化学

米サムソナイト、ハンガリー増産計画に24億フォリント投資

米サムソナイトはこのほど、ハンガリー南西部にあるセクサールド工場に24億フォリント(775万ユーロ)弱を投じると発表した。2009年に開始した同工場への総合投資計画(50億フォリント)の一環で、生産品目を拡大し、28%の

バイエルの利益22%増、製薬部門が好調

独製薬・化学大手バイエルが4月28日発表した2014年1~3月期(第1四半期)決算の純利益は14億2,000万ユーロで、前年同期から22.7%増加した。製薬部門が抗凝固剤「イグザレルト」など新薬の販売増加に支えられて好調

ニフコ―独自動車部品メーカーを買収―

ニフコは22日、ドイツの自動車向けプラスチック部品メーカーKTW GmbH & Co.KGを完全子会社化することで合意したと発表した。欧州市場、欧州自動車メーカー向け事業を加速させる狙い。取引金額は明らかにして

GEA Group AG―熱交換器事業を投資会社に売却―

機械大手の独GEA(デュッセルドルフ)は16日、熱交換器(HX)事業を欧州投資会社Tritonに売却することで合意したと発表した。同社は昨年6月、食品などプロセス産業向けの機械に経営資源を絞り込むため、これら事業とのシナ

CABB GmbH―投資会社Permiraが買収―

化学メーカーの独CABB(ズルツバッハ・アム・タウヌス)は22日、投資会社の英Bridgepointが同社を英投資会社Permiraに売却することで合意したと発表した。メディア報道によると、取引金額は債務の引き受けも含め

独ティッセンクルップ、肥料会社から造粒プラント受注

独鉄鋼大手ティッセンクルップは22日、エンジニアリング部門のティッセンクルップ・インダストリアル・ソリューションズが、ハンガリーの肥料会社ニトロゲーンミュヴェクから造粒プラントを受注したと発表した。 ニトロゲーンミュヴェ

エボニック、傷に強い自動車用塗料の大量生産が可能に

独エボニック・インダストリーズは8日、自動車用塗料に使われるシラン変性バインダーの工業規模製法を開発したと発表した。これにより、架橋密度が高く、より傷に強い塗料の大量生産が可能になる。 従来のバインダーをシラン変性させる

Symrise AG―仏同業Dianaを買収―

香料大手の独Symrise(ホルツミンデン)は12日、仏同業Dianaグループを完全買収することで合意したと発表した。食品、香水、飼料向け事業を強化する狙い。約13億ユーロで傘下に収める。 Dianaは天然素材ベースの香

3月卸売物価-1.7%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した2014年3月の卸売物価指数(2010年=100)は106.4となり、前年同月比で1.7%減少した。1年前の水準を下回るのは9カ月連続。石炭・石油製品(4.9%減)、穀物・葉たばこ・種苗・

BASF SE―マレーシアに香料工場建設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10日、マレーシア東部のクアンタンで香料工場の起工式を行った。アジア・太平洋市場向け製品の75%を現地で生産する戦略を受けた措置。同市場で香料の需要が拡大していることに対

独製造業売上、2月は0.9%減に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年2月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.9%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。ユーロ圏(ドイツを除く)での売り上げは0.8%増加したものの、

BASF SE―戸田工業と合弁交渉、電池正極材分野で―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は3日、リチウムイオン電池用正極材の合弁会社設立に向けて戸田工業と独占交渉を開始したと発表した。バッテリー材料事業の強化戦略に基づく措置で、触媒事業の責任者は「戸田工業との

ポーランド化学最大手、ナイロン6生産へ

ポーランド化学最大手のアゾティ・タルヌフが、3億2,000万ズロチ(7,700万ユーロ)を投じて、タルノフ本社工場にナイロン6生産設備を新設する。年産能力は8万トン。利ざやの大きい製品の生産に乗り出し、収益向上を図る。

アルストム、トルコで風力タービン受注

仏重電大手アルストムは1日、トルコ石油化学会社ペトキムから集合型風力発電所(ウィンドファーム)向け風力タービンを受注したと発表した。受注金額は約5,500万ユーロ。 ペトキムがトルコ西部イズミールの近郊アリアガに建設する

ブリヂストン、ロシア乗用車タイヤ工場が着工

ブリヂストンは1日、ロシアの乗用車用ラジアルタイヤ工場の建設予定地で鍬入れ式を行った。三菱商事と合弁で、総額125億ルーブル(約361億円)を投じる。2016年上半期に製造を開始し、18年下半期中に日産規模を1万2,00

独BASFが戸田工業と合弁交渉、電池正極材分野で

独化学大手BASFは3日、戸田工業とリチウムイオン電池用正極材の合弁会社設立に向けた交渉を開始したと発表した。バッテリー材料事業を強化する戦略に基づくもので、「戸田工業との合弁事業により、BASFはグローバルのバッテリー

個人消費が堅調、小売売上2カ月連続増に

ドイツ連邦統計局が3月31日発表した2014年2月の小売売上指数(暫定値、自動車販売店を除く)は前年同月を名目で3.0%上回り、物価を加味した実質でも2.0%増加した。改善は名実とも2カ月連続。営業日数と季節要因を加味し

Daimler AG―リチウムイオン電池合弁2社を完全子会社化―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は1日、自動車用リチウムイオン電池の分野で化学大手Evonikとの提携を解消すると発表した。リチウムイオン電池と同電池用セルの分野で両社の合弁会社2社を完全子会社化する。E

SGL Carbon

黒鉛電極大手SGL Carbonのフベルト・イェーガー社長は産業専門紙『VDI Nachrichten』のインタビューで、炭素繊維の製造コストを将来的に90%以上、圧縮できるとの見方を示した。現在は1キログラム当たりの製

中国資本、買収先の独企業で評価高く

ドイツ企業を買収した中国企業は買収先企業の従業員からおおむね良好な評価を得ているようだ。労働組合系のハンス・ベックラー財団が実施した調査によると、「雇用」「給与」「事業所委員会の共同決定権」に関して買収先の従業員と摩擦や

ハンブルク港、対露制裁に危機感

ハンブルク港を運営するHHLAのクラウスディーター・ペータース社長は3月27日の決算報告会で、ウクライナをめぐるロシアと欧米の対立が深刻化すればハンブルク港は深刻な打撃を受けかねないとの見方を示した。同港にとってロシアは

独ショット、車載ディスプレー向け保護ガラスを開発

ドイツの特殊ガラス大手ショットと工業用接着剤メーカーのデロ(DELO)はこのほど、車載ディスプレー用の保護ガラスを共同開発したと発表した。化学強化ガラスであるアルミノけい酸ガラスを液晶ディスプレーに完全に接着するもので、

プラスト・ボックス、13年は大幅増益

ポーランドの合成樹脂製容器メーカー、プラスト・ボックスが18日発表した2013年12月通期連結決算の最終利益は約680万ズロチ(160万ユーロ)となり、前期比で41.9%拡大した。売上高は19.2%増の1億4,690万ズ

2月生産者物価-0.9%に、7カ月連続で低下

ドイツ連邦統計局が20日発表した2014年2月の生産者物価指数は前年同月比0.9%減となり、7カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が2.6%下がり、全体が強く押し下げられた格好で、エネルギーを除いたベースでは

包装材と金属・樹脂ゴミを一括回収へ

ドイツのバルバラ・ヘンドリックス連邦環境相は『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』紙のインタビューで、包装材と金属・樹脂ゴミを同一のコンテナで回収する方式の導入方針を明らかにした。これまでは別々のコンテナで回収してきたが、同

Evonik Industries AG―業務用スキンケア事業を売却―

特殊化学大手の独Evonik(エッセン)は20日、「Stoko」ブランドで展開する業務用スキンケア事業を英Debグループに売却することで合意したと発表した。同事業がEvonikの事業モデルに合致しなくなったためと説明して

自動車産業が軽量化技術市場の拡大に期待

自動車メーカーと部品メーカーが、軽量素材の開発に力を入れている。運転支援システムなど安全性や快適性を高める部品が増えて車両が重くなっているためだ。低燃費化、低公害化への関心の高まりを追い風に軽量部品市場は確実な成長が見込

Douglas Holding AG―菓子販売チェーン売却―

独小売大手のDouglas(ハーゲン)は11日、菓子販売子会社Husselを投資会社EMERAM Capital Partnersに売却することで合意したと発表した。経営資源を香水、時計・宝飾品販売事業に絞り込む戦略を受

化学業界、売上成長率で今年1.5%見込む

独化学工業会(VCI)は12日、独業界(製薬を含む)の2014年の売上高が前年比1.5%増の1,915億ユーロに拡大するとの予測を発表した。昨年第4四半期から景気が回復しているためで、生産成長率も2%を予想している。出荷

塩ビフィルム大手アージス、13年は54%増益

ポーランドの塩化ビニル(PVC)フィルム製造大手アージス・ユーロフィルム(Ergis Eurofilm)がこのほど発表した2013年12月期の純利益は1,130万ズロチ(270万ユーロ)となり、前期から54%増加した。売

ロスネフチ、伊タイヤ大手ピレリの筆頭株主に

ロシア石油最大手のロスネフチが、世界5位のタイヤメーカーである伊ピレリの筆頭株主となる。伊大手銀行インテサ・サンパオロ、ウニクレディト、ピレリのプロヴェラ社長(ピレリ株式計26.2%を保有)と共同で新たな持株会社を設立し

RWE、エネルギー開発子会社を露富豪に売却

独エネルギー大手のRWE(エッセン)は16日、石油・天然ガス採掘子会社RWE Deaをルクセンブルクの投資会社Letter Oneグループに売却することで合意したと発表した。Letter Oneはロシアの新興事業家である

SGL Carbon SE―最終赤字に転落―

炭素製品大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)が10日発表した2013年12月通期決算の最終損益は3億9,640万ユーロの赤字となり、前期の黒字(590万ユーロ)から大幅に悪化した。収益力強化に向けた組織再編に

Evonik Industries AG―管理部門の従業員1,000人削減へ―

特殊化学大手の独Evonik(エッセン)は7日の決算発表で、管理部門の従業員およそ1,000人を削減すると発表した。2016年までに管理コストを年2億5,000万ユーロ圧縮する計画を受けた措置。経営上の理由による整理解雇

Merck KGaA―バイオシミラーに1億ユーロ投資―

製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は6日の決算発表で、今年はバイオシミラー(バイオ医薬品の後発薬)事業の強化に向けて1億ユーロを投資する計画を明らかにした。有力なバイオ医薬品の特許が今後、相次いで切れること

ダイムラーが採用拒否の冷媒、調査委が安全宣言

独自動車大手ダイムラーが高級車メルセデス・ベンツの一部モデルに欧州連合(EU)が新車への使用を禁止しているカーエアコン用の冷媒を搭載している問題で、欧州委員会は7日、ダイムラーが採用を拒否している新冷媒に安全性の問題はな

樹脂加工業界が売上記録更新

独樹脂加工業界全国連盟(GKV)が5日発表した2013年の業界売上高は前年比3.0%増の576億ユーロとなり、前年に引き続き過去最高を更新した。軽量で耐久性の高い素材の需要が建設業や製造業で伸びているほか、原料価格の上昇

欧州特許出願、今年もサムスンが1位に

欧州特許庁(EPO)は6日、2013年の特許統計の詳細を発表した。それによると、韓国のサムスン・グループは出願件数で2年連続首位を獲得。LGグループも4位につけており、韓国企業は2社がトップ10入りを果たした。日本勢は国

1月製造業売上3%増に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2014年1月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.0%増となり、2カ月ぶりに増加した。上げ幅は10年10月以来の高水準。ユーロ圏(ドイツを除く)が0.4%減と

卸売物価7カ月連続低下、1月は前年同月比-1.7%に

ドイツ連邦統計局が7日発表した2014年1月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比1.7%減となり、7カ月連続で1年前の水準を下回った。石炭・石油が4.8%低下したことが最大の押し下げ要因。このほか、穀物・葉た

Bayer AG―避妊薬副作用の和解金17億ユーロに―

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は2月28日の決算発表で、同社製避妊薬「Yasmin」「Yaz」の副作用をめぐる米国の訴訟で、2月10日までに原告8,250人と和解したことを明らかにした。和解金の総額は16

Lanxess AG―最終赤字に転落―

化学大手の独Lanxess(ケルン)が2月26日発表した2013年12月期暫定決算の最終損益は1億5,900万ユーロの赤字となり、前期の黒字(5億800万ユーロ)から大幅に悪化した。過剰生産能力と原料・エネルギー価格の上

Beiersdorf AG―インドに工場―

コスメティック用品大手の独Beiersdorf(ハンブルク)は4日の決算発表で、インドに工場を建設する計画を明らかにした。同国で中間層が増え、クリームやデオドラントなどの需要が増えているため。現地通貨ルピーが下落すると大

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