総合 - ドイツ経済ニュース

1-3月期独成長率0.3%に減速、新興国の景気低迷響く

欧州経済のけん引車であるはずのドイツの景気が減速している。ユーロと石油のダブル安という追い風にもかかわらず、1-3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP)成長率は外需が足かせとなり大幅に鈍化。欧州連合(EU)とユーロ圏の […]

4月インフレ率、0.5%に上方修正

ドイツ連邦統計局は13日に発表した4月の消費者物価統計の詳細で、インフレ率を速報値から上方修正した。前年同月比の上げ幅を0.4%から0.5%に修正。前月比もマイナス0.1%からプラスマイナス0%に引き上げた。前年同月比の

無人攻撃機開発で独仏伊が基本合意

ドイツ、フランス、イタリアの3カ国は18日、攻撃能力のある軍用無人機(ドローン)を共同開発することで基本合意した。無人攻撃機を欧州で開発するのは初めて。独自開発により米国製ドローンへの依存度を引き下げる狙いだ。 3カ国は

所得減税へ、手取り収入の実質減を解消

ドイツのショイブレ連邦財務相は7日、所得税負担の軽減方針を明らかにした。内需拡大を通して巨額の経常黒字を解消するよう求める国外からの圧力が強くなっているうえ、好景気を背景に税収が従来の予測を上回るスピードで拡大する見通し

製造業売上2カ月連続減に、3月-1%

ドイツ連邦統計局が11日発表した2015年3月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.0%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。ユーロ圏外が2.0%減少、ユーロ圏(ドイツを除く)と国内もそ

製造業受注3カ月ぶりに増加、3月+0.9%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した2015年3月の製造業受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.9%増となり、3カ月ぶりに拡大した。国内受注が4.3%増と好調で、全体をけん引。ユー

輸出入ともに過去最高を更新

ドイツ連邦統計局が8日発表した2015年3月の輸出高は前年同月比12.7%増の1,075億ユーロとなり、昨年10月に記録した過去最高を更新した。欧州連合(EU)域外とEUのユーロ非加盟国向けが大きく伸びて全体が押し上げら

ブレーメン州首相が辞任へ、州議選の不振で

ドイツ北部のブレーメン州で10日、州議会選挙が行われた。同州の与党である中道左派の社会民主党(SPD)と緑の党はかろうじて過半数議席を維持したものの、得票率はともに大きく低下。主要野党は軒並み票を伸ばした。政権に対する有

機関士労組がDB史上最長のスト、サプライチェーンに支障

鉄道機関士労組GDLがドイツ鉄道(DB)を対象とする全国ストライキを4日、開始した。期間は10日までの約6日間で、DB史上最長。市民や通勤者の足に大きな支障が出ているほか、ドイツ経済へのしわ寄せも避けられない状況だ。GD

インフレ率3カ月連続で上昇、ユーロ圏もマイナス脱却

ドイツ連邦統計局が4月29日発表した2015年4月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.4%増となり、3カ月連続で1年前の水準を上回った。エネルギーは5.9%減となりこれまで同様、足を強く引っ張ったものの、気温が低か

独失業者数が実質減に、ユーロ圏失業率も低下

ドイツ連邦雇用庁(BA)が4月30日発表した4月の失業者数は284万3,000人で、前月を8万9,000人下回った。求人需要が旺盛なことが大きく、季節要因を加味した実質でも8,000人減少。BAは「労働市場は堅調に推移し

ドイツの人件費はEU8位、1時間31.8ユーロ

欧州連合(EU)統計局ユーロスタットのデータをもとにドイツ連邦統計局が4日発表した同国民間セクターの2014年の人件費(1時間当たり)は平均31.80ユーロで、前年比1.6%増となった。EU平均(24.40ユーロ)とユー

独企業景況感6カ月連続で改善

Ifo経済研究所が24日発表した4月のドイツ企業景況感指数は前月の107.9から108.6へと0.7ポイント上昇し、昨年6月以来の高水準に達した。改善は6カ月連続。中国、ロシア、ブラジルなど主要新興国の景気は低迷している

消費者景況感7カ月連続で改善

市場調査大手GfKが23日発表したドイツ消費者景況感指数の5月向け予測値は10.1となり、4月の確定値(10.0)を0.1ポイント上回った。同指数の改善は7カ月連続。所得の見通しに関する指数が上昇し、全体が押し上げられた

3月輸入物価、エネルギーを除くと3%上昇

ドイツ連邦統計局が27日発表した2015年3月の輸入物価指数は前年同月比1.4%減となり、26カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギーが25.4%低下して、これまで同様、全体が強く押し下げられた格好だ。ただ、下げ幅は

対ロ貿易が縮小、対日は21億ユーロの赤字に

ドイツ連邦統計局は24日、2014年貿易統計の国別ランキングを発表した。それによると、ロシア向けの輸出高は前年比18.1%減の293億1,800万ユーロに大きく縮小。輸出先国ランキングで11位から13位に転落した。同国か

ドイツ銀が組織再編、ポストバンクは連結外に

ドイツ銀行は27日、中期経営戦略「シュトラテギー2020」の概要を発表した。収益力を向上させるとともに、金融規制の強化に対応することが狙いで、リテール(小口金融)子会社ポストバンクの過半数株を放出して連結対象から除外。投

GDP予測を大幅引き上げ=春季予測

Ifoなど有力経済研究所は16日に公表した共同作成の「春季経済予測」で、今年の国内総生産(GDP)予測を大幅に引き上げた。昨年第4四半期から石油価格が大きく下落しているうえ、ユーロの交換レートも低下し、景気の大きな押し上

3月インフレ率、エネルギー除くと1%に

ドイツ連邦統計局は15日、3月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、物価変動率(ドイツ基準)は前年同月比がプラス0.3%、前月比がプラス0.5%で、速報値と変わりがなかった。インフレ率はこのところ石油価格の急落

生産者物価の下げ幅、3月は1.7%に縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年3月の生産者物価指数は前年同月比1.7%減となり、20カ月連続で1年前の水準を下回った。これまでに引き続きエネルギー価格の下落が響いた格好。ただ、エネルギーの下落率は前月の5.5

インダストリー4.0構想の実現に向け前進

世界最大の産業見本市「ハノーバー・メッセ」が13日、開幕した。メインテーマは情報通信技術を駆使した「産業の統合」で過年度と変わりがなかったものの、これまで存在しなかった画期的な製品が多数、公開されており、製造業のあり方が

フラッキングを制限付き容認へ、政府が法案承認

ドイツ政府は1日、非在来型天然ガスの採掘に関する法案を了承した。シェールガスの商業採掘を厳しい条件付ながらも容認する内容。法案は連邦議会(下院)で可決されれば、来年1月に施行され、早ければ2019年からシェールガスの商業

製造業売上3カ月ぶりに減少、2月は-0.7%に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2015年2月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.7%下回った。減少は3カ月ぶり。ユーロ圏(ドイツを除く)は1.4%増加したものの、国内とユーロ圏外

製造業受注が2カ月連続減に

ドイツ連邦経済省が8日発表した2015年2月の製造業受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.9%減となり、2カ月連続で1年前の水準を下回った。前月に引き続き大型受注の規模が小さかったことが響いた。特殊要

2月輸出3.9%増加

ドイツ連邦統計局が9日発表した2015年2月の輸出高(暫定値)は前年同月比3.9%増の957億ユーロとなり、2カ月ぶりに拡大へと転じた。これまでに引き続き欧州連合(EU)のユーロ非加盟国向けが好調で全体が押し上げられた格

3月の卸売物価、下げ幅が大きく縮小

ドイツ連邦統計局が14日発表した2015年3月の卸売物価指数は前年同月比1.1%減となり、下げ幅は前月の2.1%から大きく縮小した。低下率の縮小は2カ月連続。石炭・石油製品の下げ幅が11.9%と前月の15.7%から狭まっ

消費者景況感、01年10月以来の高水準に

市場調査大手GfKが3月26日発表したドイツ消費者景況感指数の4月向け予測値は3月の確定値(9.7)を0.3ポイント上回る10.0となり、2001年10月以来の高水準を記録した。改善は14年11月から6カ月連続。同指数を

3月失業者数が91年以来の低水準に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が3月31日発表した同月の失業者数は前月を8万5,000人下回る293万2,000人(ドイツ基準)となり、3月としては1991年以来の低水準を記録した。春の到来を受けて屋外労働などの需要が増えたほ

インフレ率が2カ月連続で上昇、3月0.3%に

ドイツ連邦統計局が3月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.3%増となり、2カ月連続で上昇した。インフレ率の主な押し下げ要因であるエネルギーと食料品で価格の低下率が縮小していることが大きい。前月比の

2月輸入物価、エネルギーを除くと1.8%上昇

ドイツ連邦統計局が3月27日発表した2015年2月の輸入物価指数は前年同月比3.0%減となり、25カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギーが28.4%低下して、これまで同様、全体を強く押し下げた格好。エネルギーを除い

乗用車走行料金法案、一部修正で下院が可決

ドイツの下院である連邦議会は3月27日、乗用車走行料金制度の導入に向けた法案を可決した。州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)は審議するものの拒否権がないため、来年から同料金が徴収されることになる。与党は今回、欧州連

家賃の上限ルール法案が成立

州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)は3月27日、改正借家法(MietNovG)案を可決した。家賃を非高額所得者の手の届く水準にとどめることが同法案の主な狙い。法案はすでに連邦議会(下院)を通過しており、6月に施行

独GDP予測を大幅に上方修正=5賢人委

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は3月26日に発表した春季経済予測で、2015年の独国内総生産(GDP)成長率予測を大幅に上方修正した。14年第4四半期の成長率が予想外に高かったほか、ユーロ安と石油価格の大幅下

企業景況感5カ月連続で改善

Ifo経済研究所が3月25日発表した同月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の106.8から107.9へと1.1ポイント上昇し、14年7月以来の高水準に達した。改善は5カ月連続。石油安とユーロ安が追い風とな

廃炉コストの納税者負担回避へ、経済省が対策検討

原子力発電を全廃するとともに再生可能エネルギーの普及を促進するドイツの「エネルギー転換政策(Energiewende)」の進展に伴い問題・課題が数多く出ているなか、所轄官庁の連邦経済省が2つ分野で課題克服に向けた政策方針

ギリシャ首相が初訪独、関係改善に向けメルケル首相と会談

ギリシャのチプラス首相は23日から24日にかけてドイツを訪問した。欧州連合(EU)のギリシャ向け金融支援をめぐり両国関係が悪化したことを受けて、ドイツのメルケル首相が招待。チプラス首相の就任後、初の訪独が実現した。両首相

ユーロ建て輸出が減少、債務危機が響く

ドイツ連邦統計局は18日、同国の欧州連合(EU)域外向け輸出に占めるユーロ建て取引の割合(金額ベース)が昨年は61.8%となり、前年の64.3%から2.5ポイント低下したと発表した。下落は3年連続で、11年の比率は67.

貿易黒字が過去最高更新

ドイツ連邦統計局は23日、輸出高から輸入高を差し引いた貿易収支の黒字額が昨年は前年比11.2%増の2,169億ユーロ(暫定値)となり、2007年に記録した過去最高(1,953億ユーロ)を大幅に上回ったと発表した。2月に発

2月生産者物価-2.1%、石油製品は約16%下落

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年2月の生産者物価指数は前年同月比2.1%減となり、19カ月連続で1年前の水準を下回った。これまでに引き続きエネルギーが全体を強く押し下げた格好で、エネルギーを除いたベースでは下げ

インダストリー4.0を補強へ、IoTの米標準化団体に対抗

世界最大の国際情報通信技術見本市「セビット」が16日、独北部のハノーバーで開幕した。ドイツをはじめ世界各国で経済のデジタル化が大きな関心を集めていることを受けて、今回はメインテーマに「デジタル」と「エコノミー」を組み合わ

廃家電法改正へ、量販店に無料引き取り義務づけ

ドイツ政府は11日の閣議で、廃家電法(電気・電子機器法=ElektroG=)改正案を了承した。法改正は欧州連合(EU)指令の改正を受け措置で、家電量販店とインターネット販売事業者に廃家電の無料引き取りを義務づけてリサイク

ホットスポットの設置ハードル引き下げへ

ドイツ連邦経済省は12日、ホットスポット(公衆無線LAN)を設置しやすくすることを柱とする法原案を国内16州と業界団体に送付したと発表した。現行法では公衆無線LANの利用者が違法行為を行った場合、同サービスの提供者が責任

中国主導のアジアインフラ銀、独が参加の意向

ドイツのショイブレ財務相は17日、中国の馬凱副首相とベルリンで会談し、中国の主導で設立予定のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立メンバーになる意向を表明した。AIIBは米国の影響力が強い世界銀行および、日米が最大の出

2月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1%に

ドイツ連邦統計局は12日、1月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、物価変動率(ドイツ基準)は前年同月比がプラス0.1%、前月比がプラス0.9%で、速報値と変わりがなかった。インフレ率はこのところ石油価格の急落

卸売物価の下げ幅が4カ月ぶりに縮小

ドイツ連邦統計局が13日発表した2015年2月の卸売物価指数は前年同月比2.1%減となり、下げ幅は前月の2.6%から縮小した。低下率が縮むのは4カ月ぶり。石炭・石油製品の下落率が前月の18.5%から15.7%に下がったこ

1月輸出0.6%減に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2015年1月の輸出高は899億ユーロ(暫定値)となり、前年同月比で0.6%減少した。1年前の水準を下回るのは5カ月ぶり。ユーロ安、石油安など輸出環境は良好なため、エコノミストの間では今回の

製造業受注、1月は大幅減に

ドイツ連邦経済省が5日発表した2015年1月の製造業受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を3.9%下回り、14年8月以来の大きな下落幅となった。比較対象の14年12月は同4.4%増(修正値)と大幅に伸びて

製造業売上、自動車けん引で1月は1.1%増に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2015年1月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%増となり、2カ月連続で拡大した。ユーロ圏外が4.4%増加して全体をけん引。国内(0.2%減)とユ

鉄道の騒音を半減へ、政府が法制化を計画

ドイツのアレクサンダー・ドブリント交通相は3日、鉄道の騒音を2020年までに半減する方針を明らかにした。騒音防止インフラ投資を拡充するほか、騒音の少ないブレーキの採用を貨物車両に義務づける考えだ。道路利用を減らし鉄道輸送

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