ドイツ電気電子産業界の動き

独ゲーム機売上、昨年は31%増加

独ゲームソフト業界団体インタラクティブ・エンターテイメント・ソフトウェア連盟(BIU)が15日発表した家庭用ゲーム機の2014年の国内売上高(市場規模)は前年比31%増の7億7,400万ユーロと大きく伸びた。マイクロソフ […]

シリコン工場建設に政府系金融機関が融資

ドイツの政策金融機関KfWは11日、独企業PCCのシリコン工場建設プロジェクトに融資すると発表した。シリコンは半導体や太陽電池の原料で、ドイツの製造業にとって重要な資源であるため、支援を決めた。 PCCはアイスランド北部

SMAソーラー―シーメンスと提携、メガソーラー向け事業で―

パワーコンディショナー製造の独SMAソーラー(ニーステタール)は10日、電機大手のシーメンスとメガソーラー向けのソリューション提供で提携すると発表した。SMAはグローバル企業であるシーメンスと手を組むことで受注チャンスを

ウィンコール・ニックスドルフ―身売り交渉か―

ATM、POSシステム大手の独ウィンコール・ニックスドルフ(パーダーボルン)が自社売却に向けて米競合ディボールドと交渉しているとの観測が浮上している。『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が10日付で報じた。同社

オスラム―分社化計画にゴーサイン―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は12日、一般照明事業の分社化計画を監査役会が承認したと発表した。家庭やオフィスで用いられる白熱灯、LEDランプ事業を今後設立する新会社に移管。オスラムは経営資源を自動車向けなどの特殊照

独電機業界受注、5月は5%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独業界の2015年4月の新規受注高は前年同月を5.0%上回った。ユーロ圏外が7.9%増と全体をけん引。ユーロ圏(ドイツを除く)と国内もそれぞれ5.9%、2.7%伸びた。 1~4月

シーメンス―過去最大の受注、エジプトから80億ユーロ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は3日、エジプト政府から熱電併給型ガス発電設備と風力発電設備を受注したと発表した。受注額は80億ユーロで、同社史上最大。これまではドイツ鉄道(DB)から受注した高速鉄道「ICx」の47

ダイムラー―産業・家庭用蓄電池事業に参入―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は5月28日、子会社ドイチェ・アキュモティブで開発・製造するリチウムイオン電池の用途を自動車以外の分野にも拡大することを明らかにした。自動車向けの需要が現在、限られていることに

ボッシュ―工具部門などを分社化―

独ボッシュ(シュツットガルト)が主力の自動車部品以外の事業を分社化する計画だ。広報担当者がdpa通信に明らかにしたもので、事業プロセスと財務情報の流れ、および統制の簡素化が狙い。分社化する事業の売却は念頭にないと強調して

明電舎―独避雷器メーカーを買収―

明電舎は5月29日、ドイツの持株会社トリデルタから避雷器製造子会社トリデルタ・ユーバーシュパヌングスアップライターを買収することで合意し、6月中に契約を完了する予定だと発表した。今回の買収により日本、中国、ドイツの3拠点

ノルトゼーヴェルケ・エムデン―経営破たん―

洋上風力発電用のタワーを製造するノルトゼーヴェルケ・エムデンは5月29日、会社更生手続きの適用をアウリヒ区裁判所に申請した。支払い不能に陥る恐れが大きいため。同社では昨年9月から操短が行われていた。従業員188人が影響を

アルノ―子会社売却―

事業再編中の独システムキッチンメーカー、アルノ(プレンドルフ)は5月30日、子会社インプルス・キュッヒェンを家具製造・販売の墺シュタインホフ・メーベルに売却すると発表した。傘下ブランド間の重複を削減するとともに、売却益で

独電機輸出好調、3月伸び率は過去最高の12.6%に

独電気電子工業会(ZVEI)が5月26日発表した独電機業界の2015年3月の輸出高は150億ユーロとなり、前年同月比で12.6%増加した。ZVEIによると、伸び率は過去最高。1-3月期(第1四半期)も前年同期比7.6%増

TDKの独子会社エプコス、ハンガリー工場を拡張

TDKの独電子部品子会社エプコスは先ごろ、ハンガリー工場の拡張工事を完了したと発表した。自動車用部品の需要増大に対応するのが狙いで、100億フォリント(約3,230万ユーロ)を投じて西部のソンバトヘイにある2つの工場を統

白物家電市場、今年は3%成長見通し

独電気電子工業会(ZVEI)は20日、国内白物家電市場規模が今年は前年比3%増の81億ユーロ(出荷価格ベース、付加価値税を除く)に拡大するとの予測を発表した。大型家電で2~3%、小型家電で3%の伸びを見込む(下の表を参照

独電子部品市場、今年は8.5%成長見通し

独電気電子工業会(ZVEI)は19日、ドイツの電子部品市場規模が今年は前年比8.5%増の196億ユーロに拡大するとの予測を発表した。主力の半導体が11.5%増の123億ユーロとなり全体をけん引。プリント基板も8.3%増の

ナビメーカーに制裁金、再販行為で

ドイツ連邦カルテル庁は12日、小売価格を不当に指定していたポータブルナビゲーション機器製造の独ユナイテッド・ナビゲーションに対し制裁金30万ユーロの支払いを命じたと発表した。アンドレアス・ムント長官は、小売希望価格を販売

SMAソーラー―1-3月期3割増収に―

パワーコンディショナー大手の独SMAソーラー(ニーステタール)が13日発表した2015年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は前年同期比28%増の2億2,630万ユーロと大幅に拡大した。国外の大型太陽光発電プロジェクト向

シーメンス―従業員4500人を追加削減―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は7日、従業員およそ4,500人を削減すると発表した。昨年10月と今年2月にもそれぞれ1,200人、7,800人の整理方針を打ち出しており、合わせて1万3,500人を削減することになる

キオン―自動マテハン分野で買収―

フォークリフト大手の独キオン(ヴィースバーデン)は7日、ベルギーのオートメーション機器メーカーEgeminグループから物流オートメーション機器事業を買収すると発表した。自動マテリアルハンドリング(AMH)事業を強化する考

ボンバルディア―鉄道部門をIPO―

カナダの航空機大手ボンバルディアは7日、ドイツに本社を置く鉄道車両・設備部門ボンバルディア・トランスポーテーションの新規株式公開(IPO)方針を明らかにした。同社は鉄道車両業界の再編の動きを踏まえ、同部門の売却や合弁化な

ワッカー・ケミー―ウエハー子会社をIPO―

化学大手の独ワッカー・ケミー(ミュンヘン)は8日、シリコンウエハー製造子会社シルトロニックの新規株式公開(IPO)計画を発表した。シリコンウエハー市場は変動が激しく、ワッカーは同子会社の売却などを検討していた。公開益で中

洋上風力発電の新設で独が世界トップに

エネルギー、ヘルスケア産業向けのコンサルティング・調査会社である英グローバルデータは6日、ドイツの洋上風力発電新設容量が今年2,071メガワット(MW)となり、昨年(529MW)の約4倍に拡大するとの見通しを明らかにした

電機業界受注が急増、3月+18%に

独電気電子工業会(ZVEI)が11日発表した独業界の3月の新規受注高は前年度月比17.9%増と大幅に拡大した。大型受注が多く全体が押し上げられた格好で、国内受注は22.1%増加。ユーロ圏(ドイツを除く)とユーロ圏外もそれ

米情報機関がシーメンスをスパイか

米国家安全保障局(NSA)がドイツの情報機関、連邦情報局(BND)を通して独電機大手シーメンスの情報を極秘に入手しようとしていた、との観測が浮上している。BNDはNSAの依頼で欧州航空宇宙大手エアバス(旧EADS)の情報

Infineon:インフィニオン―韓国合弁を完全子会社化―

半導体大手のインフィニオン(ミュンヘン)は4日、韓国のLS産電(LSIS)と同国で共同運営してきた合弁会社パワー・セミテック(旧LSパワー・セミテック)を完全子会社化したと発表した。需要の拡大が見込まれる白物家電向けイン

メッツ・ヴェルケ―中国企業スカイワースなどが買収―

昨年11月に経営破たんした民政家電製造の独メッツ・ヴェルケ(チルンドルフ)は4月28日、同社の売却先が決まったと発表した。テレビ部門は中国の同業スカイワース(創維)、フラッシュ装置・樹脂部品部門は駆動装置・フィットネス機

雇用の6割に黄信号、デジタル化の進展で

経済のデジタル化が今後一段と進むと、ドイツの雇用情勢は大幅に悪化する恐れがある――。蘭銀行大手INGの独子会社ING DiBaが独自調査をもとに4月30日に明らかにしたもので、特に事務系や作業が単純な職種でリスクが高いと

ウィンコール・ニックスドルフ―コスト削減へ―

ATM、POSシステム大手の独ウィンコール・ニックスドルフ(パーダーボルン)は23日の決算発表でコスト削減方針を打ち出した。ハードウエア事業の不振を受けた措置で、2018年9月期までに年1億2,000万ユーロを圧縮。これ

オスラム―一般照明事業を分社化―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は21日、一般照明事業の分社化計画を明らかにした。今後は経営資源を自動車向けなどの特殊照明や発光ダイオード(LED)、システムソリューションに絞り込む考え。同計画は28日の監査役会で審議

消費者の40%がスマートウォッチ利用に前向き

スマートフォンと連携して用いるスマートウォッチの利用に前向きなドイツの消費者は40%(2,800万人強)に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が23日に発表したアンケート調査結果で分かった。2年前の調査では31

オスラム

照明機器大手の独オスラムは16日、2015年9月通期の業績見通しを上方修正した。ユーロ安で価格競争力が高まっているためで、売上高営業利益率(EBITDAベース)を従来予測の8.7%から9%以上に引き上げた。1-3月期(第

I4.0プロジェクト組織に規格団体VDIが参加

工業規格の作成団体であるドイツ技術者協会(VDI)がインダストリー4.0(I4.0)構想の実現に向けたプロジェクト組織「プラットフォーム・インダストリー4.0」に参画する。ジグマール・ガブリエル経済相から要請を受けたため

ボンバルディア―鉄道事業から撤退か―

カナダの電機大手ボンバルディアが鉄道車両・設備部門ボンバルディア・トランスポーテーション(独ベルリン)を放出するとの観測が浮上している。ロイター通信が関係者6人の情報として10日報じたもので、売却、新規株式公開(IPO)

ボッシュ―インダストリー4.0の事業横断チームを設立―

自動車部品・産業機器大手の独ボッシュ(シュツットガルト)がIT技術を活用した製造業の革新(インダストリー4.0)に向けて事業横断型の技術者チームを立ち上げる。同分野のノウハウを蓄積し、自社で活用するほか、外部の企業にも製

ボッシュ・テルモテヒニク―中国で合弁―

ボッシュの暖房機器子会社ボッシュ・テルモテヒニク(ヴェッツラー)は3月31日、中国の家電メーカー美的集団(Midea Group)の業務用エアコン子会社ミデア・コマーシャル・エアコンディショナー(ミデアCAC)と共同で中

バウクネヒト―独での開発を停止―

米白物家電大手ワールプールの独子会社バウクネヒト・ハウスゲレーテ(シュツットガルト)がショルンドルフにある開発拠点を年末までに閉鎖する。これによりドイツでの開発を終了する。同国での生産は2012年で打ち切っている。同社の

独鉄道車両・インフラ業界、売上記録更新

ドイツの鉄道車両・インフラ業界団体VDBは14日、独業界の2014年の売上高が前年比25%増の125億ユーロとなり、過去最高を更新したと発表した。車両が好調で全体が強く押し上げられた格好。新規受注高は過去最高となった前年

日立―ドイツ鉄道からの受注獲得に意欲―

日立がドイツ鉄道(DB)からの受注獲得に意欲を示している。欧州で鉄道事業を強化するためには欧州大陸最大のDBを顧客として獲得することが極めて重要なためで、日立レールヨーロッパ社のアンディ・バー最高執行責任者(COO)は独

シーメンス―鉄道車両で大型受注―

電機大手の独シーメンスは3月26日(ミュンヘン)、ライン・ルール地域の交通事情改善プロジェクト「ライン・ルール・エクスプレス(RRX)」に参加する地域交通事業者団体から鉄道車両82編成を受注したと発表した。取引額はメイン

クーカ―BMWから大型受注、産業ロボット2500台―

ロボット・自動化設備大手の独クーカ(アウグスブルク)は3月25日、高級車大手のBMWから昨年第4四半期に産業用ロボットおよそ2,500台などを受注したと発表した。BMWの車体製造に投入される。今年第1四半期から2年以上を

インダストリー4.0を補強へ、IoTの米標準化団体に対抗

世界最大の国際情報通信技術見本市「セビット」が16日、独北部のハノーバーで開幕した。ドイツをはじめ世界各国で経済のデジタル化が大きな関心を集めていることを受けて、今回はメインテーマに「デジタル」と「エコノミー」を組み合わ

廃家電法改正へ、量販店に無料引き取り義務づけ

ドイツ政府は11日の閣議で、廃家電法(電気・電子機器法=ElektroG=)改正案を了承した。法改正は欧州連合(EU)指令の改正を受け措置で、家電量販店とインターネット販売事業者に廃家電の無料引き取りを義務づけてリサイク

エジプト政府からシーメンスが大型受注、最大100億ユーロ

電機大手の独シーメンスは14日、エジプト政府からコンバインドサイクル(CC)発電所と風力発電設備を正式受注した。同国は産業強化に向けて電力インフラの拡充を目指しており、シーメンスは同日、電力関係でさらに2件の受注を獲得す

ICT業界売上予測を上方修正、15年伸び率1.5%に

独情報通信技術業界連盟(Bitkom)は15日、2015年の国内情報通信技術(ICT)市場(娯楽家電を含む)の成長率を従来予測の0.7%から1.5%に引き上げた。ソフトウエア、通信インフラ、ITサービス市場の見通しが良好

軍需大手が国に損賠請求、対ロ輸出許可の取り消しで

独軍需大手のラインメタルが連邦経済省傘下の連邦経済輸出監督庁(BAFA)に損害賠償の支払いを請求した。一度許可したロシア軍向けの輸出を同庁が撤回したことで損失が発生したためだ。『南ドイツ新聞』が同社とBAFAへの取材をも

一人当たりのICT投資額、独はEU平均を25%上回る

独情報技術業界連盟(Bitkom)は4日、ドイツの住民一人当たりの情報通信技術(ICT)投資額が昨年は1,476ユーロとなり、前年比で約1%(21ユーロ)増加したと発表した。欧州連合(EU)平均をおよそ25%上回っている

独電機業界受注、1月は0.3%減に

独電気電子工業会(ZVEI)が10日発表した独業界の2015年1月の新規受注高は前年同月を0.3%下回った。国外はユーロ圏、ユーロ圏外ともそれぞれ6.9%伸びたものの、国内が8.2%減となり足を強く引っ張った格好だ。独機

薄型テレビは平均5.6年で買い替え

テレビと大型白物家電で新製品の利用期間が短くなっていることが、連邦環境庁(UBA)の1日付けの発表で明らかになった。 UBAは家電の寿命をメーカーが意図的に短くしているとの議論があるにもかかわらず、そうした主張を裏付ける

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