電力・エネルギー

ターボアトム、ロシア原発にタービン供給

ウクライナの発電用タービン大手ターボアトムは20日、ロシアのロストフ原子力発電所の3号炉にコンデンサーと蒸気タービンを供給することで、ロシア国営の原発ゼネコン企業のアトムエネルゴプロエクトと基本合意したと発表した。最終的 […]

独RWE、サウス・ストリームへの参加に関心

独エネルギー大手RWEは12日、露国営ガス会社ガスプロムからガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画への参加を打診されたことを明らかにした。サウス・ストリームと競合するパイプライン「ナブッコ」の建設計画に参加して

EnBW、チェコ電力PREを子会社化

独エネルギー大手EnBWは、チェコ3位の電力会社Prazska Energetika(PRE)の株式過半数を取得し、子会社化する。15日付の『フィナンシャルタイムズ』紙(ドイツ版)によると、プラハ市議会がこのほど、取引を

独シーメンスがロシア事業拡大を加速、鉄道車両で大型受注

独電機大手シーメンスがロシア事業の拡大を加速させる。同社の15日の発表によると、ロシア国鉄(RZD)からローカル線向け車両1,200台を受注。さらにロシア国内22カ所の操車場近代化や、風力タービンの現地生産にも乗り出す。

サハリンエナジー、09年は大幅黒字

ロシア・サハリン沖の資源開発プロジェクト「サハリン2」の事業会社サハリンエナジーは2009年、5億8,200万米ドルの最終利益を計上したもようだ。ブルームバーグが16日、同社の投資家向け報告書を入手して伝えた。液化天然ガ

ルクオイル、伊再可エネ企業と風力発電で提携

ロシアの石油大手ルクオイルはこのほど、イタリアの再生可能エネルギー企業ERG Renewと風力発電などの再生可能エネルギー事業で協力することで基本合意した。両社はまず、東欧・ロシア地域における風力発電所の事業性について調

ハンブルク州首相が辞任へ

ハンブルク州のオーレ・フォンボイスト首相(キリスト教民主同盟=CDU=)は18日、8月25日付で辞任する意向を表明した。政治活動に疲れたことが理由とみられる。CDUの州首相でこの1年間に退任するか辞意を表明したのはこれで

Siemens AG―ロシアで大型受注、鉄道車両1,200台など納入へ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)がロシア事業を加速させる。15日付のプレス発表によると、同社はロシア国鉄(RZD)からローカル線向け車両1,200台を受注。さらにロシア国内22カ所の操車場近代化や、風力タービンの

サハラのエコ電力、2015年にも欧州に

サハラ砂漠に太陽熱・風力発電所を建設し電力を欧州に供給するプロジェクト「Desertec」は、実現に向けた大まかな時程表が固まったようだ。同プロジェクトを統括するミュンヘン再保険のエルンスト・ラオホ氏はこのほど『南ドイツ

高圧送電網、エコ電力で負担が増大

エコ電力の普及がドイツの高圧送電網の大きな負担となっている。同国北部で風力発電が増加したことを受け、天候に大きく左右される同電力の出力を調整して南部や西部の電力消費地域まで送り届ける必要が生じているためだ。今後、北海やバ

三菱重工、ブルガリア事業で得た排出権を日本に移転

三菱重工業は12日、ブルガリアの風力発電事業で得た温暖化ガス排出権を日本に移転したと発表した。移転分は、2009年12月までに削減した二酸化炭素(CO2)換算約12万トンで、政府系金融機関や電力、商社などが出資する日本カ

独Enertrag、ミンスクで風力発電所

独風力発電会社Enertragはこのほど、ベラルーシの首都ミンスク近郊で大型風力発電所を建設すると発表した。投資額は約3億6,000万ユーロで、同社の外国直接投資としては最大規模となる。2014年までに2段階の工期を経て

ソーラー助成削減の修正案を両院が承認

州の代表からなる連邦参議院(上院)は9日、ソーラー助成金削減の修正案を承認した。同案は8日の連邦議会(下院)でも可決されており、成立が確定した。改正案は1日に遡って施行される。 \ ドイツでは一般世帯や企業が太陽電池で生

Siemens AG―アフリカ売上を2012年までに3倍に―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は9日、アフリカ事業に今後2年間で約2億ユーロを投資すると発表した。水道や鉄道などのインフラや、再生可能発電施設の需要が今後、大幅に拡大すると予想されるためで、同社は販売網の強化を

SMA Solar Technology AG―2010年業績予測引き上げ―

ソーラーインバーター世界最大手の独SMA Solar Technology(ニーステタール)は6日、2010年通期の売上高を従来予測の11億~13億ユーロから15億~18億ユーロへと大幅に上方修正した。太陽電池の需要が世

EnBW AG―ロシアからの核燃料棒などで減損処理―

電力大手の独EnBW(カールスルーエ)がロシア企業との契約にからんで痛手を被っている。核燃料棒が契約通りに引き渡されないことが最大の問題で、2009年決算では計1億3,000万ユーロの減損処理を実施した。同社は8日付のプ

電動バイクプロジェクトがシュツットガルトで始動

電動バイクの実用試験プロジェクトが4日、シュツットガルトでスタートした。エネルギー大手EnBWが実施するもので、地元の電動バイクメーカーID Bikeが開発・製造した「ELMOTO」500台を投入し、1年をかけてデータ収

09年の新設発電容量、62%が再生可能エネルギー

欧州委員会が5日に発表した報告書によると、2009年に新設された発電施設の発電容量のうち、再生可能エネルギーを発電源とする割合は62%となり、08年から5%増加した。また、09年の新設発電容量は27.5ギガワット(GW)

電力大手タウロン、ワルシャワ証取に新規上場

ポーランド政府は6月30日、国内電力2位のタウロンの持ち株20%をワルシャワ証券取引所に新規上場した。欧州の信用不安が強まるなか需要は低く、新規株式公開(IPO)に伴う株式の売り出し価格は、仮条件下限の1株当たり5.13

Bayerische Motorenwerke AG(BMW)―EVコンセプトを初披露―

高級車大手のBMW(ミュンヘン)はこのほど、同社が開発中の電気自動車(EV)「メガシティ・ヴィークル(MCV)」の構想を明らかにした。シャシにアルミニウム、車体に炭素繊維素材を採用し、約300キロに上るバッテリーの重量を

Eon AG―スイス同業から資本撤退―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は1日、スイスの発電大手BKW FMB Energieから資本を引き揚げると発表した。保有する株式21%を売却し、有利子債務の返済に充てる。Eonは現在、事業売却を通した債務の

5月輸入物価上昇率8.5%、10年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が25日発表した2010年5月の輸入物価指数は前年同月比で8.5%上昇し、2000年11月以来およそ10年ぶりの大きな上げ幅となった。石油価格の上昇とユーロ安が主な押し上げ要因で、原油と石油製品を除いたコ

エネルギー・環境政策のジレンマを学会が指摘

ドイツ物理学会(DPG)はこのほど、ドイツの電力供給動向に関する研究報告書を発表、再生可能エネルギーによる発電の規模は不十分で、化石燃料への依存度は依然として高いと指摘した。そのうえで、原発廃止政策を二酸化炭素(CO2)

省エネ住宅向けの政府支援、7月から条件が厳しく

政府系金融機関の独復興金融公庫(KfW)は省エネ住宅の新築・改築向け低利融資の適用条件を7月から厳しくする。また、政府は来年度から省エネ住宅向けの助成予算を4億5,000万ユーロに半減することを計画しており、住宅分野での

温室効果ガス削減、EUの数値目標に疑問の声

欧州連合(EU)の成長戦略「欧州2020」に盛り込まれた温室効果ガス削減目標に関し、ポーランドから懐疑的な声が挙がっている。EUの情報サイトEurActivが24日報じた。 \ EUは17日の首脳会議で、今後10年間の成

スイス電力リパワー、ルーマニア同業を買収

スイスの電力会社リパワーがルーマニアの同業Elcomexを買収する。まず7月にElcomexの株式80%を取得する予定。その後残り20%も取得し、完全買収する。買収額は明らかにされていない。買収にはルーマニアの独禁当局の

FSK、送電網近代化に9千億ルーブル

ロシアの連邦送電会社(FSK)は、スマートグリッド(次世代送電網)の整備を中心とする送電網の近代化に、今後5年間で総額9,190億ルーブルを投じる方針だ。ブダルギン最高経営責任者(CEO)が18日明らかにした。 \ ブダ

日産、独のEV普及へ電力大手と提携

日産自動車は21日、独電力大手RWEがドイツで推進している電気自動車(EV)の普及に向けたパートナーシップに参画すると発表した。同パートナーシップには日産のパートナーである仏ルノーがすでに参加している。 \ RWEは20

ダイムラーとEnBW、Eモビリティーの大型プロジェクトで協力

独自動車大手のダイムラーと独エネルギー大手のEnBWは18日、ドイツのバーデン・ビュルテンベルク州で「Eモビリティー」の大型プロジェクトをスタートさせた。実施期間は2011年末まで。法人、個人、公的機関を対象に実用走行試

風力発電シェア、EU再可エネの50%に

風力発電は今後20年以内に欧州連合(EU)で最も利用される再生可能エネルギーとなる見通しだ。ドイツ機械工業連盟(VDMA)の最新調査レポートによると、風力の発電能力は2007年5万6,500メガワット(MW)から2030

CEZ、ポーランドで風力発電所建設を検討

チェコ電力最大手CEZがポーランドで風力発電所の建設を計画している。Tomas Pleskac副社長はこのほど、同社がルーマニアのコンスタンツァ県に建設しているフンティネレ風力発電所と同規模の大型風力発電所を、ポーランド

風力タービンのウィンデックス、ルーマニアに工場

風力タービンを手がけるスイスのウィンデックスは、ルーマニア南東部コンスタンツァに工場を建設する。現地メディアファクス通信が16日報じた。 \ ウィンデックスのルーマニア現地法人のシミオン社長によると、新工場への投資額は2

独PNE Wind、南東欧事業拡大

風力発電プロジェクトのデベロッパーである独PNE Windがルーマニアとブルガリアで事業拡大を計画する。ルーマニアには同国子会社を通じて6億2,200万ユーロを投資し、風力発電所4カ所を建設する。発電能力は計366メガワ

モンテネグロ、風力発電事業を推進

モンテネグロが風力発電事業を推進している。同国経済省によると、過去2年で5社が風力測定の許可を申請。うち2社は同省が行う風力発電の建設地入札を落札し、数年内に風力発電事業を実施する予定だ。政府は数カ月内に風力電力の固定買

ZF Friedrichshafen AG―風力発電市場に参入―

自動車部品大手の独ZF Friedrichshafen (フリードリヒスハーフェン)は17日、風力発電用ギアボックス市場に参入すると発表した。米ジョージア州ゲインズビルに工場を設置して2012年初頭から操業を開始、長期的

日産自動車―EV普及に向け独電力大手RWEと提携―

日産自動車は21日、電力大手RWEがドイツで推進している電気自動車(EV)の普及に向けたパートナーシップに参画すると発表した。同パートナーシップには日産のアライアンスパートナーである仏Renaultがすでに参加している。

スウェーデンが「脱原発」転換、議会が法案可決

スウェーデン議会は17日、30年間にわたって禁止してきた原子力発電所の新規建設を、2011年1月から許可する法案を可決した。同国では1980年に実施された国民投票により、国内に10カ所ある原発が今年以降、老朽化に伴って段

墺EVN、クロアチアでガス事業を拡大

オーストリアのエネルギー大手EVNはこのほど、クロアチアのシベニク=クニン郡に天然ガスを30年間供給する契約をまとめた。契約額は2億クーナ(2,750万ユーロ)。同社は昨年、隣接するザダル郡とスプリト=ダルマチア郡でも計

ロスアトム子会社、加ウラン大手を傘下に

ロシア原子力公社(ロスアトム)の鉱業部門であるアトムレドメトゾ-ラタ(ARMZ)は8日、カナダのウラン生産大手ウラニウム・ワンと資産交換で合意したと発表した。ARMZがウラニウム・ワンへの出資比率を51%以上に引き上げる

加ウラン大手カメコ、カザフでの生産倍増へ

カナダのウラン生産大手カメコは、カザフスタン原子力公社(カズアトムプロム)と共同開発している南カザフスタンのインカイ鉱山の生産量を将来的に現在の約2,000トンから4,000トンに引き上げる考えだ。9日付けの『モスクワ・

RWE

エネルギー大手の独RWEは今後、石炭発電所の建設を新たに計画しない意向だ。レオンハルト・ビルンバウム取締役(戦略担当)が15日付『ベルリナー・ツァイトゥング』紙に対し明らかにした。石炭発電への風当たりが強く、採算の取れる

太陽熱設備メーカー、助成の一部凍結で苦境に

太陽熱を利用する暖房や給湯設備の製造業者が政府の助成凍結措置を受け苦境に立たされている。独ソーラー業界連盟(BSW)によると、5月だけでも太陽熱設備業界の需要は約3分の1減少したという。一方、太陽光発電(PV)設備業界は

エネルガ買収に8社が名乗り

ポーランド財務省は1日、国営電力会社エネルガの買収に国内外の8社が名乗りを上げたと発表した。具体的な社名や買収提示額は明らかにしていない。政府は今回、エネルガ株82.9%を放出する計画。業界アナリストは同社の資産価値を最

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