BASF SE―1-3月期最終益174%増に―
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が4月29日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は前年同期比177.4%増の10億2,900万ユーロと大幅に拡大した。世界のほぼすべての地域で需要が回復 […]
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が4月29日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は前年同期比177.4%増の10億2,900万ユーロと大幅に拡大した。世界のほぼすべての地域で需要が回復 […]
工業ガス大手のLindeが4日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は2億1,300万ユーロで、前年同期から66.4%増加した。コスト削減策のほか、世界的な景気の回復が大きい。売上高は7.4%増の28億
香料・フレーバー大手の独Symriseが4日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は4,040万ユーロとなり、前年同期比で93%増加した。需要が大幅に回復、売上高と営業利益(EBITDAベース)もそれぞ
ドイツの高級車メーカーが炭素繊維の活用に本腰を入れ出した。ダイムラーは4月28日、東レと炭素繊維複合材料(CFRP)を共同開発する契約を締結。BMWも4月上旬、炭素製品大手の独SGLグループと合弁会社を設立し、米国に炭素
フラウンホーファー風力エネルギー・エネルギーシステム研究所(IWES)などの産学研究チームが、メタンガスをエコ電力の貯蔵手段として利用する技術を開発した。再生可能電力によるエネルギーで二酸化炭素(CO2)からメタン(CH
2010年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は6億9,300万ユーロで、前年同期から63%増加。農業化学部門が苦戦したが、プラスチック部門が製造業からの需要増大で販売を大きく増やしたことが反映された。売上高は5.3%増
2010年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は1億9,140万ユーロとなり、前年同期(5,670万ユーロ)の3倍以上に拡大。薄型テレビ、パソコンなどに使われる液晶の売り上げが急増し、収益を押し上げた。売上高は12.9%
現代自動車と独化学大手のBASFは先月開催された第80回ジュネーブ・モーターショーで、共同開発したDセグメント・セダンのコンセプトカー「i-flow」を公開した。軽量素材や太陽電池セルなどの最新技術を採用し、車体の軽量化
ロシアの石油大手ルクオイルの傘下にあるウクライナの石油化学会社カルパトネフテヒム(KNK)は、11月から国内で初めてポリ塩化ビニール(PVC)の生産を開始する。業界サイトの『Eplastics-pl』が、同社のCzmic
独化学業界の労使は21日の合意で、賃上げの見送りを決めた。経済危機で企業業績が悪化しているためで、ベースアップよりも雇用の維持を優先させた格好だ。協定期間は11カ月。開始時期は地区により異なる。 \ 一時金は原則として支
工業ガス大手の仏Air Liquide(パリ)が26日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は31億5,200万ユーロで、前年同期から5.2%増加した。アジア・中東など新興国の需要が旺盛で全体が押し上げら
ドイツのメーカーの大部分は資源とエネルギーの利用で無駄が多い――。ドイツ技術者協会(VDI)が昨年6月に設立した資源・効率・温暖化防止センター(ZRE)のヨハネス・ラックマン社長は『ヴェルト』紙に対しこのように発言。効率
中国商務省は22日、EUおよび米国製の一部の光ファイバーと、化学物質「カプロラクタム」を対象とする反ダンピング(不当廉売)調査を開始したことを明らかにした。商務省はまた、EU、米、ロシア、台湾から輸入される合成樹脂「ナイ
ルーマニアのポリウレタンフォーム・メーカーSpumotimが、今年8月に南部のPoiana Laculuiで第2工場を稼動させる。13日付の現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が伝えた。同工場の近くには仏ルノーのルーマ
独化学・日用品大手のヘンケルがこのほど、エストニアのタルトゥに新工場を開設した。これまでポーランドで行っていたバルト諸国向けのCeresitブランド製品を生産する。 \ 新工場はタルトゥにあるRavila工業団地の1.3
工作機械大手の独Gildemeister(ビーレフェルト)はこのほど、再生可能エネルギー子会社a+f GmbH(ヴュルツブルク)がレドックス・フロー電池メーカーの墺Cellstrom GmbHの資本50.001%を独Yo
投資会社の米Goldman Sachsと英Permiraが売りに出している独特殊化学子会社Cognis(モンハイム)に複数の競合企業が関心を示しているもようだ。メディア報道では、独BASFと英Croda、米Lubrizo
二酸化炭素(CO2)と太陽光から液体燃料を生産する人工光合成の技術開発を目指す産学協同プロジェクト「Solar2Fuel」がドイツで進められている。同プロジェクトは連邦教育研究省(BMBF)が支援する「有機電子工学フォー
ドイツにおける再生可能エネルギーへの年間投資額は今後10年で2倍以上に拡大し、2020年には280億ユーロを超える見通しだ。再生可能エネルギー全国連盟(BEE)の依頼で調査を実施したスイスのPrognosはこのような結論
化学系複合企業の独Evonikは13日、エネルギー部門(Evonik New Energies)のポーランド子会社SFG Energiaが同国シレジア地方にある炭鉱メタンガス発電所を買収したと発表した。同発電所の発電能力
欧州連合(EU)の欧州委員会はこのほど、EUの化学物質規制「REACH」について、2012年までに106の高懸念物質(SVHC)を新たに認可対象物質の候補リストに加える方針を明らかにした。これにより、認可対象候補は現在の
メタノール系燃料電池メーカーの独SFC Smart Fuel Cell(ブルンタール・ノルト)が事業分野を大幅に拡大する。電力網がない環境下でのエネルギー供給に関するトータルソリューション企業へと脱皮する考え。これに伴い
三菱化学が独同業BASFとの提携に意欲を示している。同社の小林喜光社長はフランクフルトで開催中の照明見本市Light + Buildingで『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に対し、「太陽光発電モジュール
ハンガリーの塗料大手Poli-Farbeは7日、米化学大手デュポンと共同開発した一連の塗料製品の製造販売でライセンス契約を締結したと発表した。現地英字紙『ブダペスト・ビジネスジャーナル』が伝えた。 \ Poli-Farb
スイスに本拠を置くハイテク複合企業エリコン (Oerlikon) はこのほど、モスクワ近郊で薄膜コーティングを手がける新工場を稼動させた。同社がロシアに拠点を設けるのは今回が初めてで、自動車や航空機向けにコーティング加工
欧州委員会はこのほど、EUの化学物質規制「REACH」について、2012年までに106の高懸念物質(SVHC)を新たに認可対象物質の候補リストに加える方針を明らかにした。これにより、認可対象候補は現在の29から135物質
化学系複合企業のEvonik(エッセン)は25日の決算発表会で2012年以降に予定する株式公開(IPO)を前倒しする可能性を明らかにした。株式市場の環境が急速に改善しているため、これを追い風に利用したい考え。同社のクラウ
化学大手のAltana(ヴェーゼル)は22日、塗料メーカーの独Aquaprint(オイテン)を買収すると発表した。包装材向けの塗料・インク事業を強化することが狙い。取引価格は公表していない。 \ Aquaprintはイン
BASFのコーティング剤子会社BASF Coatings(ミュンスター)はこのほど、韓国北西部の安山市に車両用塗料の開発センターを開設することで地元・京畿道政府と合意したと発表した。環境に優しい水性塗料と塗装工程の簡素化
Beiersdorfの粘着テープ子会社Tesa(ハンブルク)が25日発表した2009年12月通期決算の最終利益は1,920万ユーロで、前年から64.0%減少した。主要顧客産業である自動車、電機からの需要が大きく減少したほ
カールスルーエ工科大学(KIT)と英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは、3次元の物体を見えなくするメタマテリアルの開発に成功した。ナノスケールの3次元フォトニック結晶(ウッドパイル型フォトニック結晶)に特殊な
国際協力銀行(JBIC)と三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行は、トルクメニスタンの国営化学公社トルクメンヒーミヤが実施する化学肥料プラント建設に約450億ユーロを協調融資する。JBICが19日、同国政府と貸付契約に調印した
フライブルク大学病院の研究チームは、レーザープリンターやコピー機から排出される微細粒子が遺伝子の突然変異を引き起こす(変異原性がある)ことを実験で突き止めた。ただ、変異原性のある物質が特定できないなど未解明な点も多く、さ
自動車大手の独オペルが電気自動車(EV)用バッテリーや燃料電池など今後の技術のカギを握る分野で業界が連携することに前向きな姿勢を示している。同社のリタ・フォルスト技術開発主任技師は『南ドイツ新聞(SZ)』に対し「モーター
イタリアの建築用接着剤大手マペイが、ブルガリアのルセで今年半ばにも生産を開始する。ブルガリアとルーマニアで本格的に事業展開するほか、欧州連合(EU)向けの輸出拡大を狙う。 \ マペイは昨年末、ブルガリアのワニス・塗料大手
ドイツ産業界の研究開発(R&D)は南部3州のバーデン・ヴュルテンベルク(BW)、バイエルン、ヘッセンの3州が圧倒的にリードしていることが、研究開発や教育の促進団体である科学促進者連盟(Stifterverban
炭素製品大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)が18日発表した2009年12月通期決算の最終損益は6,030万ユーロの赤字となり、前期の黒字(1億9,050万ユーロ)から大幅に悪化した。鉄鋼市場の急速な冷え込み
冷凍食品大手の独Frosta(ブレーマーハーフェン)が19日発表した2009年12月決算の売上高は4億1,100万ユーロで、前年から5%増加した。4億ユーロを超えたのは初めて。市場環境は厳しかったものの、人工調味料を一切
化学大手のLanxessが17日発表した2009年第4四半期(10~12月)決算の最終損益は1,400万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(3,200万ユーロ)から改善した。中国、インド事業が大幅に好転したほか、欧米の寒波で
米ゼネラル・エレクトリック(GE)の浄水装置製造子会社ゼノンが、カナダで行う生産の一部をハンガリーに近く移管するもようだ。ハンガリーのニュースサイト『Portfolio』などが12日伝えた。移管先はブダペスト西方で同社が
ルーマニアのワニス・塗料大手、ファブリオ・コーポレーションがこのほど明らかにした2009年の売上高は1億5,090万レウとなり、前年を7%下回った。同業界の市場規模が経済危機を受けて約2割縮小したとみられるなか、減収幅を
リン酸系肥料でロシア最大手のフォスアグロは12日、インドの肥料大手2社と長期供給契約を結んだ。2012年までの3年間にわたり、リン酸二アンモニウム(DAP)を年約130万トン供給するもので、取引金額は15億米ドル。インド
独Bayer(レバークーゼン)は9日、化学部門のBayer MaterialScienceが民生家電向け電気活性ポリマーの開発を手がける米Artificial Muscle Inc.(AMI)を買収したと発表した。自社の
マックス・プランク・コロイド界面研究所(MPIKG、ポツダム)を中心とする独米研究チームが、ある種の二枚貝が海底の基質に自らを固定するために用いる足糸(byssus)の分子レベルの構造を解明することに成功した。アミノ酸と
工業ガス大手のLindeが4日発表した2009年通期決算の営業利益は23億8,500万ユーロで、前年から6.7%減少した。プラント事業の利益が21.3%減の2億1,300万ユーロに落ち込んだことが影響。最終利益は15.9
独化学工業会(VCI)が4日発表した2009年第4四半期(10~12月)の業界生産高は前期比で5.3%増加した。景気回復を反映したもので、世界の全地域で需要が拡大。設備稼働率は平均的水準(83~85%)をなお下回るものの
フラウンホーファー・プロセス工学・包装研究所(IVV)と食肉製造マイスターのヨゼフ・ポイントナー氏、食品小売大手Edekaの3者はこのほど、食品添加物を一切使用しない子供向けの低脂肪ソーセージを共同開発した。開発したのは
化学大手のEvonik(エッセン)は1日、風力、太陽光などの再生可能エネルギーで発電された電力を蓄える世界最大のリチウム・セラミック二次電池を開発すると発表した。発電量が風力や天候に左右される再可エネ電力の弱点を巨大バッ
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は2月28日、バイオサイエンス分野の製品・サービスを提供する米Milliporeを買収すると発表した。ライフサイエンス産業向けの事業を強化することで液晶への依存度の高い化学