西欧

日産のバルセロナ工場売却先、QEVが最有力候補に

日産自動車は12月29日、先ごろ閉鎖したスペイン・バルセロナ工場の売却先について、スペイン当局が同国の新興エンジニアリング企業QEVテクノロジーズを最有力候補としていることを明らかにした。 QEVは電気自動車(EV)の開 […]

ホルシム、米屋根材大手を買収

建材大手のホルシム(スイス)は12月23日、米国の住宅用屋根材大手マラキー・ルーフィング・プロダクツを買収することで合意したと発表した。買収額は13億5,000万ドル。2022年1~3月期の買収手続き完了を予定している。

仏サノフィ、米バイオ医薬品企業アムニックスを買収

仏製薬大手サノフィは12月21日、米バイオ医薬品企業のアムニックス・ファーマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。アムニックスはがん免疫療法で使う新薬の開発を進めている企業。サノフィは買収によって同分野の底

BASF、米アタパルジャイト鉱山をクラリアントに売却

化学大手の独BASFは12月28日、米フロリダ州クインシーにあるアタパルジャイト鉱山施設をスイス特殊化学大手クラリアントに6,000万ドルで売却することで合意したと発表した。事業の見直しに基づく措置。売却手続きは2022

欧州の株式売買高、アムステルダムが首位で越年

欧州の2021年12月の株式売買代金で、オランダのアムステルダムが都市別で首位を維持した。アムステルダムは英国のEU離脱の移行期間が20年12月末に終了したのを機に、1月にロンドンを逆転。一時はロンドンが巻き返したものの

ボルボがEVに自動運転機能搭載、夏に米で試験走行開始

スウェーデンの自動車大手ボルボ・カーは5日、2022年後半に発表する多目的スポーツ車(SUV)タイプの新型電気自動車(EV)に自動運転機能を搭載し、今夏にも米カリフォルニア州で試験走行に着手すると発表した。当局の承認が得

英の新規感染者が20万人突破、政府は規制強化せず

英政府は4日、新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者が21万8,724人に達したと発表した。20万人を超えるのは初めて。感染力が高いオミクロン株への置き換わりが急速に進んでいる。それでも、ジョンソン首相は同日、規制を

欧州最大級のリチウム加工工場、ポルトガルに開設へ

ポルトガルのエネルギー大手ガルプとリチウムイオン電池の製造を手がけるスウェーデンの新興企業ノースボルトは14日、リチウム鉱石を加工し、電気自動車(EV)用電池に使われる水酸化リチウムを生産する合弁会社を設立すると発表した

英がアフリカからの渡航制限解除、変異株の市中感染拡大で

英政府は14日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が確認されたことを受けて実施しているアフリカ11カ国からの渡航制限を15日に解除すると発表した。すでに市中感染が広がっていることから、厳格な水際対策の意味は

欧州商用車大手3社が合弁、急速充電網構築へ

商用車大手のトレイトン、ダイムラー・トラック、ボルボは16日、欧州に大型商用車向けの充電網を整備・運営する合弁会社を設立すると発表した。大型の長距離トラックや旅行用バスを充電するための公共の高性能充電ネットワークを構築・

ダイムラーの筆頭株主は北京汽車、子会社上場で判明

独自動車大手ダイムラーと提携している中国の北京汽車(BAIC)が、2019年から同社の筆頭株主になっていたことが13日明かになった。ダイムラーのトラック・バス子会社ダイムラー・トラック・ホールディングが10日に上場したこ

VW、EV・デジタル化の投資を拡大

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは9日、電動車とデジタル化に2022~26年の5年間で890億ユーロを投資すると発表した。総投資額(1,590億ユーロ)の56%超を占める。同比率は前年に発表した5カ年計画

メルセデスベンツ、レベル3自動運転システムを当局が承認

独ダイムラーの乗用車・商用車子会社メルセデスベンツは9日、同社が開発した「レベル3」の自動運転システム「ドライブ・パイロット」がドイツ連邦陸運局(KBA)からシステム承認を受けたと発表した。国連・欧州経済委員会(ECE)

蘭社が英AI創薬企業を買収、欧州最大のSPAC合併に

オランダのユーロネクスト・アムステルダムに上場する特別買収目的会社(SPAC)のオデッセイは6日、人工知能(AI)を活用した創薬を手がける英新興企業のベネボレントAIを買収し、合併することで合意したと発表した。欧州のSP

仏海運大手CMA-CGM、米社のEC物流部門の大半を買収

仏海運大手のCMA-CGMは9日、IT関連商品の卸売を主力とする米イングラム・マイクロの電子商取引(EC)物流部門であるコマース・アンド・ライフサイクル・サービシズ(CLS)の事業の大半を買収することで合意したと発表した

玩具大手レゴ、ベトナムに工場開設

デンマークの玩具大手レゴは8日、ベトナムに工場を開設すると発表した。アジアで主力のブロックをはじめとする同社製品の需要が急増していることを受けたもので、中国に次ぐ同地域2番目の生産拠点を設ける。投資額は10億ドルを超える

英の2G・3Gサービス、2033年までに廃止

英政府は7日、国内での第2、3世代(2G、3G)の移動通信サービスを段階的に縮小し、2033年までに廃止すると発表した。2G、3Gに割り当てられている周波数帯域を空け、5Gや将来の導入が見込まれる6Gサービスに転用できる

シェル株主総会、本社機能の一本化・社名変更を承認

英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは10日、オランダのロッテルダムで株主総会を開き、英国とオランダに分かれていた本社機能や株式を英国に一本化することや、社名を「シェル」に改めることを柱とする体制変更を承認した

英高速鉄道「HS2」の車両、日立が仏社と共同受注

英政府は9日、国内の主要都市を結ぶ高速鉄道「ハイ・スピード2(HS2)」向け車両の設計、製造、保守を日立製作所と仏アルストムの共同事業体に発注したと発表した。契約額は19億7,000万ポンド(約2,957億円)に上る。

英が行動規制強化、在宅勤務推奨など

英政府は8日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を受けて、イングランドで行動規制を強化すると発表した。在宅勤務の推奨、マスク着用義務の拡大などが柱となる。ロックダウン(都市封鎖)の再実施は避けなが

トヨタ、西欧の新車を35年までに排出ゼロに

トヨタ自動車は2035年までに西欧で販売する新車を電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)など二酸化炭素(CO2)を排出しないゼロエミッション車(ZEV)に切り替える計画だ。欧州統括会社のトヨタ・モーター・ヨーロッパ

英が全成人に追加接種へ、オミクロン株対策で

英政府は11月29日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)について、全成人を対象とする方針を打ち出した。新たな変異株「オミクロン株」の流行に備えて、40歳以上となっている対象を拡大する。前回の接種との間

GSKのコロナ治療薬、オミクロン株にも有効か

英グラクソ・スミスクライン(GSK)は2日、米ヴィル・バイオテクノロジーと共同開発した新型コロナウイルス感染症の治療薬「ソトロビマブ」がオミクロン株にも有効であることを示す実験結果が出たと発表した。 ソトロビマブは感染初

独ボッシュ、SiCパワー半導体の量産開始へ

自動車部品大手の独ボッシュは2日、SiCパワー半導体の量産を年内に開始すると発表した。電動車の増加を背景に大幅拡大が見込まれる需要を取り込む。クレーガー社長は「電動車向けSiCチップの生産で世界を主導する」と述べ、最大手

サノフィ、オーストリアのバイオ医薬品企業を買収

仏製薬大手サノフィは1日、オーストリアのバイオ医薬品企業オリジム(Origimm)バイオテクノロジーズを買収すると発表した。オリジムはニキビに効くワクチンの開発を進めている企業。買収によってワクチン事業を強化する。 買収

英政府、新築建物のEV充電設備設置を義務化

英国のジョンソン首相は22日、住宅など新築の建物に電気自動車(EV)用の充電設備の設置を義務付けると発表した。脱炭素化に向けたEV普及戦略の一環で、法令を策定して2022年から施行する。 対象となるのは住宅、オフィスビル

エリクソンが米ボネージ買収、業績改善へクラウド強化

スウェーデンの通信機器大手エリクソンは22日、クラウド通信サービスを手がける米ボネージを62億ドル(約7,100億円)で買収することで合意したと発表した。エリクソンは通信事業者向けのビジネスに集中投資する戦略を進めており

充電サービスの独アイオニティ、ネットワークを大幅拡大

欧州24カ国で電気自動車(EV)の急速充電サービスを手がける独アイオニティは 24日、充電ネットワークを大幅に拡大する計画を発表した。新たに米資産運用大手ブラックロックから出資を受けた上で、新旧の出資者が総額7億ユーロを

ダイムラー、マイクロバス事業から撤退

自動車大手の独ダイムラーは24日、傘下のマイクロバス製造会社メルセデスベンツ・ミニバスを独投資会社エクイタに売却すると発表した。バス分野の経営資源を8トン以上の車両・シャシーに絞り込む戦略に基づくものだ。取引額は公表して

三井住友フィナンシャルグループ、独法人2社を合併

三井住友フィナンシャルグループと連結子会社の三井住友銀行、SMBC日興証券は24日、ドイツの銀行法人SMBCバンクEUと 証券法人SMBCニッコー・キャピタル・マーケッツ・ヨーロッパ(CMFRA)を合併し、ユニバーサルバ

テレノール、タイ事業を現地企業と統合

ノルウェーの通信大手テレノールは22日、タイ財閥のチャロン・ポカパン(CP)グループとタイの通信事業を統合することで合意したと発表した。誕生する新会社は最大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)を抜き、同国最大の通

破綻の英地域航空会社フライビー、来年に運航再開

コロナ禍の影響で経営破綻した英国の地域航空会社フライビーは17日、2022年初めに運航を再開すると発表した。英中部のバーミンガム空港を新たな拠点として、国内線と欧州路線を運航する。 フライビーは欧州最大級の地域航空会社で

独RWE、再生エネ転換を加速

独エネルギー大手のRWEは15日、新成長戦略「グローイング・グリーン」を発表した。再生可能エネルギーを中心とする中核事業の強化を加速。原子力・石炭火力発電から速やかに脱却できるようにする。 同戦略によると、風力発電、太陽

独N26、米市場から撤退

モバイルバンキングサービスを手がけるドイツの新興企業N26は18日、米国市場から撤退すると発表した。同市場での激しい競争に勝ち抜く見通しが立たないためとみられる。今後は欧州事業に注力する。 米国でのサービスは2022年1

シェルが本社を英に一本化、二重構造解消で経営効率化

英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは15日、英国とオランダに分かれていた本社機能や株式を英国に一本化すると発表した。税務上の拠点もオランダから英国に移し、社名は「シェル」に改める。組織の二重構造を解消して経営

米エヌビディアの英アーム買収、英政府が追加調査

英政府は16日、米半導体大手エヌビディアが英半導体設計大手アームを買収する計画について、追加調査を実施すると発表した。買収が市場の競争、国家安全保障の両面に及ぼす影響を詳細に調査し、承認の可否を判断する。 アームはソフト

英のワクチン追加接種、40歳以上に拡大

英政府は15日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)の対象年齢を40歳以上に拡大すると発表した。これまでは50歳以上と医療従事者、新型コロナに感染すると重症化するリスクが高い人が対象だったが、さらなる感

スイス証券取引所、12月にSPAC上場解禁

スイス証券取引所を運営するSIXは16日、事業実体がない特別買収目的会社(SPAC)の上場を12月6日から認めると発表した。 SPACは非上場企業の買収だけを目的とするペーパーカンパニー。投資家などがSPACを設立し、上

ハイネケン、南ア酒造大手など2社を買収

欧州ビール大手のハイネケン(オランダ)は15日、南アフリカの酒造大手ディステル・グループ・ホールディングス、ナミビア同業のナミビア・ブルワリーズ(NBL)を買収することで合意したと発表した。買収額は合わせて約13億ユーロ

ライアンエアー、ロンドン上場廃止を正式発表

アイルランドに本拠を置く欧州最大手の格安航空会社(LCC)ライアンエアーは19日、ロンドン証券取引所(LSE)での上場を廃止すると正式に発表した。英国のEU離脱に伴い、同国の株主による取引を制限した結果、取引量が急減して

英経済が失速、7~9月期GDPは1.3%増

英政府統計局が11日に発表した同国の2021年7~9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比1.3%増で、2四半期連続でプラス成長となった。コロナ禍を受けたロックダウンの緩和で経済正常化が進み、景気回復が続いている

スイスのシーカ、建設用化学品の独MBCCを買収

特殊化学品大手のシーカ(スイス)は11日、独建設用化学品メーカーのMBCCグループを買収することで合意したと発表した。建設用化学品事業の強化が目的で、買収額は55億スイスフラン(約6,800億円)に上る。 MBCCの前身

ルフトハンザ、公的支援を完済

独航空大手のルフトハンザは12日、コロナ禍に伴う経営悪化で政府から受けていた公的支援のうち、決議権のない出資分を同日付で完済したと発表した。国の政策金融機関KfWから受けた融資10億ユーロは2月に全額返済していることから

ダイムラー・トラック、燃料電池トラックで仏トタルと提携

ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラックは10日、EU域内での水素燃料電池トラック普及に向けて、仏エネルギー大手トタルエナジーズと提携することで合意したと発表した。ダイムラー・トラックは同様の提携で英エネルギー大手B

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