ドイツ金融・保険業界の動き

シグナル・イドゥーナ―従業員を大幅に削減―

独保険大手のシグナル・イドゥーナは9日、2018年までに従業員9,200人のうち1,400人を整理すると発表した。収益力強化に向けた取り組みの一環で、同時にITと従業員の教育に計1億ユーロを投資。2018年までに年間コス […]

ドイツ銀行―中国支店数を拡大へ―

金融大手のドイツ銀行(フランクフルト)が中国事業を強化する。ヴェルナー・シュタインミュラー執行役員(グローバル取引担当)が14日、明らかにしたもので、同国のすべての中心的な都市に支店を開設。現在6カ所にとどまる支店数を大

アリアンツ―社長交代へ―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は2日、ミヒャエル・ディークマン社長(59)が来年5月の株主総会で引退すると発表した。後任には10歳年下のオリバー・ベーテ取締役(49)が就任する。同社ではクレメント・ボート取締役(6

ネット関連2社がIPO、株価は公開価格以下に

独ネット通販大手のツァランドと、同社の筆頭株主でインターネット関連企業の起業を支援する投資会社、ロケット・インターネットが相次いで新規株式公開(IPO)を実施した。上場前の期待は大きかったものの、株価は両社とも公開価格を

アリアンツ―個人向けの全保険商品でネット契約を可能に―

保険大手のアリアンツ(ミュンヘン)はドイツ本国で、すべての個人向け保険商品をインターネットで契約できるようにする。代理店を通した伝統的な販売ルートが細っているためで、まずは契約が比較的簡単な自動車保険で実施する。同社は2

ダイレクト・ライン―独伊子会社売却―

インターネット保険の英ダイレクト・ライン・インシュアランス・グループ(DLG、ブロムリー)は9月25日、ドイツとイタリアの子会社をスペインの金融サービス会社マフレ(Mapfre)に売却すると発表した。両国市場から撤退し事

ロケット・インターネット―年内IPOへ―

出資対象をネットビジネス分野のスタートアップ企業に絞った独投資会社ロケット・インターネット(ベルリン)は10日、株式公開(IPO)計画を発表した。市場資金を事業の拡張に充てる考えで、年内にもフランクフルト証券取引所のエン

ミュンヘン再保険、元受事業で買収も視野

独ミュンヘン再保険グループの元受保険事業エルゴが、ポーランド事業の強化に向けて買収も視野に入れていることが分かった。エルゴのトマス・シェルコプフ国外事業取締役が独経済紙『ハンデルスブラット』の取材で明らかにしたもので、自

保険会社の支払い能力強化へ、法案を閣議決定

ドイツ政府は3日の閣議で、保険会社の監督に関する法案を承認した。運用資産のリスクの度合いに応じた資本の積み立てを保険会社に義務付けることで、運用が大幅に悪化しても保険金を支払えるようにする考え。経営破たんの危機に陥った保

ツァランド―IPOへ―

ネット通販大手の独ツァランド(ベルリン)は3日、新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。調達資金を事業の拡大に投じる考えで、上場環境が悪化しなければ年内にも株式市場にデビューする。ロイター通信が消息筋の情報として報じ

ドイツ銀行―オープンエンド型不動産ファンド立ち上げ―

独民間最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)は8日、オープンエンド型不動産ファンド(OIF)「グルントベジッツ・フォークス・ドイチュラント」を10月1日から販売すると発表した。低金利を背景に実物投資の需要が個人投資家の

フォークリフトのキオンなどMDAXに昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は4日、DAXに次ぐドイツの株価指数であるMDAXの銘柄を22日付で入れ替えると発表した。フォークリフト大手のキオンと不動産大手のドイチェ・アニングトン・イモビリエンが昇格、

独ネット通販大手、IPO実施へ

独ネット通販大手のツァランドは3日、新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。調達資金を事業の拡大に投じる考えで、上場環境が悪化しなければ年内にも上場する。ロイター通信が消息筋の情報として報じたところによると、同社は自

人民元決済センター、フランクフルトに開設

中国人民元の決済センターが8月26日、独金融都市フランクフルトに開設された。早ければ9月末、遅くとも11月に業務を開始する。同センターを運営する中国銀行は同日、同決済業務でドイツ銀行と提携することを取り決めた。 独連邦銀

英当局がドイツ銀に罰金470万ポンド

英金融行動監視機構(FCA)は8月28日、ドイツ銀行に制裁金470万ポンドの支払いを命じると発表した。同行が提出した金融取引の報告に問題があったため。正確な報告を行うよう事前に繰り返し指示したにもかかわらず、これを守らな

人民元決済センター、フランクフルトに開設

中国人民元の決済センターが8月26日、独金融都市フランクフルトに開設された。早ければ9月末、遅くても11月に業務を開始する。同センターを運営する中国銀行は同日、同決済業務でドイツ銀行と提携することを取り決めた。 独中銀の

エルゴ―ギリシャ同業買収、現地損保最大手に―

保険大手の独エルゴ(デュッセルドルフ)は14日、ギリシャ同業ATEインシュアランスを現地提携先のピレウス銀行から完全買収すると発表した。エルゴはギリシャ市場の将来性を高く評価しており、買収により同国損保市場の最大手に浮上

ヒポ・フェラインス銀行―支店数4割削減で労使合意―

伊大手銀行ウニクレディトの独子会社ヒポ・フェラインス銀行(HVB、ミュンヘン)は6日、個人顧客事業の抜本的な改革計画で従業員代表と合意した。パソコンやスマートフォンを通したオンラインバンキングの需要が増え、実店舗の利用者

スイス・ライフ

スイスの保険大手スイス・ライフは13日、ドイツの独立系不動産管理サービス事業者コルプス・シレオを1月1日にさかのぼって完全買収すると発表した。コルプス・シレオの出資者であるケルンボン貯蓄銀行(出資比率50%)、デュッセル

ドイツ銀行の4~6月期は29%減益、税負担の増大響く

独最大手銀行のドイツ銀行が7月29日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は2億3,700万ユーロとなり、前年同期から29%減少した。世界的な経営環境の悪化で減収となったほか、税負担が49%増大し、収益を

バイエルン州立銀行―ハンガリー子会社売却―

独バイエルン州立銀行(ミュンヘン)は24日、ハンガリー子会社MKBをハンガリー政府に売却することで合意したと発表した。同州立銀はリーマンショック後に公的支援を受けた際、資産の放出を欧州連合(EU)の欧州委員会から義務づけ

生保の新規契約、昨年は13%減に

独保険協会(GDV)が21日発表した2013年の生保新規契約件数は550万件となり、前年比で13%減少した。歴史的な低金利を背景に生保の魅力が低下していることが響いたもようだ。新規契約高も200億ユーロ減って1,490億

偽札発見量が急増、上期+27%に

ドイツ連邦銀行(中銀)は18日、上半期に国内で発見されたユーロの偽札が合わせて約2万4,623枚に達し、前年同期から27%増加したと発表した。総額は150万ユーロにとどまっており、心配するに及ばない水準という。ユーロ圏全

ゴーター

独保険大手のゴーターは8日、組織再編計画を発表した。インターネットの普及を背景に顧客の行動パターンが変化していることに対応。ネット保険子会社アステル(Asstel)を2016年までに吸収合併し、販売チャンネル間の連携を強

銀行業界でベア合意、計4.5%引き上げ

独銀行業界でこのほど、新しい労使協定が取り決められた。賃金を2段階に分けて計4.5%引き上げるという内容で、サービス労組Verdiはドイツの経済発展に見合ったものだとして満足の意を示した。 今年7月1日付で賃金を2.4%

ドイツ銀行

ドイツ銀行は不動産ファンド事業を米ニューヨークメロン銀行(BNYメロン)にアウトソーシングする方向だ。資産管理部門をスリム化して同部門の収益力を強化する戦略に沿った措置で、総額480億ドルのファンドの管理をBNYメロンに

ドイツのSEPA移行、ほぼ完了

欧州内のユーロ建て小口決済を国内決済と同様に行うことができる「単一ユーロ決済地域(SEPA)」への完全移行(8月1日)まで残り1カ月を切るなか、ドイツではSEPAへの対応が着実に進んでいるようだ。独連邦銀行(中銀)のティ

Douglas Holding AG―香水販売部門にIPO観測―

独小売大手Douglas Holding(ハーゲン)の香水販売部門Douglasが来年にも新規株式公開(IPO)を実施するとの観測が浮上している。同部門の業績が極めて好調なことから、Douglas Holdingの過半数

Ergo Versicherungsgruppe AG―シンガポール同業買収―

保険大手の独Ergo(デュッセルドルフ)は20日、シンガポールの損害保険会社SHC Insuranceを買収することで合意したと発表した。東南アジア市場で存在感を高める戦略に基づく措置で、今後はシンガポールを同市場のハブ

コーポレートカラーは商標権=欧州司法裁

独貯蓄銀行グループがコーポレートカラーの赤を商標権登録したことを不当としてスペインのサンタンデール銀行がその取り消しを求めている係争で、欧州司法裁判所(ECJ)は19日、特定の形を伴わない彩色(色そのもの)は原則として商

原発関連を貿易保険の適用外に、独政府が決定

ドイツ連邦経済省は12日、原子力発電関連の輸出にヘルメス貿易保険を原則として適用しないことを政府が決定したと発表した。2011年に決定した原発廃止政策を受けた措置。これまでは原発関連の輸出を貿易保険の適用外にするかどうか

Commerzbank AG―日・スペインなどの不動産融資債権売却―

独2位銀行のCommerzbank(フランクフルト)は11日、日本、スペインおよびポルトガルの業務用不動産(CRE)融資債権を総額51億ユーロで売却すると発表した。財務の健全化に向けた取り組みの一環で、日本のCRE融資債

Sberbank―独市場参入へ―

ロシア最大手銀行の国営Sberbank(ロシア貯蓄銀行)がドイツ市場に参入する。欧州事業の統括責任者であるマーク・アーノルド氏が12日明らかにしたもので、今夏にも「Sberbank Direct」ブランドでダイレクトバン

コメルツ銀、日・スペインなどの不動産融資債権を売却

独2位銀行のコメルツバンクは11日、日本、スペイン、ポルトガルの業務用不動産(CRE)融資債権を総額51億ユーロで売却すると発表した。財務の健全化に向けた取り組みの一環で、日本のCRE融資債権は香港に拠点を置く投資会社パ

生保負担軽減法案を閣議決定、予定利率1.25%に引き下げ

ドイツ政府は4日の閣議で、生命保険改革法案を了承した。低金利の長期化で生保会社の資金運用が悪化し、顧客に約束した利回り(予定利率=Garantiezins=)の維持が難しくなっていることを受けた措置で、新規契約者の予定利

Commerzbank AG―仏・西同業が買収検討か―

独2位銀行Commerzbank(フランクフルト)の買収を、フランス同業のSociete Generale(SocGen)とスペイン同業のSantanderが検討しているとの観測が浮上している。スイスの経済誌『ビランツ』

DAXが初の1万台に、ECBの金融緩和で

ドイツ株価指数(DAX)は5日14時半過ぎに1万13.69を付け、初めて1万の大台に乗った。低インフレを受けて欧州中央銀行(ECB)が金融緩和の拡大方針を打ち出したことが追い風となった格好。ECBは政策金利を0.1ポイン

ドイツの家計金融資産が18年に9兆ドル、英抜き世界4位に

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が10日発表した2014年版グローバルウエルス・レポートによると、ドイツの家計金融資産総額は2013年の7兆ドルから18年に9兆ドルへと拡大し、英国を抜いて世界4位に浮上する

Stabilus S.A.―株式公開、上場規模は今年最大に―

独自動車部品メーカーStabilus(コブレンツ)は23日、フランクフルト証券取引所で新規株式公開(IPO)を果たした。初値は売出価格を約6%上回る22.75ユーロ。上場規模は2億6,100万ユーロに上っており、ドイツで

Commerzbank AG―日本の不動産融資債権売却か―

独大手銀行のCommerzbankが日本の不動産融資債権を香港に拠点を置く投資会社Pacific Alliance Group(PAG)に売却するとの観測が浮上している。22日付『ハンデルスブラット』紙が業界情報として報

ドイツ銀が80億ユーロ増資、投資銀行強化へ

独最大手銀行のドイツ銀行が財務の強化を急いでいる。欧州連合(EU)の新たなストレステスト(健全性審査)を控えるとともに、不正金利操作への関与や訴訟がらみの引当金の大幅積み増しが避けられないことが背景にある。リスクが高い投

Talanx AG―トルコ・メキシコで買収模索―

保険大手の独Talanx(ハノーバー)は15日、トルコとメキシコで買収先候補を模索していることを明らかにした。同社は国外事業の強化を通して業績を拡大する方針を打ち出しており、買収を積極的に活用する考えだ。メキシコではオー

消費者金融の手数料徴収は不当

消費者向け融資の手続きで徴収される手数料をめぐる係争で、連邦司法裁判所(最高裁、BGH)は13日、銀行が顧客から手数料を徴収するのは不当との判決を下した。融資は銀行の本来業務であり、義務の履行にかかるコストを顧客に転嫁す

独アリアンツが小幅減益、米ファンド子会社が足かせに

欧州保険最大手の独アリアンツが14日発表した2014年1~3月期(第1四半期)決算の純利益は17億4,000万ユーロで、前年同期から3.4%減少した。米ファンド子会社ピムコの業績不振で、資産管理部門の同利益が28.2%減

Deutsche Bank AG―上海特区に支店開設―

独最大手銀行のDeutsche Bank(フランクフルト)は8日、「中国(上海)自由貿易試験区」内に支店を開設した。同区は昨年10月に開設されたばかりで、欧州の金融機関で進出するのは同行が初めて。区内では当局の規制が大幅

Commerzbank AG―低金利響く、30%の営業減益に―

独2位銀行のCommerzbank(フランクフルト)が7日発表した2014年1-3月期(第1四半期)の営業利益は3億2,400万ユーロとなり、前年同期比で30%減少した。低金利で金利収入が17%減の11億3,000万ユー

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