中東欧エネルギー業界の動き

ポーランド新首相、欧州環境サミットで「勝利」宣言

ポーランドのコパチ新首相は24日、欧州環境サミットが「ポーランドの勝利」に終わったと話し、その成果に満足の意を表明した。電力需要の90%を石炭に頼る同国は以前から二酸化炭素(CO2)排出規制の強化に慎重で、コパチ首相も9 […]

C中国CGNPC、ルーマニアの原子炉を受注

中国国営新華社通信が報じたところによると、17日中国の広東核電集団有限公司(CGNPC)がルーマニアに新たに建設される2つの原子炉建設に関する基本合意書(LOI)に調印した。プロジェクト総額は65億ユーロとなる。 CGN

ラトビア・ガス、政府による出資買収とん挫

ラトビア政府による独エーオン・ルールガスのラトビア・ガス出資シェアの買収がとん挫したもようだ。中東欧情報サイトnov.ost.infoが20 日、現地複数メディアの情報として伝えたところによると、ルールガスは政府が提示し

「ロシアの天然ガス供給停止は対応可能」=欧州委

欧州連合(EU)の欧州委員会は16日、ロシアがウクライナ問題をめぐって対立するEUへの天然ガス供給を半年間停止した場合の影響を評価するストレステストの結果を公表した。広範囲に影響が及び、一部の加盟国は深刻な状況に陥るとし

伊エネル、東欧事業売却でルーマニア・スロバキア政府と交渉

伊電力大手エネルはこのほど、中東欧事業の売却をめぐってスロバキア、ルーマニア政府と交渉していることを明らかにした。フランチェスコ・スタラーチェ最高経営責任者(CEO)は、両国の事業には政府も出資しており、売却手続きでは政

ポーランドPGNiG、シェールガスのR&Dプロジェクトに着手

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)は、シェールガス分野で5件の研究開発(R&D)プロジェクトに着手する。来年から実施するとしており、すでに5,060万ズロチの補助金を確保している。16日付の現地紙『ワル

EBRD、コソボの送電会社に3千万ユーロ融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は15日、コソボの送電会社KOSTTに3,000万ユーロを融資すると発表した。EBRDが同国の電力市場で行う初の大型融資となる。送電効率向上を目的とした同社の設備刷新プロジェクトの支援を通して

トルコ・シノップ原発、23年に操業開始

三菱重工業の宮永俊一社長は14日、トルコの黒海沿岸シノップに建設される同国第2の原子力発電所が、2023年までに運転を開始できるとの見通しを明らかにした。同原発の建設は同社が昨年、伊藤忠商事、仏GDFスエズと共同で、22

ガスプロム減益、ウクライナ情勢が響く

ウクライナ情勢がガスプロムの収益に影を落としている。14日発表の2014年6月中間期決算(国際会計基準)によると、純利益は前年同期比22.7%減の4,510億ルーブル(111億米ドル)に縮小した。ウクライナの料金滞納で多

中東欧の売上上位企業、ポーランドが最多

仏信用保険会社コファスは6日、中東欧地域における売上上位企業500社を発表した。そのうちポーランドが148社で全体の3分の1を占め、昨年に引き続き最多。上位10社の半数はポーランド企業だった。また倒産率は同地域で最低を記

ハンガリー、原発拡張でロシアと提携

ウクライナ情勢をめぐる欧州連合(EU)とロシアの関係緊張が続く中、ハンガリー政府は予定通り原発拡張工事をロシア原子力公社(ロスアトム)に発注する方針だ。拡張計画の指揮監督を担当するアティラ・アソディ政府委員が墺APA通信

米ウエスチングハウス、チェコ政府に原発計画への出資を提案

東芝の米国子会社であるウエスチングハウスが、チェコ政府に対して原発プロジェクトへの出資を提案した。資金調達が計画実施の障害の一つとなっていることに着目し、解決策を提示することで受注機会を拡大する狙い。ウエスチングハウスの

チェコ石炭最大手のOKD、300人を追加削減

チェコ石炭採掘最大手のOKDは13日、新たな人員削減計画を発表した。石炭価格低迷による経営悪化を食い止め、競争力を強化する狙い。年末付けで300人を解雇する。 解雇の対象は事務職などの地上勤務者で、定年に近い年配者が主と

ブルガリア電力業界の赤字、低料金が原因=欧州委

欧州連合(EU)の欧州委員会はこのほど発表した報告書で、ブルガリア電力業界の赤字体質について、電力料金の過剰な低さが要因と指摘した。同料金は名目額で他のEU加盟国を引き離して最低の水準にあるが、加えて2008年から12年

ブルガリア議会選挙、中道右派が第1党に

ブルガリアで5日、国民議会の前倒し選挙が行われ、ボイコ・ボリソフ元首相率いる中道右派「ブルガリアの欧州における発展のための市民(GERB)」が勝利した。ただ、単独過半数はならず、連立政権樹立を模索する。 各党の得票率は、

チェコ国営電力CEZ、リストラへ

チェコの国営電力CEZが大量解雇に踏み切る。独語中東欧経済誌『ミッテル&オストオイローパ・アクトゥエル』が1日、CEZのベネシュ総裁の話として伝えた。 総裁によると、全従業員26,000人のうち6%を解雇し、60億コルナ

EIB、スロベニアの電力プロジェクトに融資

欧州投資銀行(EIB)がスロベニアの地方配電会社5社への融資を計画している。独語中東欧経済誌『ミッテル&オストオイローパ・アクトゥエル』が1日報じたところによると、送電網の拡張・刷新プロジェクトが対象で、融資額は総額1億

世銀、セルビアの洪水復興に3億ドル支援

世界銀行は4日、洪水災害に見舞われたセルビアの復興計画に2億2,750万ユーロ(3億米ドル)の緊急支援を実施すると発表した。エネルギー、農業、インフラの各分野におけるプロジェクトが中心となる。 セルビア政府がこの夏に策定

シェル、露のシェール油開発合弁事業を凍結

英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルが、欧米のロシアに対する経済制裁発動を受けて、ロシア国営ガス会社ガスプロムの石油子会社ガスプロム・ネフトとシベリアで進めるシェールオイル開発の合弁プロジェクトの凍結を決めた。ガスプ

シェル、露のシェール油開発合弁事業を凍結

英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルが、欧米のロシアに対する経済制裁発動を受けて、ロシア国営ガス会社ガスプロムの石油子会社ガスプロム・ネフトとシベリアで進めるシェールオイル開発の合弁プロジェクトの凍結を決めた。ガスプ

チェコのエネルギー業界、収益性向上

チェコのエネルギー業界の収益性が向上していることが、企業コンサルティング国際大手のビスノードが行った国内主要エネルギー会社78社の業績調査の結果で分かった。同業界では良好な収益拡大と同時に従業員数が減少しており、引き続き

米ストレータム、ルーマニア天然ガス開発に1億5,000万ドル

米ストレータム・エナジーは来年、ルーマニアに1億5,000万米ドルを投資する。天然ガスの埋蔵が確認された東部バカウ県モイネシュティ近郊における開発が目的だ。ルズヴァン・ニコレスク・エネルギー相によると、これにより、ストレ

国際金融公社、クロアチアの風力発電ファームに融資

国際金融公社(IFC)は17日、クロアチアのルディーネ(Rudine)風力発電ファームに計4,250万ユーロを融資すると発表した。IFCが1,890万ユーロを出資し、残りの2,360万ユーロは伊ウニクレディトの墺子会社バ

EU、イラン産ガスの輸入再開を検討

EUがイランからの天然ガス輸入再開に向けた準備を進めている。ロイター通信が24日伝えた。ウクライナ情勢をめぐって最大のガス供給国であるロシアとの関係が悪化する中、同国からの供給が削減された場合に備えて代替調達先の確保を図

三菱日立パワー、ポーランドで発電所向け脱硝装置を受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は19日、ポーランドの電力大手エネアから火力発電所向け脱硝装置2基を受注したと発表した。同国での脱硝装置の受注は2件目となる。 同装置はワルシャワ近郊にある国内最大級のコジェニッチェ火

複合企業システマ会長が逮捕、自宅軟禁に

ロシア連邦捜査委員会は16日、複合企業AFKシステマのイェフトゥシェンコフ会長を逮捕、自宅軟禁下に置いたと発表した。石油会社バシネフチの株式取得に絡むマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いが持たれているという。 A

三菱日立パワー、ポーランドで発電所向け脱硝装置を受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は19日、ポーランドの電力大手エネアから火力発電所向け脱硝装置2基を受注したと発表した。同国での脱硝装置の受注は2件目となる。 同装置はワルシャワ近郊にある国内最大級のコジェニッチェ火

ポーランド政府が国営石炭会社KWを救済へ

ポーランド政府は欧州連合(EU)の石炭最大手で経営難に直面する国営コンパニア・ヴェングロヴァ(KW)を救済する。経済省のトムチキェヴィッチ副大臣が11日、明らかにした。 それによると、KWを救済するために、同社が所有する

ガスプロム、Q1は40%減益

天然ガス世界最大手のガスプロムが11日発表した今年1―3月期の純利益(国際会計基準、未監査)は2,230億ルーブル(46億ユーロ)となり、前年同期実績を41.4%も下回った。 売上高は1兆5,587億ユーロ(323億ユー

ポーランド、ロシアからの天然ガス供給が減少

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)は10日、ロシアからの天然ガス供給量が約45%減少したと発表した。ポーランドはロシアから輸入したガスをウクライナに逆送して供給しており、これに対するロシアの報復措置との見方もある

ポーランド政府、国営石炭会社KWを救済へ

ポーランド政府は経営難に直面する国営石炭会社コンパニア・ヴェングロヴァ(KW)の救済を決めた。経済省のトムチキェヴィッチ副大臣が11日明らかにした。 政府はKWを救済するため、同社が所有する鉱山の一部を国営石炭輸出会社ヴ

Gazprom:ガスプロム、1~3月期は41%減益

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムが11日発表した2014年1~3月期(第1四半期)決算の純利益は2,230億ルーブル(約45億5,000万ユーロ)となり、前年同期から41%減少した。ルーブル安の進行に伴う為替差損

イスラエル企業、ポーランド風力発電市場に進出

イスラエルの再生可能エネルギー開発大手エンライトはこのほど、ポーランドの風力発電市場に参入するため中国の投資会社CEEエクイティ・パートナーズと合弁会社を設立した。出資率はエンライトが50.1%、CEEが49.9%。合弁

独エーオン、ハンガリー発電所を仏ダルキアに売却

独エネルギー大手のエーオンは3日、ハンガリーの2カ所にある熱併給発電所を仏公益企業のダルキアに売却すると発表した。電力事業への集中を図るエーオンと、熱供給能力の拡大を狙うダルキアの利害が一致した格好だ。取引金額など詳細は

スロバキアからウクライナへガス供給開始

スロバキアからウクライナへガスを輸送するパイプランが2日、本稼動した。ロシアからのガス供給がストップしたウクライナを支援する目的で、ウクライナの年間需要の2割に当たる100億立方メートルを輸送する能力がある。 スロバキア

クロアチア火力発電所建設、丸紅などが優先交渉権を獲得

クロアチアの国営電力会社HEPは2日、プロミン石炭火力発電所の拡張事業の発注について、丸紅と仏アルストムからなる企業連合に優先交渉権を付与した。交渉で詳細を詰め、来年初めに契約する予定だ。総工費は8億ユーロに上る見込み。

イスラエル企業、ポーランド風力発電市場に進出

イスラエルの再生可能エネルギー開発大手エンライトはこのほど、ポーランドの風力発電市場に参入するため中国の投資会社CEEエクイティ・パートナーズと合弁会社を設立した。出資率はエンライトが50.1%、CEEが49.9%。合弁

クロアチア発電所拡張、丸紅などが優先交渉権獲得

クロアチアの国営電力会社HEPは2日、プロミン石炭火力発電所の拡張事業の発注について、丸紅と仏アルストムからなる企業連合に優先交渉権を付与した。交渉で詳細を詰め、来年初めに契約する予定だ。総工費は8億ユーロに上る見込み。

ロシア・中国天然ガスパイプラインが着工、19年稼動へ

ロシア東部のサハ共和国ヤクーツク市郊外で、同国と中国を結ぶ初のガスパイプライン「シベリアの力(旧称:東ルート)」が1日に着工した。東シベリア産のガスを中国に輸出する目的で、2019年に稼動する予定だ。全長は4,000キロ

ポーランド、炭化水素資源に新たな課税制度を導入へ

ポーランドのコモロフスキー大統領は8月26日、炭化水素資源の生産事業者に対して新たな課税制度を導入する法案に署名した。シェールガスなど非在来型資源を含めたエネルギー資源に対する新たな税制の枠組みとなる。 新課税制度の下で

チェコ原発プロジェクトに中国が関心

チェコの原発プロジェクトに中国が強い関心を示している。張高麗副首相と会談したヤン・ムラデク産業相が8月29日、チェコ放送の取材に対し明らかにした。 テメリン原発拡張工事の入札が改めて実施されれば、中国は受注に向けて参加す

ルーマニアの電力会社、原発拡張計画で提携先を募集

ルーマニアの国営発電会社ニュークリア・エレクトリツァ(NE)は27日、チェルナヴォーダ原子力発電所の拡張計画で、提携先の選考手続きを開始した。当初参加を予定していた欧州のエネルギー企業6社が撤退したためで、提携先と合弁会

ロシア・中国天然ガスパイプラインが着工、19年稼動へ

ロシア東部のサハ共和国ヤクーツク市郊外で、同国と中国を結ぶ初のガスパイプライン「シベリアの力(旧称:東ルート)」が1日着工した。東シベリア産のガスを中国に輸出する目的で、2019年に稼動する予定だ。全長は4,000キロメ

川崎重工、トルクメニスタンでGTL設備を受注

川崎重工業は8月27日、トルコの建設会社ルネッサンスと共同で、天然ガスを原料にガソリンを製造するガス・ツー・リキッド(GTL)設備を受注したと発表した。トルクメニスタンの国営ガス公社トルクメンガスに納入するもので、契約金

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