東欧市場における金融業界の動き

ルーマニアが利下げ、史上最低の2.75%に

ルーマニア中央銀行の国立銀行(BNR)は4日、主要政策金利を3%から0.25ポイント引き下げ、2.75%に引き下げることを決めた。利下げは3カ月連続で、金利は史上最低を更新した。また、外貨預金最低準備率を2ポイント減の1 […]

エネルギー大手MOL、協調融資で15億米ドル調達

ハンガリーのエネルギー最大手MOLはこのほど、主要取引銀行15行から15億5,000万米ドルの協調融資を受ける契約に調印した。融資期間は5年で、最長2年の延長が可能となっている。 同融資契約は今年4月に5億4,500万米

ブルガリア中銀が4位行の免許取り消し、破産手続き開始へ

ブルガリア中央銀行の国立銀行(BNB)は6日、取り付け騒ぎを受けて管理下に置いている国内4位銀行コーポレート・コマーシャル・バンク(CCB)の銀行免許を取り消したと発表した。また、同行の清算を決め破産手続きに着手すること

ハンガリー金利据え置き、インフレ圧力弱く

ハンガリー国立銀行(MNB)は28日、主要政策金利を史上最低の2.1%に据え置くことを決定した。長期の金融緩和局面が終了し、来年末まで金利安定を図るという自らの指針に沿ったもので、市場も据え置きを予想していた。 9月の消

中国銀行、チェコに支店開設

チェコ大統領府は10月26日、中国大手銀行の中国銀行がチェコに支店を開設すると発表した。中国を訪問中のゼマン大統領と同行幹部との会合で決まったもの。大統領府の報道官はチェコ紙『チェスケ・ノヴィニ』に対して、支店は年内に開

BNPパリバ、BGZ銀の出資シェア89%に引き上げ

仏銀行大手BNPパリバはこのほど、ポーランドのBGZ銀行の株式808万株を新たに取得し、同行の出資シェアを88.98%に引き上げた。現地英字紙『ワルシャワボイス』オンライン版が23日、公開買付委託ブローカーDM BHの情

政府管理下のブルガリア銀KTB、倒産が不可避の見通し

ブルガリア国立銀行(BNB=中銀=)は22日、政府の管理下に置かれている国内4位銀行コーポレート・コマーシャル・バンク(KTB)の経営悪化が外部に委託した監査で明らかになったと発表し、早急に対応しなければKTBの破綻は避

欧州復興開発銀、セルビア預金保険公社に2億ユーロ与信

欧州復興開発銀行(EBRD)は23日、セルビア預金保険公社(DIA)に対し、2億ユーロのスタンドバイ・クレジットを発行すると発表した。同国金融部門の安定性強化を支援する狙い。同時に、ルクセンブルグ政府とEBRD株主特別基

米シティグループ、ハンガリーとチェコの個人事業から撤退

米シティグループは14日、11カ国で個人向け事業から撤退すると発表した。対象には、中南米6カ国と日本、グアム、エジプトのほか、ハンガリーとチェコも含まれる。最も売上高の大きい24カ国に事業を集中し、収益体質を強化する狙い

米GE、ポーランドの銀行子会社売却を検討

米ゼネラル・エレクトリック(GE)が金融事業縮小の一環として、ポーランド子会社BPH銀行の売却を検討している。BPH銀が15日発表した声明で明らかにした。 BPH銀は資産ベースでポーランド10位の銀行。GEは2007年、

銀行業界の負担一層重く=ハンガリー政府政策

ハンガリーでは2010年にオルバン首相率いるフィデスが政権について以来、金融機関の事業環境が一変した。業界団体によると、◇09年の資産総額に応じた銀行業界税導入◇2013年の金融取引税導入――による税負担は累計で8,70

ライファイゼン・インターナショナル、今年は赤字転落

中東欧・旧ソ連邦諸国を中心に事業を展開するオーストリアの金融大手ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)は23日、2014年通期は最大5億ユーロの赤字に転落するとの見通しを示した。ウクライナ問題に加え、ハンガリ

ハンガリー、外貨建てローンの借り手救済法案が可決

ハンガリー議会は24日、個人向けローンの金利を大幅に引き上げた国内銀行に対して、顧客への補償を義務付ける法案を賛成多数で可決した。スイスフランを中心とする外貨建ての住宅ローンが主な対象で、補償は総額約32億ユーロ相当に上

ロシア、格付け会社に子会社設立を義務付け

ロシア中央銀行はこのほど、同国で業務を展開する外資系格付け会社に現地子会社設立を義務付ける法案を策定した。3大格付け会社に対するロシア当局の監督権限を十全に行使するためと説明している。この秋にも議会の承認を得て、来年から

ハンガリー、外貨建てローンの借り手救済法案が可決

ハンガリー議会は24日、個人向けローンの金利を大幅に引き上げた国内銀行に対して、顧客への補償を義務付ける法案を賛成多数で可決した。スイスフランを中心とする外貨建ての住宅ローンが主な対象で、補償は総額約32億ユーロ相当に上

ライファイゼン、今年は赤字転落へ

中東欧・旧ソ連邦諸国を中心に事業を展開するオーストリアの金融大手ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)は23日、2014年通期は最大5億ユーロの赤字に転落するとの見通しを示した。ウクライナ問題に加え、ハンガリ

ミュンヘン再保険、元受事業で買収も視野

独ミュンヘン再保険グループの元受保険事業エルゴが、ポーランド事業の強化に向けて買収も視野に入れていることが分かった。エルゴのトマス・シェルコプフ国外事業取締役が独経済紙『ハンデルスブラット』の取材で明らかにしたもので、自

ポーランド金融当局、仏銀のBGZ買収を承認

ポーランドの金融監督当局は2日、食糧経済銀行(バンク・ゴスポダルキ・シノシウィ=BGZ)を仏最大手銀行BNPパリバが買収する計画を承認したと発表した。BNPパリバは昨年12月、BGZの株式98.5%を親会社のオランダ大手

伊ウニクレディト、O2に資本参加

伊銀行大手ウニクレディトはこのほど、チェコ子会社を通じてチェコ通信大手O2の株式5.86%を取得した。184万8,000株の買い取り価格は約5億2,000万コルナと見られる。出資の目的は明らかにしていない。ロイター通信が

チェコで新仮想通貨の取引がスタート

チェコで19日、新たな仮想通貨「チェコクラウンコイン(CZC)」の取引が始まった。試験的な運用としてまず10万コインを発行、最終的には1億枚の発行を予定している。 CZCの取引運営会社によると、発行初日のCZCの取引価格

チェコ中銀、金融市場の監督強化へ

チェコ国立銀行(CNB)は国外の金融機関が同国に持つ銀行子会社からの資金流出を防ぐため、金融市場の監督強化に乗り出す。20~30人からなる特別チームを編成して作業にあたる。経済紙『ホスポダルスケ・ノヴィニー』が報じた。

バンク・オーストリア、RBSのルーマニア法人事業を買収

伊大手銀行ウニクレディト傘下のバンク・オーストリアはこのほど、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)からルーマニアの法人向け事業を買収することで合意した。バンク・オーストリアのルーマニア子会社ウニクレディト・ティ

ビットコイン、ルーマニアで普及の兆し

ルーマニアで仮想通貨「ビットコイン」の利用が広がっている。ハイテクに抵抗が少ない国民性に加え、自国通貨レウに対する不信感がビットコインの普及を後押ししているようだ。 首都ブカレストには5月に国内初のビットコインの現金自動

エルステ銀、上期は巨額損失

オーストリア大手銀行のエルステ銀行は7月31日発表した2014年中間決算で9億2,970万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(15億2,530万ユーロ)から赤字に転落した。主力の東欧事業の評価替えによる償却費がかさん

OTPバンク、ポルトガル商業銀のルーマニア子会社買収

ハンガリー最大手銀行OTPバンクは7月31日、ポルトガル商業銀行(BCP)からルーマニアのミレニアムバンク・ルーマニアを買収すると発表した。OTPバンクはミレニアムバンク・ルーマニアの全ての発行済株式を3,900万ユーロ

チェコの金融緩和続く、為替市場介入の終了は15年に

チェコ国立銀行(CNB)は7月31日の金融政策理事会で、主要政策金利である14日物レポ金利を史上最低水準の0.05%で据え置くことを決定した。また、コルナ高を防止するため、少なくとも来年末まで市場介入を継続する方針を明ら

墺OVAGのルーマニア子会社、不良債権を売却

墺大手銀行オーストリア・フォルクスバンケン(OVAG)のルーマニア子会社であるフォルクスバンク・ルーマニアは7月28日、4億9,500万ユーロの不良債権を金融機関系投資家のコンソーシアムに売却したと発表した。取引価格は公

ズベルバンク、独自の決済カードを発行

ロシア最大手銀行で国営のズベルバンクは4日、同行の決済システム「PRO 100」が使えるユニバーサル電子カード(UEC)の発行を全国で開始したと発表した。米国の対ロシア制裁で国際決済サービス大手を通じた支払いができなくな

バイエルン州立銀行―ハンガリー子会社売却―

独バイエルン州立銀行(ミュンヘン)は24日、ハンガリー子会社MKBをハンガリー政府に売却することで合意したと発表した。同州立銀はリーマンショック後に公的支援を受けた際、資産の放出を欧州連合(EU)の欧州委員会から義務づけ

ハンガリー利下げ、緩和局面終了へ

ハンガリー国立銀行(MNB)は22日、主要政策金利を0.2ポイント引き下げ、2.1%に設定した。利下げ幅は市場予測の0.1ポイントを上回った。MNBはまた、金融緩和局面の終結を宣言し、インフレ目標値(3%)の達成が危うく

ブルガリア政府、債務上限引き上げ

ブルガリア政府は16日、債務上限を18億レフから34億レフに引き上げることなどを柱とする2014年度予算の修正案を承認した。チョバノフ財務相が明らかにした。 債務上限の引き上げは、国内4位の銀行であるコーポレート・コマー

ウクライナ利上げ、01年来最高の12.5%に

ウクライナ中央銀行は16日、政策金利であるディスカウント金利を9.5%から12.5%へ引き上げた。これは2001年以来で最高の水準。インフレを抑制し、資金の国外流出を食い止める狙いだ。しかし、市場では高金利が経済成長のさ

チェコ初の仮想通貨発行へ

チェコで17日、国内初の仮想通貨「チェコ・コルナ・コイン(CZC)」の発行手続きが始まった。メディア関係者を中心とするIT専門家グループが発表したもので、計1億枚を発行する。中銀は「違法ではないが、中銀や国家といった後ろ

チューリッヒ・インシュアランス

スイス保険大手のチューリッヒ・インシュアランスは3日、業績が低迷するロシアの個人顧客事業を現地投資会社OLMAグループに売却すると発表した。取引金額は10億ルーブル(約3,000万ドル)。ルーブル相場が下落しているため、

チューリッヒ保険、ロシアのリテール事業売却

スイスの保険大手チューリッヒは3日、ロシアのリテール事業を同国投資会社オルマ(OLMA)グループに売却すると発表した。有力市場・事業に絞った投資でグループの採算性を向上させる戦略の一環。大企業を顧客とするロシア法人事業は

エルステ銀が赤字転落へ、中東欧の引当金急増で

オーストリア大手銀行のエルステ・グループ・バンクは3日、主力の中東欧事業で不良債権などの引当金が急増するため、今年の最終損益が最大16億ユーロの赤字に転落するとの見通しを示した。 収益悪化の要因は、ルーマニア、ハンガリー

ライフアイゼンの投資銀部門、ルーマニアから撤退

墺金融大手ライフアイゼンバンク傘下の合併・買収(M&A)コンサルティング会社ライフアイゼン・インベストメントは、7月1日付でルーマニア事業から撤退した。現地子会社のフィリペスク社長によると、中東欧市場での事業再

欧州復興開発銀、ポーランドの投資会社に出資

欧州復興開発銀行(EBRD)は6月24日、ポーランドの投資会社アルトゥスの株式公開(IPO)に伴い、同社に最大5,000万ズロチ(1,200万ユーロ)を投資すると発表した。EBRDが投資信託会社を支援するのは今回が初めて

EU、取り付け騒ぎに揺れるブルガリアを支援

欧州連合(EU)の欧州委員会は6月30日、ブルガリアに対する33億レフ(17億ユーロ)の緊急融資枠拡大を承認したと発表した。ブルガリア政府からの融資枠拡大要請を受けたもので、取り付け騒ぎが起こった大手銀行2行に十分な流動

ブルガリア4位銀行が政府管理下に、緊急支援の可能性も

ブルガリア政府は23日、取り付け騒ぎによる資産減少で経営危機に陥っているコーポレート・コマーシャル・バンク(KTB)に対し、緊急支援を実施する用意があることを明らかにした。まずは同行の資金需要を確認したうえで、主要株主に

ブルガリア4位銀行が政府管理下に、緊急支援の可能性も

ブルガリア政府は23日、取り付け騒ぎによる資産減少で経営危機に陥り政府管理下にあるコーポレート・コマーシャル・バンク(KTB)に対し、緊急支援を実施する用意があることを明らかにした。まずは同行の資金需要を確認したうえで、

三井住友銀、プラハ支店を開設

三井住友銀行は2日、欧州子会社を通じてチェコ・プラハに支店を開設し、同日から営業を開始した。中東欧地域で資源開発や社会基盤整備を中心に投資が活発化していることを踏まえたもので、同地域における主要拠点として営業体制を整える

スロベニア銀行業界、救済措置後も不良債権拡大

スロベニアの銀行業界で再び不良債権が増加している。同国の中央銀行が5月28日発表した報告書によると、3月末時点で返済期限を90日以上過ぎ不良債権化した貸付金の総額はほぼ60億ユーロに達し、昨年末の55億ユーロ、今年2月末

三井住友銀、プラハ支店を開設

三井住友銀行は2日、欧州子会社を通じてチェコ・プラハに支店を開設し、同日から営業を開始した。中東欧地域で資源開発や社会基盤整備を中心に投資が活発化していることを踏まえたもので、同地域における主要拠点として営業体制を整える

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