総合 – 欧州経済ニュース

ロシア・ウクライナのガス価格協議、5月中の合意目指す=欧州委

欧州委員会のエッティンガー委員(エネルギー担当)は19日、ロシアからウクライナへの天然ガス供給をめぐり、ロシアのノバク・エネルギー相と政府系天然ガス企業ガスプロムのメドベージェフ副最高経営責任者と協議を行い、進展があった […]

銀行破綻処理基金の創設、26カ国が政府間協定に調印

EU28カ国のうち26カ国は21日、銀行の破綻処理を一元化する制度の柱となる「単一破綻処理基金(SRF)」創設についての政府間協定に調印した。協定は各国による批准を経て発効となる。 銀行の破綻処理一元化は、今年11月に始

EUのODA公約実現に黄信号、目標達成は4カ国のみ

EU外相理事会が19日採択した報告書によると、EUおよびEU加盟国による政府開発援助(ODA)は2012年の総額553億ユーロから13年は565億ユーロに拡大した。国民総所得(GNI)に占めるODAの割合は0.43%で横

エネルギー安全保障の「同盟」構想、チェコが難色

チェコは21日、ポーランドがEU全体で加盟国のエネルギー安全保障を強化する取り組みを進める「エネルギー同盟」の創設を提唱していることについて、域内で使用する原油や天然ガスの購入を一括して行うEU機関の設置に反対する立場を

EUが対ロシア追加制裁を決定、クリミア企業2社も対象に

EUは12日の外相理事会で、ロシアに対する追加制裁を決定した。新たに13人に対して渡航禁止・資産凍結措置の適用を決めたほか、クリミア編入に関わった企業2社の資産を凍結した。 追加制裁の対象には、ウォロジン大統領府第1副長

アイスランド、EU加盟申請撤回を先送り

アイスランド政府は12日、EU加盟申請の撤回を先送りすると発表した。国民、議会の一部が撤回の是非を問う国民投票の実施を求めているためで、議会は夏の休会が明けてから同問題を協議する。 アイスランドは2009年7月、EUに加

EUとグルジア・モルドバ、6月に連合協定正式調印

EUは14日、グルジアおよびモルドバとの連合協定に6月27日に正式調印すると発表した。旧ソ連諸国との関係を強化することで、クリミア編入を足がかりに勢力圏の再構築を狙う動きを見せるロシアを封じ込めたい考えだ。 EUは昨年1

4月のユーロ圏インフレ率、確定値も0.7%

EU統計局ユーロスタットが15日発表した4月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.7%となり、前月の0.5%から0.2ポイント上昇した。ただ、依然として欧州中央銀行(ECB)

EUが対ロシア制裁の対象拡大で基本合意、企業の制裁を視野に

EUは7日、ウクライナ情勢をめぐる対ロシア制裁の法的根拠を拡大することで基本合意した。制裁対象を個人だけでなく企業にも広げることを可能にする内容で、12日に開かれる外相理事会で正式決定する。 EUはこれまで、原則として個

ユーロ圏小売業の復調進む、3月売上高0.9%増

ユーロ圏の小売業の復調が進んでいる。EU統計局ユーロスタットが6日発表した3月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.9%増となり、3カ月連続で伸びた。食品・飲料・たばこが0.3%増、非食品が1.9%増だった

ユーロ圏生産者物価、3月は1.6%低下

EU統計局ユーロスタットが5日発表したユーロ圏の3月の生産者物価指数(建設業を除く)上昇率は前年同期比マイナス1.6%で、前月とほぼ同水準の下落となった。同指数がマイナスとなるのは8カ月連続。(表参照) 分野別では中間財

欧州中銀が来月に追加金融緩和か、ドラギ総裁が示唆

欧州中央銀行(ECB)は8日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.25%に据え置くことを決めた。金利据え置きは6カ月連続。しかし、ユーロ圏ではインフレ低迷が長期化し、景気回復を

ユーロ圏の14年成長率は1.2%、欧州委が最新予想で据え置き

欧州委員会は5日発表した春季経済予測で、ユーロ圏の景気は徐々に回復しているとして、2014年の域内総生産(GDP)予想伸び率を前回(2月)と同じ1.2%に据え置き、雇用見通しも引き上げた。ただ、消費者物価については、上昇

銀行ストレステストの詳細発表、過去最大の難関に

欧州銀行監督機構(EBA)は4月29日、EUの124銀行を対象に近く実施するストレステスト(健全性審査)の詳細を発表した。向こう2年間の域内総生産(GDP)成長率がマイナスになるというシナリオを設定し、それでも資本不足に

4月のユーロ圏インフレ率0.7%、縮小に歯止め

EU統計局ユーロスタットが4月30日発表した同月のユーロ圏のインフレ率(速報値)は前年同月比0.7%となり、前月の0.5%を0.2ポイント上回った。インフレ率縮小に歯止めがかかった格好だが、季節的要因が影響したとみられて

EU・露・ウクライナがガス供給で合意できず、月内に再協議

EUとロシア、ウクライナは2日、ポーランドの首都ワルシャワでエネルギー担当相による会合を開き、ロシアからウクライナおよび欧州への天然ガス供給について協議した。ロシア側はウクライナが5月中に滞納している代金を支払わなければ

EUと米、対ロシア制裁を強化

EUと米政府は4月29日、対ロシア制裁を拡大した。ウクライナ東部情勢の緊迫化を受けたもので、米国が経済関係者・企業も合わせて対象とする一方、EUは政府・行政関係者に絞った。ロシアとの経済的な結びつきが強い欧州の微妙な立場

ユーロ圏失業率、3月も11.8%

EU統計局ユーロスタットが2日発表したユーロ圏の3月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.8%で、4カ月連続で同水準となった。雇用状況は景気回復を受けて緩やかに改善しているものの、なお高止まりしている。(表参照) 1、

ユーロ圏景況感指数が4月は低下、1年ぶりの悪化

欧州委員会が4月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は102となり、前月の102.5から0.5ポイント低下した。景況感の悪化は1年ぶり。 ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り

EUがモルドバの旅行者にビザ免除、28日から実施

EUが4月28日付で、モルドバの市民がEUの大部分の国を旅行する際のビザ(査証)取得義務を免除した。これによって生体認証(バイオメトリック)パスポートを保有しているモルドバ人の旅行者は、短期滞在であればシェンゲン協定参加

2月のユーロ圏貿易収支、136億ユーロの黒字

EU統計局ユーロスタットが15日発表した2月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は136億ユーロの黒字となり、黒字幅は前年同期の98億ユーロから拡大した。輸出が3%増の1,533億ユーロ、輸入が横

ユーロ圏建設業の復調進む、2月の生産高6.7%増

EU統計局ユーロスタットが22日発表したユーロ圏の2月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比6.7%増となり、前月に続いて高い伸びとなった。12月は速報値でマイナスだったが、0.1%増に上方修正されたため、3

銀行破綻処理の一元化が最終決定、欧州議会が法案可決

欧州議会は15日に開いた本会議で、ユーロ圏の銀行の破綻処理を一元化する法案を賛成多数で可決した。これによって同法案は成立し、新制度が2015年1月から始動することが決定。銀行監督の一元化と合わせたEUの銀行同盟がついに発

ポルトガルも国債入札再開、国際金融支援脱却へ弾み

ポルトガル政府は23日に実施した10年物国債の入札で、順調に7億5,000万ユーロを調達した。債務危機に陥ってから初となる国債入札の成功により、5月中旬に期限を迎える国際金融支援から脱却する目途が立った。 債務危機に陥っ

仏政府が財政規律順守へ、期限延長を撤回

フランスのバルス首相は23日、来年の財政赤字を国内総生産(GDP)比3%まで縮小する方針を表明した。これはEUの財政規律で定められた赤字の上限。仏政府は当初、規律順守を先送りする姿勢を示していたが、これを撤回し、期限内に

13年のユーロ圏財政赤字はGDP比3%、前年から大幅縮小

EU統計局ユーロスタットが23日発表した最新の財政統計によると、2013年のユーロ圏18カ国の財政赤字は、財政規律で上限となっている域内総生産(GDP)比3%となり、前年の3.7%から0.7ポイント縮小した。債務危機の沈

EU新車市場の復調加速、3月販売は10.6%増

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタを除く27カ国)の3月の新車販売(登録)台数は144万9,148台となり、前年同月から10.6%増加した。販売増加は7カ月連続で、上げ幅は前月の8%から拡大。1~3

ユーロ圏鉱工業生産指数、2月は0.2%上昇

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.2%の上昇となり、11月以来3カ月ぶりに伸びを記録した。前月は速報値で0.2%の低下となっていたが、横ばいに上方修

3月のユーロ圏インフレ率、確定値も0.5%

EU統計局ユーロスタットが16日発表した3月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.5%と、前月の0.7%から0.2ポイント縮小し、2009年11月以来の低水準となった。(表参

ギリシャが国債入札再開、5年物で30億ユーロ調達

債務危機で国債入札を2010年から凍結していたギリシャ政府は10日、5年物国債の入札を実施し、30億ユーロを低利で調達した。4年ぶりの国債市場復帰により、危機終息、国際金融支援の脱却に向けて大きな弾みがついた格好だ。 政

仏新内閣が議会で信任、首相は減税表明

3日に発足したフランスの新内閣が8日、下院(国民議会)の投票で信任された。バルス新首相は採決前に行った所信表明演説で、財政緊縮一辺倒から方向転換し、減税によって景気を押し上げる方針を表明。賛成303、反対239で信任を取

イタリアが大型減税実施、EU財政規律は順守

イタリア政府は8日に閣議承認した経済金融年報で、今年の国内総生産(GDP)予想成長率を1.1%から0.8%に下方修正した。これによって財政再建は厳しくなるが、レンツィ首相は約束していた大型減税の実施を明言。EUの財政規律

オーストリアの極右政治家、欧州議会選の出馬撤回

オーストリアの極右政党・自由党に所属する欧州議会の現職議員であるアンドレアス・モルツァー氏は8日、5月の欧州議会選への出馬を取りやめたと発表した。同氏は自由党の有力候補で、再選が確実視されていた。しかし、人種差別発言など

ユーロ圏住宅価格、10~12月期は1.4%下落

EU統計局ユーロスタットが10日発表した2013年10~12月期の住宅価格統計によると、ユーロ圏(14年にユーロを導入したラトビアを除く17カ国)の平均価格は前年同期比で1.4%下落した。景気回復は進んでいるが、住宅市場

スペイン議会、カタルーニャ独立の住民投票認めず

スペイン議会は8日、北東部カタルーニャ自治州が提出した独立の是非を問う住民投票の実施を求める請願を、反対299、賛成47の圧倒的多数で否決した。これより、中央政府と独立分離派の溝がさらに深まる恐れが出てきた。 スペインの

欧州中銀が量的緩和検討、デフレ懸念増大で

欧州中央銀行(ECB)は3日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.25%に据え置くことを決めた。金利据え置きは5カ月連続。ユーロ圏ではデフレ懸念が強まっているが、今回は追加金融

3月のユーロ圏インフレ率0.5%、09年11月以来の低水準に

EU統計局ユーロスタットが3月31日発表した同月のユーロ圏のインフレ率(速報値)は前年同月比0.5%となり、前月の0.7%を0.2ポイント下回った。これは2009年11月以来の低水準で、デフレ懸念が一段と強まってきた。ユ

ギリシャが構造改革法案を可決、EUが追加融資決定

債務危機に陥っているギリシャがEU、国際通貨基金(IMF)による金融支援の条件として求められている構造改革の促進に向けた法案が、議会で3月31日に可決された。これを受けてユーロ圏は1日の財務相会合で、83億ユーロに上る追

2月のユーロ圏失業率、横ばいの11.9%

EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の2月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.9%となり、前月から横ばいだった。景気回復を受けて失業者数は減少し、若者の失業率が低下するなど雇用改善の兆しも出ているが、なお過

ユーロ圏小売業売上高、2月は0.8%増

EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の2月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.8%増となり、2カ月連続でプラスとなった。食品・飲料・たばこが0.4%減となったが、非食品が2%増加した。(表参照)

ユーロ圏生産者物価、1月は1.7%低下

EU統計局ユーロスタットが2日発表したユーロ圏の1月の生産者物価指数(建設業を除く)上昇率は前年同期比マイナス1.7%となり、6カ月連続でマイナスとなった。下げ幅も前月の1.4%から拡大した。(表参照) 分野別の上昇率は

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