2011/7/27

ハンガリー

中国の海航集団、マレーヴへの出資検討

この記事の要約

中国4位の航空会社・海南航空の親会社である海航集団(HNAグループ)が、経営難に陥っているマレーヴ・ハンガリー航空の株式取得を検討している。米航空専門誌『エア・トランスポート・ワールド(ATW』)」のオンライン版が19日 […]

中国4位の航空会社・海南航空の親会社である海航集団(HNAグループ)が、経営難に陥っているマレーヴ・ハンガリー航空の株式取得を検討している。米航空専門誌『エア・トランスポート・ワールド(ATW』)」のオンライン版が19日、中国の業界筋の話として伝えた。実現すれば、中国企業が欧州の航空会社に出資する初のケースとなる。

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HNAとマレーヴは協力関係を強化することですでに覚書を交わしている。19日付けの『中国日報』によると、中国とハンガリーの両政府は航空分野での連携強化で一致しており、マレーヴへの出資を支持する意向を示しているという。ただ、現段階ではHNAからマレーヴに対して具体的な提案がなされているわけではなく、交渉成立には最短でも4~5カ月かかる見通しだ。

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HNAは2004年に初の欧州路線である北京~ブダペスト線の運航を開始するとともにマレーヴの株式取得を試みたが失敗に終っている。マレーヴは65年の歴史を持ち、36カ国・50都市に就航している。07年にロシア企業に売却され民営化されたが、昨年3月に再び国有化された。

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