フランクフルト証券取引所は12月28日に年内最後の取引を終えた。DAX(ドイツ株価指数)は7,612.39で引け、1年間の上げ幅は29.1%を記録。2003年以来の高水準を記録した。先進諸国の低金利と債券投資の難しさを背景に投資マネーが株式に集まっていることが反映された格好だ。金融市場の状況は2013年も大きく変わらない見通しのため、市場関係者はDAXの上昇基調が今後も続くと予想している。
\DAX採用30銘柄のうち27銘柄が上昇した。最も上昇率が大きかったのは自動車大手コンチネンタルで81.9%を記録。これに化学大手ランクセス(同66.2%)が続いた。ともに1ランク下のMDAXから浮上したばかりの銘柄だ。
\一方、エネルギー大手のエーオンは15.1%低下した。減配方針を打ち出したことが響いた格好。同じ理由でドイツテレコムも2.6%下がった。
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