キプロス銀の大口預金者、ヘアカット率は47.5%に
キプロス中央銀行は7月30日、経営危機に陥っているキプロス銀行の預金者に損失を負担させる「ベイル・イン」制度の詳細を発表した。10万ユーロを超える大口預金者の預金額を47.5%削減する。これによって同行の財務状況は大幅に […]
キプロス中央銀行は7月30日、経営危機に陥っているキプロス銀行の預金者に損失を負担させる「ベイル・イン」制度の詳細を発表した。10万ユーロを超える大口預金者の預金額を47.5%削減する。これによって同行の財務状況は大幅に […]
EU統計局ユーロスタットが7月31日発表した同月のユーロ圏のインフレ率(速報値)は前年同月比1.6%となり、前月と同水準だった。インフレ率は5月から2カ月連続で前月を上回っていたが、工業製品が値下がりし、上昇に歯止めがか
欧州委員会が7月30日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は92.5となり、前月の91.3から1.2ポイント上昇した。景況感の改善は3カ月連続で、15カ月ぶりの高水準まで持ち直した。 \ ESI は
英政府は22日、英国にとってEUから離脱して独自政策を進めるよりも、EU内に留まる方が経済面のメリットが大きいとする報告書をまとめた。EU離脱をめぐる議論が活発化するなか、英国に有利な加盟条件を引き出したうえでEU残留を
EU統計局ユーロスタットが22日発表した最新財政統計によると、ユーロ圏17カ国の2013年3月末時点の累積政府債務は域内総生産(GDP)比92.2%に相当する8兆7,501億ユーロとなり、前年同期のGDP比88.2%から
英政府統計局が25日発表した2013年4-6月期の国内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比0.6%増となり、2四半期連続でプラス成長となった。主要分野がすべてプラス成長となり、伸び率は前期の0.3%から倍増した。
欧州委員会が23日発表したユーロ圏の7月の消費者景況感指数(速報値)はマイナス17.4となり、前月の同18.8から1.4ポイント改善した。同指数の改善は8カ月連続。EUの消費者景況感指数はマイナス14.8で、前月から2.
EUは22日に開いた外相理事会で、シリアの内戦でアサド政権を支援しているレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事部門をテロ組織に指定することに全会一致で合意した。 \ ヒズボラの軍事部門は、昨年7月にイスラエル人観
債務危機に直面するポルトガルの政局が再び混迷化してきた。連立政権を組む社会民主党、民衆党と最大野党の社会党は、カバコシルバ大統領の意向に従って、財政再建策をめぐる緊急協定締結を目指して協議を行ってきたが、19日に決裂。債
ギリシャ議会は18日未明、追加の財政緊縮策に関連する法案を賛成多数で可決した。EUと国際通貨基金(IMF)による追加融資の実施に必要なもので、公務員解雇の手続きを定めた法案が含まれている。国民や野党は猛反発していたが僅差
EU統計局ユーロスタットが16日発表した6月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比1.6%となり、前月の1.4%から0.2ポイント上昇した。上昇は2カ月連続。ただ、依然として欧州
欧州委員会は17日、EU予算に関連した犯罪を捜査・訴追する権限を持つ「欧州検察庁(European Public Prosecutor’s Office)」を創設する構想を発表した。リスボン条約で規定された司
EUは9日に開いた財務相理事会で、ラトビアが2014年に欧州単一通貨ユーロを導入することを正式決定した。ラトビアは1月1日から通貨をユーロに切り替え、ユーロ圏は18カ国に拡大する。 \ 欧州委員会は6月初め、ラトビアがユ
英政府は9日、2009年12月に発効したEUの基本条約「リスボン条約」で英国に認められた司法・内務分野の共通政策に関する例外規定について、133の政策を一括して適用除外(オプトアウト)したうえで、35の政策についてEU共
ユーロ圏は8日の財務相会合で、債務危機に直面するギリシャに国際通貨基金(IMF)と共同で68億ユーロの追加融資を実施することで合意した。10月までに2段階に分けて実施する。 \ 追加融資はEUとIMFが昨年3月に決めた対
国際通貨基金(IMF)は9日発表した最新の「世界経済見通し」で、ユーロ圏の2013年の予想成長率をマイナス0.6%とし、前回予測(4月)の同0.4%から0.2ポイント下方修正した。債務危機による景気後退が予想以上に深刻化
米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9日、イタリアの長期国債の格付けを「BBBプラス」から1段階引き下げ、「BBB」にしたと発表した。景気見通しの悪化を受けたもので、格付けは投資適格級の下か
欧州中央銀行(ECB)は4日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.5%に据え置くことを決めた。金利据え置きは2カ月連続。一方、ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、低金利政策を当面
ポルトガルのコエリョ首相は6日、連立政権に加わる民衆党のポルタス党首と連立維持で合意したと発表した。同国ではポルタス党首が2日、最大与党・社会民主党との財政再建をめぐる立場の違いから、外相を辞任する意向を表明し、政局が一
欧州委員会は3日、景気・雇用対策として、EUの財政規律を一時的に緩め、赤字を抱える加盟国が公共事業を実施しやすい環境を整える方針を打ち出した。2013、14年については、一部のインフラ整備事業への支出を財政赤字から除外す
EU議長国のリトアニアは5日、米当局による盗聴活動に関連して、8日からワシントンで開始する米国との自由貿易協定(FTA)交渉に合わせ、双方の専門家による作業部会を設置すると発表した。EUは米国家安全保障局(NSA)がワシ
英下院は5日、EU離脱の是非を問う国民投票の実施に関する法案の採決を行い、賛成304、反対ゼロ(議席数650)で第1読会を通過した。EU離脱に反対する連立与党の自民党(議席数57)と野党・労働党(同258)の議員は大部分
EU統計局ユーロスタットが2日発表したユーロ圏の5月の失業率(速報値・季節調整済み)は前月を0.2ポイント上回る12.2%となり、ユーロ導入後の最悪水準を更新した。失業率は1日の発表では12.1%だったが、フランスのデー
EU統計局ユーロスタットが1日発表した6月のユーロ圏のインフレ率(速報値)は前年同月比1.6%となり、前月の1.4%から0.2ポイント上昇した。インフレ率の上昇は2カ月連続。エネルギーの値上がりにより、低下傾向にあった消
イタリアのベルルスコーニ元首相(76)が未成年者買春と職権乱用の罪に問われた事件の裁判で、ミラノ地裁は6月24日、元首相と有罪とし、禁固7年と公職から永久追放する刑を言い渡した。元首相は4月に発足した3党連立政権を支える
ギリシャのサマラス首相は6月24日、内閣改造を行った。民主左派の連立政権離脱によって揺らいだ政権基盤を固めるのが狙いで、自身が率いる最大与党・新民主主義党の唯一のパートナーとなった全ギリシャ社会主義運動党(PASOK)の
欧州委員会が6月27日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は91.3となり、前月から1.8ポイント上昇した。景況感の改善は2カ月連続で、2012年5月以降の13カ月で最高の水準に達した。 \ 上げ幅
クロアチアが1日、EUに正式加盟した。EU拡大は6年ぶりで、加盟国は28カ国に増える。旧ユーゴ諸国のEU入りは、04年に加盟したスロベニアに続く2カ国目となる。 \ クリアチアの首都ザグレブのイェラチッチ広場では、30日
EU財務相理事会は6月27日、経営難に陥った域内銀行の救済や破綻処理に関する共通ルールについて合意した。公的資金の投入を必要最低限に抑えるため、まず株主や大口預金者などに一定の負担を求めるという内容で、年内の法制化を目指
EU加盟国は6月27、28日に開いた首脳会議で、深刻化する若者の失業対策を強化するため、EU予算から総額80億ユーロを拠出することで合意した。今年2月に合意した若年雇用対策の予算規模を20億ユーロ拡大したうえで、早期の事
EU加盟国は6月24、25日にルクセンブルクで開いた総務相理事会で、凍結状態にあるトルコとの加盟交渉を再開することで合意した。ただし、同国の反政府デモに対するエルドアン政権の強権的な姿勢をドイツなどが批判していることを受
EU首脳会議は6月28日、セルビアとの加盟交渉を来年1月までに開始することを承認した。また、コソボとEU加盟の前段階である「安定化・連合協定(SAA)」の締結に向けた交渉を開始することでも合意した。 \ セルビアは200
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は6月26日、仏下院で行った演説で、ECBが当面は金融緩和策を継続する意向を表明すると同時に、必要に応じて追加緩和に踏み切る用意があることを明らかにした。 \ ドラギ総裁の発言は、米連邦
トルコとEUの加盟交渉再開が見送られる見通しとなってきた。反政府デモを実力行使で封じ込めようとする政府の強権的な姿勢にドイツが反発し、26日に予定されていた交渉再開に拒否権を発動したためで、EUとトルコの関係悪化が深まり
EUの次期中期予算(対象期間:2014~20年)をめぐって加盟国と欧州議会が対立している問題で、双方の代表は19日に行った交渉で、妥協案をまとめた。欧州議会が増額を断念し、加盟国が合意した予算総額を受け入れる代わりに、加
ギリシャの3党連立政権に加わってきた第6党の民主左派は21日、政府が国営放送局ERTを閉鎖したことに反発し、連立から離脱すると発表した。これによって与党の議会での議席数は過半数ぎりぎりとなり、債務危機克服に向けた財政緊縮
ユーロ圏17カ国は20日に開いた財務相会合で、EUの金融安全網である「欧州安定メカニズム(ESM)」が経営危機に陥った圏内の銀行に資本を直接投入できるようにする制度の基本的な枠組みで合意した。一方、翌日のEU財務相理事会
欧州議会の経済金融委員会は18日、EU11カ国が導入する金融取引税に関する欧州委員会の具体案を大枠で支持する方針を打ち出した。ただし、国債取引、年金基金による取引の税率に関しては、欧州委員会の提案より低めに抑える修正案を
ギリシャの財政健全化に狂いが生じてきた。柱のひとつである国有資産売却計画で、国営ガス会社DEPAの売却が暗礁に乗り上げ、今年の目標を達成できない恐れが出てきたためで、政府は新たな対応を求められる。 \ ギリシャ政府はDE
欧州委員会は11日、EU域内における航空管制システムの一元化を目指す「単一欧州空域(シングル・ヨーロピアン・スカイ)」構想の改革案を発表した。航空管制制度の統合を進めて業務の効率化を図り、空の渋滞を緩和して将来予想される
欧州議会は12日の本会議で、クロアチアのEU加盟に伴い、同国のネベン・ミミツァ副首相が欧州委員会の消費者保護担当委員に就任することを賛成多数で承認した。ミミツァ氏は27、28日に開かれるEU首脳会議での承認を経て、クロア
EU統計局ユーロスタットが14日発表した5月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比1.4%で、前月の1.2%から0.2ポイント上昇した。(表参照) \ インフレ率の上昇は昨年9月
欧州系格付け会社のフィッチ・レーティングスは3日、金融・債務危機に陥っているキプロスの長期信用格付けを「B」から1段階引き下げ、「Bマイナス」にしたと発表した。EUなどから金融支援を受けているものの、状況が悪化する恐れが
欧州委員会は5日、ラトビアがユーロ導入の条件を満たしていると認定し、同国の2014年1月の導入を認める方針を打ち出した。これによりラトビアのユーロ参加は事実上確定。7月9日のEU財務相理事会でユーロ導入が正式承認される見
欧州中央銀行(ECB)は6日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.5%に据え置くことを決めた。ユーロ圏では景気低迷が長期化しており、ECBは内部経済予測で今年の予想成長率を下方
EU統計局ユーロスタットは5日、2013年1-3月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると、ユーロ圏では設備投資、輸出が不調で、6期連続のマイナス成長となった。(表参照) \ ユーロ圏のGDP実質伸び率
ドイツ政府がスペインの中小企業を支援するため、10億ユーロの低利融資を提供する。雇用の大きな窓口となっている中小企業の資金繰りを改善することで、同国の失業率悪化に歯止めをかけるのが狙い。政府系金融機関のドイツ復興金融公庫
EU統計局ユーロスタットは7日、EU27カ国の2013年1-3月期の経常収支が218億ユーロの黒字だったと発表した。前期は314億ユーロの黒字、前年同期は77億ユーロの赤字だった。 \ 内訳は、サービス収支が8億ユーロ、
欧州委員会は5月29日発表した加盟国の経済・財政に関する勧告書で、EUの財政規律に違反しているフランス、スペインなどについて、赤字是正期限を延長することを提案した。厳しい財政緊縮が欧州の景気を大きく圧迫していることを受け
ユーロ圏の雇用悪化が止まらない。EU統計局ユーロスタットが5月31日発表した4月の失業率(速報値・季節調整済み)は12.2%と、前月から0.1%上昇し、ユーロ導入後の最悪水準を更新した。(表参照) \ EU27カ国ベース