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2013/1/9

企業情報

Rudolf Woehrl AG―同業SinnLeffersを買収―

この記事の要約

衣料品を製造し直営店で販売する製造小売事業者のWoehrl(ニュルンベルク)は4日、同業SinnLeffersを投資会社Deutsche Industrie-Holding(DIH)から買収すると発表した。買収により店舗 […]

衣料品を製造し直営店で販売する製造小売事業者のWoehrl(ニュルンベルク)は4日、同業SinnLeffersを投資会社Deutsche Industrie-Holding(DIH)から買収すると発表した。買収により店舗網をドイツ全国に張りめぐらす。買収金額は非公開。取引は独禁当局の承認を経て成立する。

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SinnLeffersは大手デパートKarstadtの元子会社で、2005年にDIHが買収。08年には自己管理型の会社更生手続きに踏み切り、事業規模を大幅に縮小した。店舗数は現在22カ所で、以前の47カ所から減少。従業員数も4,000人から2,000人に半減した。独西部のノルトライン・ヴェストファーレン州を中心に事業を展開しており、年商は3億ユーロ強に上る。利益を確保しているという。

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Woehrlは南部と東部を中心に計38店舗を展開している。従業員数は2,000人。SinnLeffersを買収すると売上高は6億ユーロ強に倍増する。

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SinnLefferとは事業地域の補完性が極めて高く、両社の店舗が重複する都市はドレスデン、マクデブルク、ミュンヘンの3カ所に限られる。買収後も両ブランドと全店舗を維持する意向だ。

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