ドイツ経済ニュース

ラインメタル―ティッセンクルップの軍用船部門など買収か―

軍用品・自動車部品大手の独ラインメタル(デュッセルドルフ)がティッセンクルップの軍用船部門などを買収するとの観測が浮上している。消息筋の情報として経済紙『ハンデルスブラット』が12日付で報じた。両社はコメントを控えている […]

ダナハー―スイスのインプラント大手を買収―

産業・環境・医療機器大手の米ダナハーは15日、歯科インプラントの有力企業であるスイスのノーベル・バイオケアを完全買収する方針を明らかにした。歯科事業を強化する狙い。買収計画はノーベル・バイオケアの経営陣に支持されており、

ヴィンタースハル―北海で権益取得―

独BASF傘下の石油・天然ガス大手ヴィンタースハル(カッセル)は12日、ノルウェー国営エネルギー会社スタトイルから石油・天然ガス田などの権益を取得することで合意したと発表した。同社はノルウェーとロシアを中心とする石油・天

レナ・ランゲ―自己管理型の経営再建を申請―

墺投資会社ルーディギーア・ウント・パートナー傘下の独高級婦人服メーカー、レナ・ランゲが9日、ミュンヘン区裁判所に自己管理型の経営再建手続きの適用を申請したことが分かった。経営悪化の理由は明らかにされていない。同社は事業拡

アルディ―英店舗数を21年までに倍増―

ディスカウントスーパー大手の独アルディが英国の店舗数を2021年までに現在の530カ所から約1,000カ所に拡大する。同国事業が好調なため。他のスーパーは同社と独リドルの価格攻勢を受けて苦戦を強いられており、英市場の競争

ロケット・インターネット―年内IPOへ―

出資対象をネットビジネス分野のスタートアップ企業に絞った独投資会社ロケット・インターネット(ベルリン)は10日、株式公開(IPO)計画を発表した。市場資金を事業の拡張に充てる考えで、年内にもフランクフルト証券取引所のエン

RWE

エネルギー大手の独RWEが発電部門のコスト削減目標を引き上げる。地方紙『ライニッシェ・ポスト』が12日付で報じ、広報担当者が追認した。これまでは同部門のコスト削減額を8億ユーロに設定していたが、利益が大きく落ち込んでいる

メルク

製薬大手の独メルクは12日、非小細胞肺がん治療薬「テセモチド」の開発を中止すると発表した。日本で実施した治験で十分な薬効が確認されなかったため。同薬の開発が不発に終わったことで、臨床試験の最終段階(フェーズ3)にあるメル

独カメラ市場、売上減少率が低下

独カメラ産業連盟(PIV)は11日、今年の国内カメラ売上高が14億5,300万ユーロとなり、2年連続で減少するものの、減少幅は前年の12.2%から4.6%に縮小するとの見通しを明らかにした。状況はそれほど悪くないとしてい

中古スマホの売買が活発に

スマートフォンの新機種が話題となるなかで、中古スマホ市場が活況を呈している。中古の売却で得た資金を新機種購入に充てるユーザーと、「お古」で十分というユーザーのニーズがマッチしているためだ。15日付『ヴェルト』紙が報じたも

セキュリティがスマート家電の大きなカギに

スマート家電への関心が高まるなか、メーカーが自社製品のセキュリティ対策に取り組んでいる。出先から操作できる利便性にはハッカー攻撃の可能性が常に付きまとうためだ。深刻な被害が出ると、消費者がスマート家電の購入をためらう恐れ

アウディの中国販社にカルテル制裁金

中国の独禁当局は11日、独高級車大手アウディの中国販売会社にカルテル制裁金およそ2億5,000万人民元(約3,100万ユーロ)を科すと発表した。ディーラーと共謀して新車、交換部品、サービス価格を吊り上げていたため。同様の

コンクリート平板メーカー14社にカルテル制裁金

ドイツ連邦カルテル庁は11日、コンクリート平板メーカーが違法なカルテルを結んでいたとして計14社と関与した17人に合わせて620万ユーロの制裁金支払いを命じると発表した。同カルテルでは調査がすでに終了した6社(と関与した

交通・倉庫業界の売上成長率、第2四半期はやや鈍る

連邦統計局が10日発表した独交通・倉庫業界の2014年第2四半期の売上高は前年同期比の伸び率が1.5%となり、第1四半期の同2.2%からやや縮小した。前期比(営業日数・季節調整値)は0.4%減で、2四半期ぶりに後退してい

独・チリ海運大手の合併、欧州委が条件付き承認

欧州連合(EU)の欧州委員会は11日、海運大手の独ハパグロイドとチリのコンパニア・スド・アメリカーナ・デ・バポレス(CSAV)の合併計画を承認したと発表した。CSAVが定期コンテナ船運航のコンソーシアムから脱退することが

住宅購入年齢が上昇、平均40歳に

消費者の住宅購入年齢が上昇している。晩婚化・晩産化を受けて子育てに必要な広い住宅が必要になる年齢が上がっているためだ。不動産金融ポータル、インターヒプのデータをもとに『ヴェルト』紙が報じたところによると、住宅購入の平均年

公的年金の支払い準備金が減少

公的年金の管理機関である独年金保険連盟(DRV)は12日、8月末時点の支払い準備金が約337億ユーロとなり、過去最高となった前月末から6億ユーロ減少したと発表した。7月1日付で年金支給額が引き上げられるとともに、年金改革

学位取得者が10年連続増加

ドイツの大学で学位を取得した学生数は昨年43万6,420人で、前年を5.6%上回った。増加は10年連続。内訳はドイツ人が39万5,100人、外国人が4万1,300人だった。 最も多い学位は学士で、全体の47.5%を占めた

開発相が大手企業の途上国事業を批判

ドイツのゲルト・ミュラー経済協力・開発相は9日、ベルリン商工会議所の催しで演説し、国際的な企業の途上国事業のあり方に疑問を投げかけた。名指しを避けながらも石油メジャーのシェルとスポーツ用品大手のアディダスを批判した。ミュ

事実上の退職者を解雇できるか

ドイツには高齢者パートタイム(Altersteilzeit)という制度がある。高齢労働者の労働時間を半減するというもので、企業の人員削減の際によく利用される。被用者の側から適用を申請することもできる。 同制度の利用方法は

保険会社の支払い能力強化へ、法案を閣議決定

ドイツ政府は3日の閣議で、保険会社の監督に関する法案を承認した。運用資産のリスクの度合いに応じた資本の積み立てを保険会社に義務付けることで、運用が大幅に悪化しても保険金を支払えるようにする考え。経営破たんの危機に陥った保

輸出高が千億ユーロを初突破

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年7月の輸出高は前年同月比8.5%増の1,010億ユーロ(暫定値)となり、12年10月以来の高い伸びを記録した。1,000億ユーロの大台に乗ったのは他の月も含めて初めて。夏季休暇のス

製造業受注、7月は大幅増に

ドイツ連邦経済省が4日発表した2014年7月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比4.6%増(暫定値)となり、13年6月以来の大きな伸びを記録した。増加は3カ月ぶり。大型受注が平均水準を大幅に上回

製造業売上2カ月連続増加、7月+1%に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年7月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.0%増となり、2カ月連続で上昇した。ユーロ圏外は0.7%減となったものの、ユーロ圏(国内を除く)と国

第2四半期人件費+1.7%、5四半期ぶりの大きな上昇に

ドイツ連邦統計局が8日発表した製造業とサービス業の第2四半期の人件費指数(営業日数調整値)は前年同期比の伸び率が1.7%となり、前期(第1四半期)の同0.5%を大幅に上回った。増加幅は5四半期ぶりの高水準。同指数を構成す

ECBが追加利下げ決定、ABSなどの購入開始も

欧州中央銀行(ECB)は4日に開いた定例政策理事会で、追加金融緩和を決めた。ユーロ圏の景気停滞、デフレ懸念に対応するもので、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を現行の0.15%から0.1ポイント引き下げ、過去最低

ダイムラー―中国合弁がEV生産開始―

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は9日、中国同業の比亜迪汽車(BYD)と共同で設立した合弁会社、深センBYDダイムラー・ニュー・テクノロジー(BDNT)が電気自動車(EV)「騰勢(DENZA)」の生産を開始し

モーベル―タクシーアプリ会社など買収―

自動車大手の独ダイムラーは3日、モビリティ支援サービス子会社モーベル(Moovel、ラインフェルデン・エヒターディンゲン)が、アプリを利用したタクシー配車サービスを提供する独企業インテリジェント・アプス(Intellig

ドイツテレコム―固定・移動通信の一体料金を導入―

電気通信大手のドイツテレコム(ボン)は5日、固定網通信と移動通信を一体化した新しい料金体系「マゲンタ・アインス(Magenta Eins)」を発表した。割安感のある固定料金としたほか、付加サービスも提供。新規顧客を獲得す

ユナイテッド・インターネット―同業買収―

独電気通信サービス大手のユナイテッド・インターネット(モンタバウアー)は3日、出資先の同業企業フェルザテル(Versatel)の資本74.9%を投資会社KKRから取得し、完全子会社化すると発表した。フェルザテルは光ファイ

ボナフェルデ―焙煎機能付きコーヒーメーカー発売へ―

ベルリンのスタートアップ企業ボナフェルデ(Bonaverde)が自社開発の焙煎機能付きコーヒーメーカーを世界で初めて販売する計画だ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、予約販売した製品の引き渡しを今秋にも

RWE―洋上風力発電パークを合弁化、資金難で―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は4日、北海に建設予定の風力発電パーク3カ所を、再生可能エネルギー子会社RWEイノジーがカナダの電力会社ノースランド・パワーとの合弁に切り替えると発表した。RWEは債務圧縮に向けて再可

サノフィ―デング熱ワクチン開発に成功―

製薬大手の仏サノフィ(パリ)は3日、デング熱ワクチンの開発に成功したと発表した。臨床試験の最終段階であるフェーズ3で成果が上がっており、来年下半期に市場投入する考えだ。デング熱にはこれまでワクチンがなかった。 ラテンアメ

エボテック―マイルストーン収入が入らない恐れ―

独バイオ企業エボテック(ハンブルク)は9日、イスラエルの同業アンドロメダ・バイオテックから今年、入金予定のマイルストーン340万ユーロを取得できない恐れがあると発表した。アンドロメダとは現在、協議しているものの、取得不能

ルフトハンザ・カーゴ―日欧間の航空貨物でANAと合弁―

ルフトハンザ航空の航空貨物子会社ルフトハンザ・カーゴ(フランクフルト)は3日、日欧間の航空貨物事業をANAと共同化すると発表した。ANAは同日、国土交通省からATI(独占禁止法適用除外)の認可を受けおり、両社は今月中に合

ヒューゴ・ボス―投資会社パーミラの出資比率50%未満に―

高級アパレル大手の独ヒューゴ・ボス(メッチンゲン)は2日、英投資会社パーミラが同社株11.2%を放出すると発表した。これによりパーミラの出資比率は50%プラス1株から39%弱に低下。ヒューゴ・ボスの浮動株比率は59%に上

ツァランド―IPOへ―

ネット通販大手の独ツァランド(ベルリン)は3日、新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。調達資金を事業の拡大に投じる考えで、上場環境が悪化しなければ年内にも株式市場にデビューする。ロイター通信が消息筋の情報として報じ

ビルフィンガー―利益予測引き下げ、今年3度目―

建設大手の独ビルフィンガー(マンハイム)は3日、2013年の利益見通しを引き下げた。下方修正は今年3度目。同社ではコッホ前社長が利益見通しを短期間のうちに2度、下方修正した責任を負って8月上旬に辞任したばかりで、同社に対

フラポート―リュブリャナ空港買収―

フランクフルト国際空港を運営するフラポートは5日、スロベニアのリュブリャナ空港の資本75.5%を、国営会社を中心とするコンソーシアムから買収すると発表した。取引金額は1億7,710万ユーロ。リュブリャナ空港はバルカン各地

ドイツ銀行―オープンエンド型不動産ファンド立ち上げ―

独民間最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)は8日、オープンエンド型不動産ファンド(OIF)「グルントベジッツ・フォークス・ドイチュラント」を10月1日から販売すると発表した。低金利を背景に実物投資の需要が個人投資家の

ティッセンクルップ

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは5日、伊ステンレス鋼子会社アッチャイ・スペチャーリ・テルニ(AST)の経営再建に向けて従業員2,600人のうち550人を整理するとした計画の凍結方針を明らかにした。イタリア政府などの

MAN

トラック大手の独MANが操業短縮に踏み切ることが8日、明らかになった。需要が低迷しているためで、10月から来年1月まで実施する。対象となるのは独ザルツギターと墺シュタイル工場で、それぞれ2,000人の社員が影響を受ける。

ボッシュが日系企業とのカルテルを通報、ブラジル当局に

自動車部品大手の独ボッシュが日本特殊陶業と長年にわたってカルテルを結んでいたとして、ブラジルの独禁当局である経済擁護行政委員会(CADE)に自己告発したことが分かった。ボッシュの広報担当者は『ハンデルスブラット』紙の問い

スマホ普及が後押し、スマート家電が主流に

欧州最大の家電見本市IFAが5日、ベルリンで開幕した。今年は家電のネットワーク化が最も関心を集めており、民生通信エレクトロニクス協会のハンスヨアヒム・カンプ監査役会長は「インターネットに接続できない製品をIFA(会場)で

携帯電話の相互接続料金を引き下げへ

独連邦ネットワーク庁は3日、携帯電話向け相互接続料金の引き下げ計画を発表した。1分当たりの料金を12月1日付で現在の1.79セントから同1.72ユーロに引き下げることを国内の通信会社に義務化。来年12月1日にはさらに1.

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