新興諸国向け企業戦略コンサルティング会社のGlobalone(ケルン)はこのほど、BRICs諸国におけるドイツ製品のブランド力に関する調査結果を明らかにした。それによると、人気ブランドでは上位5位を自動車が独占。また、認知度ではBMW、購入経験度ではアディダスがそれぞれトップとなった。
\Globaloneは市場調査機関に委託して、ブラジル、ロシア、インド、中国の20都市に住む消費者あわせて4,000人を対象に聞き取り調査を実施。ドイツブランドの認知度のほか、これまでに購入したことのあるブランド、好きなブランドをたずねた。
\「ドイツブランドと聞いて思い浮かべるのは?」との質問に対し、即座に1ブランド以上の名前を挙げることのできた消費者は72%に達した。
\最も認知度が高かったブランドはBMW(自動車)で、消費者の認知度は89%に達した。2位はメルセデス・ベンツ、3位はアディダスだった。
\これまでに購入したことのあるドイツブランドではアディダスが89%でトップ。2位以下にはニベア、プーマ、シーメンス、ボッシュがつけた。
\ドイツブランドを評価・信頼する理由を質問したところ、品質、信頼性、性能の高さを挙げた人が多数を占めた。カスタマーサービス、高級感、耐久性(製品寿命の長さ)についても評価が高い。また、日本、アメリカおよびBRICs諸国の競合ブランドよりドイツブランドを高く評価する消費者も多かったという。
\