合の上部団体であるDZバンクとWGZバンクは19日、合併することで基本合意したと発表した。両行の総資産は合わせて約5,000億ユーロで、合併するとドイツ銀行、コメルツ銀行に次ぐ独3位に浮上する(グラフ参照)。来

ドイツITサミット、経済のデジタル化などで政産学が協力

ドイツのベルリンで11月18~19日、同国の政産学から約1,100人が参加してITサミットが開催された。第9回となる今回は「デジタルな未来を形成する」をモットーに、様々なプロジェクトの成果の発表や公開討論会を実施し、経済

I4.0で売上増、関連ソフト利用メーカーの5割が予想

工場・生産設備のネット化である「インダストリー4.0(I4.0)」分野のソフトウエアをすでに利用しているか導入を検討する独メーカーの51%が、同ソフトの利用により売上高が増加すると考えている――。独情報通信業界連盟(Bi

独家電市場、1-9月期は2.9%縮小

民生通信エレクトロニクス協会(gfu)が16日発表した2015年1-9月期の独コンシューマーエレクトロニクス市場売上高は前年同期比2.9%減の183億7,900万ユーロに縮小した。昨年はサッカー・ワールドカップ(W杯)の

アマゾンに独禁法違反の疑い、オーディオブック配信で

米ネット通販大手アマゾンのオーディオブック配信子会社オーディブルが米IT大手アップルのコンテンツ配信サービス「アイチューンズ・ストア」向けに結んだオーディオブックの独占供給契約は独禁法違反の疑いがあるとして、独連邦カルテ

卸売物価、10月は-1.6%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した2015年10月の卸売物価指数は前年同月比1.6%減となり、これまでに引き続き低下した。石炭・石油製品が17.8%下がって全体を強く押し下げた格好。このほか、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(5

マイクロソフト―ドイツテレコムと提携、クラウドで―

IT大手の米マイクロソフトは11日、クラウドサービス事業でドイツテレコムと提携すると発表した。マイクロソフトはクラウド分野で高い競争力を持つものの、米IT企業のクラウドサービスにセキュリティ上の懸念を持つドイツ企業が多い

クーカ―VW排ガス不正の影響を懸念―

産業ロボット大手の独クーカ(アウグスブルク)は11日の決算発表で、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題が同社の業績に今後、悪影響をもたらす可能性があるとの見方を示した。VWはクーカの売り上げの7~10%を

ゲットユアガイド―投資会社が5000万ドル出資―

観光客向けのアクティビティや博物館の事前予約をオンラインプラットホームで仲介するビジネスを展開するドイツの新興企業ゲットユアガイド(GetYourGuide、ベルリン)に、投資会社KKRを中心とするコンソーシアムが資本参

クローズアップ<323>Digitales Testfeld Autobahn

ドイツのバイエルン州を通る高速道路(アウトバーン)A9号線のミュンヘン~ニュルンベルク間に設置されたデジタル技術の試験区間。車車間通信や車路間通信、自動運転技術などを実際の走行環境で試験することができる。 同区間は内外の

トプコン―独社に友好的TOB―

光学機器製造のトプコンは6日、眼科医療分野のITソリューション開発、販売、コンサルタンティングを手がける独ifaシステムズに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。同計画はifa経営陣の支持を受けており、トプコン

ウィンコール・ニックスドルフ―純利益92%減に―

ATM、POSシステム大手の独ウィンコール・ニックスドルフ(パーダーボルン)が9日発表した2015年9月通期の営業利益(EBITDA)は2,200万ユーロとなり、前期の1億5,500万ユーロから86%減少した。新興国市場

ユニファイ―仏アトスが買収―

電機大手の独シーメンスと米投資会社ゴアス・グループの合弁会社で通信ソリューションを提供する独ユニファイ(ミュンヘン)を、仏ITサービス大手のアトスが完全買収する。ユニファイは経営が悪化が続いていたことから、親会社2社は売

電機業界受注が9月も増加、景況感は5カ月連続悪化

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独電機業界の9月の新規受注高は前年同月比5.6%増となり、4カ月連続で拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)が20.3%増えて全体をけん引。国内も5.7%伸びた。ユーロ圏外は1.7%

オンラインバンキングへの懸念強く

オンラインバンキングに対するドイツの消費者の信頼感が低いことが、ICカード大手ジェムアルトの委託を受けて調査会社エムニド(Emnid)が実施したアンケート調査で分かった。それによると、オンラインバンキングの利用者は全体の

ネット宿泊仲介大手の米Airbnb、露事業が急成長

ネット宿泊仲介サービスの米エアビーアンドビー(Airbnb)のロシア事業規模がこの1年で2倍に急成長している。ウクライナ紛争介入に対する欧米からの経済制裁で国内景気が悪化し、所得減少と物価高騰で家計が圧迫される中、副収入

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